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シンデレラたちの罪 (創元推理文庫)
著者 クリスティーナ・オルソン (著),ヘレンハルメ美穂 (訳)
女の子は座席で眠っていた。途中駅でホームに降りた母親を置いて列車は出発、終点で確認したときには、女の子は消えていた…。捜査にあたったストックホルム市警の敏腕警部は、少女の...
シンデレラたちの罪 (創元推理文庫)
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商品説明
女の子は座席で眠っていた。途中駅でホームに降りた母親を置いて列車は出発、終点で確認したときには、女の子は消えていた…。捜査にあたったストックホルム市警の敏腕警部は、少女の母親の別居中の夫に目をつけた。どうやら母親は、夫に暴力をふるわれていたらしい。だが彼の部下フレデリカは違和感を感じていた。世界27か国で刊行、大好評を博したデビュー作シリーズ第一弾。【「BOOK」データベースの商品解説】
列車に乗っていたはずの少女が消えた。捜査にあたったストックホルム市警の警部アレックスは、少女の母親の別居中の夫に目をつけた。母親は、夫に暴力をふるわれていたらしい。だが、警部の部下フレデリカは違和感を感じ…。【「TRC MARC」の商品解説】
座席で眠る少女。途中駅でホームに降りた母親を置いて列車は出発。終点で気づいた時には少女は消えていた……。世界27か国で刊行、大好評を博したデビュー作シリーズ登場!【商品解説】
女の子は座席で眠っていた。途中駅での停車時間にホームに降りた母親を置いて、列車は出発してしまう。そして終点で確認したときには、女の子は消えていた……。捜査にあたったストックホルム市警の敏腕警部は、少女の母親の別れた夫に目をつけた。どうやら母親は元夫に暴力をふるわれていたらしい。だが彼の部下で変わり種の警察官のフレデリカは違和感を感じていた。世界27か国で刊行、大好評を博したデビュー作シリーズ第1弾。【本の内容】
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救われなかったシンデレラたち
2017/11/17 21:48
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投稿者:pinpoko - この投稿者のレビュー一覧を見る
北欧の王道警察小説のシリーズ第一弾。
特に目新しい点はないのだが、他の方の言っておられるように、とても読みやすくテンポがよかった。ヒロインが普通なら猪突猛進の熱いタイプであることが多いのに対し、民間出身の分析家タイプということで逆に操作チームの思い込みを修正するようなポジションにおかれているのが斬新だと思う。
ラストでは、かなり重要な決断をするヒロインだが、その過程にもやや醒めた点が感じられた。
タイトルの「シンデレラ」は、子供たちのことかと思って読んでいたが、どうもそれだけではなく(実際、誰も救われていない)、犯人やその協力者となった女性たちも含まれていると思われる。子供時代の虐待や放棄というのは、他人の人生までも破壊してしまう狂気にまで発展する可能性が高い。
こういう事件を目の当たりにした捜査チームの面々が、その後の自分の家庭生活にそれぞれの決断をくだす、その心の中に分け入ってみたかった。