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- カテゴリ:小学生
- 発売日:2016/04/26
- 出版社: 汐文社
- サイズ:27cm/1冊(ページ付なし)
- 利用対象:小学生
- ISBN:978-4-8113-2253-7
紙の本
まよいが (えほん遠野物語)
著者 柳田 国男 (原作),京極 夏彦 (文),近藤 薫美子 (絵)
小国村の貧しい家の女房が、良いふきを探して小川の上流のほうへ進むと、そこには立派な屋敷があり…。京極夏彦による新たな語りと、近藤薫美子の絵による「遠野物語」の絵本。見返し...
まよいが (えほん遠野物語)
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商品説明
小国村の貧しい家の女房が、良いふきを探して小川の上流のほうへ進むと、そこには立派な屋敷があり…。京極夏彦による新たな語りと、近藤薫美子の絵による「遠野物語」の絵本。見返しに「遠野物語マップ」あり。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
柳田 国男
- 略歴
- 〈近藤薫美子〉大阪府生まれ。絵本作家。作品に「もりへぞろぞろ」など。
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迷い家
2017/03/20 00:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たま - この投稿者のレビュー一覧を見る
まよいが、は、迷い家と書く。迷い家にあったら、なんでもいいから、なにかもって帰るといいらしい。怖い妖怪ではなく、その持ち帰った物を通して、幸せをくれるらしい。こでは持ち帰るようなことはしないんですけど。のちに、向こうから送られてきた感じです。
家に人格を持たせる怖さ
2016/08/28 10:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
柳田国男の『遠野物語』の絵本シリーズの一冊。
文は京極夏彦さん、絵は近藤薫美子さん。
作品によって絵の担当が変わるのだが、それぞれ画家の個性が作品の雰囲気を変え、それはそれで面白い。
この本にしても、白を基調にしたデッサンで怪しい雰囲気を醸し出している表紙をみても、「遠野あたりの山では、不思議なことがよく起きる」のも納得がいく。
さて、タイトルの「まよいが」であるが、私は最初「迷い蛾」みたいなものを思っていた。白い表紙が蛾の銀粉のようにも感じたせいでもある。
ところが、これは「迷い家」という漢字をあてるらしい。
昔、一人の女房が山に迷い込んで、不思議な館に入り込む。
「どこにあるのか、どうやって行き着けるのか」誰も判らないが、「迷い家は、訪れた人に幸運を授けて」くれるらしい。
この本ではその「迷い家」に入り込みながら何もとらずに村に帰った女房が、川の上流から流れてきた朱塗りの椀を拾い上げると、これがまた不思議なことにいくらでも米を生み出したという。
こういう欲のない人が、欲がないゆえにお金持ちになるという話はたくさんある。
この話もそういう話の一つだが、それが「家」という建物が生み出すというところにこの話の不思議さと怖さがあるあるような気がする。
そういえば、昔家が人間を飲み込んでしまうといったホラー映画があったと思うが、これもそういう類の怖さがある。
遠野は
2019/01/12 20:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
遠野の山では不思議なことがよくおこるそうで、確かに言葉の響きにも神秘的な感じがしますが、こんな素敵な話もあるのですね。