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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2015/05/26
  • 出版社: 文藝春秋
  • サイズ:20cm/359p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-390269-2

紙の本

原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年

著者 堀川 惠子 (著)

【石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞草の根民主主義部門(第15回)】【大宅壮一ノンフィクション賞(第47回)】広島の平和記念公園にある原爆供養塔には、7万人もの被爆者の...

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原爆供養塔 忘れられた遺骨の70年

税込 1,925 17pt

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商品説明

【石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞草の根民主主義部門(第15回)】【大宅壮一ノンフィクション賞(第47回)】広島の平和記念公園にある原爆供養塔には、7万人もの被爆者の遺骨がひっそりとまつられている。氏名や住所がわかっていながら、なぜ無縁仏とされたのか。引き取り手なき遺骨の謎をたどる本格ノンフィクション。【「TRC MARC」の商品解説】

広島の平和記念公園の片隅に、小山のような塚がある。「原爆供養塔」だ。地下には引き取り手のない原爆被害者の遺骨が収められている。その数、七万柱。訪れる人もまばらなこの塚を、半世紀にわたって守ってきた「ヒロシマの大母さん」と呼ばれる女性がいた。

95歳の佐伯敏子さんは供養塔に日参し、塚の掃除をし、訪れる人に語り部として原爆の話をしてきた。佐伯さんも被爆者のひとりで、母を探しに投下直後の広島市内に入って放射能を浴び、原爆症に苦しむことになった。佐伯さんと供養塔との関わりは、養父母の遺骨が供養塔で見つかったことがきっかけだった。納骨名簿を調べ、骨壺を一つ一つ点検し、遺骨を家族のもとへ返していく作業を、佐伯さんは一人で続けてきた。その姿勢が行政を動かし、多くの遺骨の身元が判明した。しかし、1998年に佐伯さんは病に倒れ、寝たきりになってしまう。

著者が佐伯さんと出会ったのは、そんな矢先だった。佐伯さんの意志を継ぐかのように、供養塔の中の、名前が判明している「816」の遺骨の行方を追う作業を始める。名前、年齢、住所まで書かれているのに、なぜ引き取り手が現れないのか? そんな疑問から始まった取材は、行政のお役所的対応やプライバシーの問題、そして70年の歳月という分厚い壁に突き当たる。しかし、著者は持ち前の粘り強さを発揮し、遺骨の行方を一つ一つ追っていく。

すると、存在しないはずの「番地」や「名前」が現れ、祭られたはずの死者が「実は生きていた」など、まるで推理小説のような展開を見せる。また、名簿のなかの朝鮮人労働者の存在や、遺骨をめぐる遺族間の争いといった生臭い現実にも直面することになる。さらに、あの劫火の中、死者たちの名前を記録した少年特攻兵たちの存在も分かった。

あの日、広島で何が起きたのか? 我々は戦後70年、その事実と本当に向き合ってきたのか。これまで語られることのなかった、これはもう一つのヒロシマ、死者たちの物語だ。


目次

序 章

第1章 慰霊の場
1さまよう遺骨/2原爆供養塔の建立/3迷惑施設になった死者の塚/4漁協ボスの涙

第2章 佐伯敏子の足跡
1シャギリの音/2置屋からの脱走/3道場荒らし/4結婚そして母との和解

第3章 運命の日
1八月五日/2八月六日/3八月七日/4一族一三人の死/5母の首/6再会した家族/7原爆症の日々/8原爆供養塔

第4章 原爆供養塔とともに
1義父母の遺骨/2原爆供養塔の地下室/3遺骨を家族のもとへ/4自分の言葉を持つ/5姉たちとの和解

第5章 遺骨をめぐる旅
1二〇〇四年夏、似島/2二〇一三年、広島/3納骨名簿/4運命をわけた二人/5過去帳の中の戦死者/6ある弁護士の足跡/7製鐵所のある町で

第6章 納骨名簿の謎
1「おうとる方が不思議よね」/2少年特特攻兵の記憶/3似島の少年兵/4動かなかった海【商品解説】

著者紹介

堀川 惠子

略歴
〈堀川惠子〉1969年広島県生まれ。ジャーナリスト。「死刑の基準」で講談社ノンフィクション賞、「裁かれた命」で新潮ドキュメント賞、「教誨師」で城山三郎賞を受賞。

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みんなのレビュー8件

みんなの評価4.9

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

星6つ

2016/09/09 08:38

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る

「★六つ」だ
広島にある原爆供養塔は引き取り手のない遺骨が納められている。本書は、被爆した女性が供養塔の引き取り手のない遺骨の親族を探す執念とその行為に至った半生を紹介。後半は、その女性の意思を引き継いだ著者のルポルタージュ。
被爆から70年以上たっている。親族を探すのは困難を極める。こうした中、著者は全国に足を延ばさざるを得なくなる。なぜなら、広島で被爆したのは、市民だけではなく、徴兵された兵士であったり、朝鮮半島からのの出稼ぎ者であったり、従軍看護婦であったり多様だからだ。
いろいろなことを考えさせられる。
被爆の惨状や遺族の無念はもちろんだが、
本書で紹介された原爆投下はやむを得ないという昭和天皇の言葉に、「そうか?」という疑問がふつふつと沸く。無差別の殺戮はナチのホロコーストと同様の戦争犯罪ではないのか。そのことの検証がないから、使いもしない原爆が世界中に広がってしまった。被爆国の日本の首相も、オバマ大統領が核を先制攻撃に使用しないと言ったのに、「それは困る」と言ったのだとか。
木の葉のように焼き尽くされた彼らは人間だったのだ。
全世界の人たちに読んでもらいたい。

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紙の本

原爆投下は戦争犯罪

2017/10/15 14:03

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hiroyuki - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者は、今年原爆で全滅した桜隊の悲劇を扱った『戦禍に生きた演劇人たち 演出家・八田元夫と「桜隊」の悲劇』を発表したが、その下地となっていたのが本作。というより、本作があって、桜隊の悲劇に行き着いたというべきか。
 偶々この本を読み終わった後、本作の主要人物のひとりである佐伯敏子さんが亡くなったことを新聞記事で知った。ご冥福をお祈りしたい。
 しかし、広島と長崎、一般民間人が多数住んでいる場所ヘの原爆投下は、ドイツのアウシュビッツ以上の裁かれるべき戦争犯罪だろう。

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紙の本

忘れてはならない

2016/12/29 19:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦争、原子爆弾、多くの遺体、遺骨、傷ついた人々。
ひとりひとりのご遺体に、当然両親がいる、いや、いらっしゃった。
ひとりひとりの人生があった。
その他大勢ではない。万分の一ではない。

涙が止まらない。
原爆供養塔を忘れてはならない。
戦争は絶対にしてはならない。

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2015/08/01 17:09

投稿元:ブクログ

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2015/08/06 14:03

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2015/12/10 12:22

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2017/08/21 20:14

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2021/07/22 18:51

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