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商品説明
家事と育児に追われ、かつての美貌を失った高村文絵。彼女はある日、出掛けた先で見覚えのない美女に声をかけられる。大きなサングラスをかけたその女は『加奈子』と名乗り、文絵と同じ中学で同級生だというのだ。そして文絵に、あるビジネス話を持ちかけるが―。この再会は偶然なのか、仕組まれた罠か!?鎌倉で起きた殺人事件を捜査する神奈川県警捜査一課の刑事・秦圭介と鎌倉署の美人刑事・中川菜月。聞き込みで、サングラスをかけた女が現場を頻繁に出入りしていたという情報が入る…。事件の鍵を握る、サングラスをかけた謎の女とは!?日常生活の危うさ、人間の心の脆さを圧倒的なリアリティーで描く、ミステリー長篇。【「BOOK」データベースの商品解説】
殺人と巨額詐欺。交錯する2つの事件はやがて、人の狂気を炙り出す…。日常生活の危うさ、人間の心の脆さを、圧倒的なリアリティーで描くミステリー長篇。『パピルス』掲載に加筆し書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
容疑者は、ごく平凡な主婦――のはずだった。
殺人と巨額詐欺。交錯する二つの事件は人の狂気を炙り出す。戦慄の犯罪小説。
人が罪を犯すのに、理由などいらない……。
大藪春彦賞作家が描く、戦慄の犯罪小説!!
家事と育児に追われ、かつての美貌を失った高村文絵。彼女はある日、趣味の懸賞でデイナーショーのチケットを手にした。参加した会場で、サングラスをかけた見覚えのない美女に声をかけられる。女は『加奈子』と名乗り、文絵と同じ中学で同級生だというのだ。そして、文絵に恩返しがしたいとある話を持ちかけるが――。一方、鎌倉に建つ豪邸で、殺人事件が発生。被害者男性は、頭部を強打され凄惨な姿で発見された。神奈川県警捜査一課の刑事・秦圭介は鎌倉署の美人刑事・中川菜月と捜査にあたっていた。聞き込みで、サングラスをかけた女が現場を頻繁に出入りしていたという情報が入る……。日常生活の危うさ、人間の心の脆さを圧倒的なリアリティーで描く、ミステリー長篇。【本の内容】
著者紹介
柚月 裕子
- 略歴
- 〈柚月裕子〉1968年岩手県生まれ。「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。「検事の本懐」で第15回大藪春彦賞を受賞。他の著書に「朽ちないサクラ」など。
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紙の本
一気読みの作品
2015/08/08 13:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
巧みなストーリーテリング、二転三転する筋のおもしろさ。この作者の作品としては最初に読んだ検事物のような骨太さには欠けるが、緻密なプロットと手に汗握る話の勢いは磨きがかかっている。ネタバレになるので内容は書かないが、このミステリには登場人物のある症状が深く関わっており、その扱い方が非常に興味深い。ある程度予測しながら読んでいるつもりでいても、途中であっと驚かされた。終盤の事件解決は怒涛の勢いといっていいほど一気呵成に進むが、このミステリの主眼はむしろ事件の過程にあると思うので、描き方としてはこの点もよかった。読み終わる頃には表題のつけ方の巧さにもため息をつく。
紙の本
警察小説のシリーズ化は如何?
2018/09/21 18:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
佐方検事シリーズで一躍名を挙げた柚月が放つ小説である。間もなく文庫化されるそうである。柚月はどんな分野の小説を書くのかがまだ定まっていないようであるが、警察、検察に絡んだもの、あるいはそれに関するミステリーといえば大雑把過ぎるかもしれない。
本書は警察あるいは殺人事件絡みである。事件の発見シーンがなかなか見事に出来ている。しかも全く異種の事件の発生出るところが面白い。その異種の事件がつながるところが味噌である。最初の殺人事件の発生場所は鎌倉・七里ガ浜の別荘だった関係から、神奈川県警と鎌倉署の合同捜査である。
鎌倉署に捜査本部が設置され、県警捜査一課の警部補と鎌倉署の若い女性刑事のコンビが二つの事件を紐解いていく。ストーリーだけをみれば、随分手間をかけて読者に理解させていると見えるかもしれない。しかし、自分が本当に捜査に加わっている如く、リアルに描かれているところが本書の特徴であろう。
最近テレビで見た番組で、著名人の小中学校の同級生が今何をしているかをテーマにしているものがあった。本書のツボはこの連鎖である。犯人はその連鎖の最も遠い端を担っているのだが、それだけ離れていれば自分の正体は分からないと踏んだようだが、それを捜査本部、2名の捜査員が突き止めてしまう。
その過程が面白いのである。捜査本部の通常の捜査がどこまできめ細かく行われるのか、あるいは部下の足で稼いだ材料を捜査一課長や管理官がどの程度取り上げるのかは不明である。しかし、それが上手くいく例が本書であると言えるのであろう。通常はここまでやっているのかどうか分からない。
ここで登場する若い女性刑事は大変気が利き、相棒の警部補が珍しく感心する場面が描かれている。このコンビもシリーズ化してはどうであろうか。いずれにしても佐方検事シリーズのように、この神奈川県警の2人をまた登場させてもらいたい。
紙の本
さあどうでしょう
2018/11/30 13:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ガンダム - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容は一切触れません。一つ言えることは前半部分がそれぞれ伏線になって
来ます。面白いかどうかは袋とじにします。読むか読まないか。