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紙の本
しょうがの味は熱い (文春文庫)
著者 綿矢 りさ (著)
結婚という言葉を使わずに、言いたいことを言うのは難しい。「私たちこれからどうするの」―いつも疲弊している絃と同棲して一年近くになる奈世。並んで横たわる二人の思考は、どんど...
しょうがの味は熱い (文春文庫)
しょうがの味は熱い
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商品説明
結婚という言葉を使わずに、言いたいことを言うのは難しい。「私たちこれからどうするの」―いつも疲弊している絃と同棲して一年近くになる奈世。並んで横たわる二人の思考は、どんどんかけ離れてゆく。煮え切らない男と煮詰まった女。トホホと笑いながら何かが吹っ切れる、すべての迷える男女に贈る一冊。【「BOOK」データベースの商品解説】
とんとん拍子で同棲までこぎつけた。それだけで満足するべきなんだけど、半年も一緒に住めば「その先」が気になって…。表題作ほか、「自然に、とてもスムーズに」を収録。煮え切らない男と煮詰まった女の物語。【「TRC MARC」の商品解説】
同棲=結婚じゃないの?!
煮え切らない男・絃と煮詰まった女・奈世が繰り広げる現代の同棲物語。トホホ笑いの果てに何かが吹っ切れる、迷える男女に贈る一冊。【商品解説】
煮え切らない男・絃と煮詰まった女・奈世が繰り広げる現代の同棲物語。トホホ笑いの果てに何かが吹っ切れる、迷える男女に贈る1冊。【本の内容】
収録作品一覧
しょうがの味は熱い | 7−61 | |
---|---|---|
自然に、とてもスムーズに | 63−166 |
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電子書籍
憧れの東京にやって来たものの
2022/03/17 13:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
1Kのアパートで怠惰な生活を送る、小林奈世は異色のヒロインですね。結婚とも同棲とも微妙にズレた、田畑絃との関係性が心地よかったです。
紙の本
笑いながら、痺れる
2016/01/07 09:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:髭マス - この投稿者のレビュー一覧を見る
実は、綿谷りさ初読み。
だってねぇ、「若い人の感性」を「瑞々しく描かれて」も、この歳じゃ同調したふりしたって格好悪いだけだし、かといって、反感持つわけでもないから、読むスタンスつくるの難しいんだよねえ。
だからってさ、「そんな昔もあったねと、笑って話」したって仕方がないしなあ。
でも、「綿谷りさが好きだ」という若い娘さんがけっこうがいたりするので、文庫化を機会に、とりあえず読んでみたのよっ。
で?・・・・・・あれっ??・・・面白いじゃん。
オレ、もうじき還暦迎えるジジイだし、もちろん「迷える男性」じゃないけどさ、でも、ほんとうに笑えるわっ。
要は、どうレッテル貼ってもいいんだけど、
「自分は悪くない」
「悪いのは相手」
「私の気持ちをどうして(相手は)わかってくれないの?」
・・・・こんなに好きなのに、こんなに我慢してるのに、こんなに働いてるのに、こんなに尽くしているのに・・・・な恋人たちのモノローグ小説。
爆笑ですねえ。
世の中、そこいら中に溢れている、恋する二人の怨嗟の声!!
自分たちだけが特別に不幸な、特別な、ハ・ナ・シ。
そうした、もうほとんど、ベッタベタの漫才のような「ハナシ」を、非常に上質な、神経の行き届いた日本語で読ませてくれる。
これは、愉しいし、相当怖ろしい。
例えばこんな文章が、さりげなく置かれている。平仮名と漢字の使い方の妙。笑いながら、痺れる。
「風に吹かれて、公園の木がザアと立てる音さへ、心を波立たせる。ひからびていた絃を好きという気持ちが水でもどした乾燥わかめのようにみるみるうるおいをとりもどして、心をすきまなく埋めていきました。」(絃は主人公の名前)
おまけに文庫解説は、サントリー学芸賞「文学を〈凝視〉する」の安倍公彦(まさひこ、と読むんですよん)が書いていたりする。さすがに上手だっ!!言いえて妙!
<豪華おまけ付き>みたいなもんだ。まいっちゃうなあ
紙の本
自然にがいいかもね。
2015/07/04 23:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:通りすがりの本読み - この投稿者のレビュー一覧を見る
一番はじめに思ったのは、どうして弦は奈世が転がり込んできたことをよしとしたのでしょうってこと。
二篇の連作ではあるものの発表に約2年程の間があるらしい。
煮え切らない男と、煮詰まった女。
弦の『結婚は連帯保証人』という考え方は、そういう考え方もあるのかと感心した反面、『連帯保証人にはなるな』と弦に教えた親父は結婚してんだよね。
なんか弦の考え方にも矛盾をかんじる。結局、奈世のお父さんの『自然にスムーズに』というのが本当かもしれないですね。
紙の本
生姜
2019/09/20 07:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:桃色 - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛と相性は違う。という言葉が印象に残りました。