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紙の本
日本水没 (朝日新書)
著者 河田 惠昭 (著)
日本は世界一危険な「水害国」だ! 災害研究の第一人者が、ゲリラ豪雨や台風、洪水、津波、高潮などのメカニズムと日本の深刻な水害リスクを解説し、治水の歴史・現状と今後の対策を...
日本水没 (朝日新書)
日本水没
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商品説明
日本は世界一危険な「水害国」だ! 災害研究の第一人者が、ゲリラ豪雨や台風、洪水、津波、高潮などのメカニズムと日本の深刻な水害リスクを解説し、治水の歴史・現状と今後の対策を提示する。【「TRC MARC」の商品解説】
【自然科学/自然科学総記】災害研究の第一人者が緊急警告! 止まらぬ地球温暖化で殺人級大雨が日本を壊滅させる。豪雨のメカニズムと日本の深刻な水害リスクを解き、治水の歴史・現状と今後の対策を提示。「熊本地震」の原因や今後の課題についても考察。【商品解説】
災害研究の第一人者が緊急警告! 止まらぬ地球温暖化で“殺人級大雨”が日本を壊滅させる。豪雨のメカニズムと日本の深刻な水害リスクを解き、治水の歴史・現状と今後の対策を提示。「熊本地震」の原因や今後の課題についても考察。【本の内容】
災害研究の第一人者が緊急警告! 豪雨のメカニズムと日本の深刻な水害リスクを解き、治水の歴史・現状と今後の対策を提示。【本の内容】
著者紹介
河田 惠昭
- 略歴
- 〈河田惠昭〉1946年大阪生まれ。京都大学大学院工学研究科博士課程修了。京都大学名誉教授、人と防災未来センター長等。著書に「津波災害」など。
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震災被害を忘れないために是非おすすめ
2017/03/14 18:49
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
巨大災害を研究テーマとしてマスコミにもよく登場する河田先生の著書。東日本大震災以来、地震と津波のリスクはかなり考慮されるようになってきましたが、過去の発生頻度や被害規模から考えると、3大都市圏への高潮・洪水による被害リスクの方が断然大きいという著者の主張が展開されます。そして何より国難となり得るパターンは、南海トラフ地震と首都直下型地震が起こり、河川堤防などにダメージが残る状況で、温暖化によって強大化した台風や、豪雨による河川氾濫、高潮などが追い打ちをかける複合型災害であるというのは非常に説得力があります。「そんな酷い災害が、立て続けに起こるのか」という素朴な疑問が沸きますが、実は江戸時代末期、3年立て続けに南海地震(海溝型地震)、江戸地震(直下型地震)、江戸高潮災害が起こり、その被害による財政圧迫が江戸幕府が倒れる一因となった事実があるのです。
日本の3大都市圏が広大な地下街を持つというのは先進国でも実はかなり特殊な特徴で、それらが高潮災害の際には即、水没してしまうリスクを抱えていることなど、著者の長年の研究成果をまとめた1冊となっています。
私が大学に在学中は河田先生の授業を一度も聞いたことがなかったのですが、これからも災害リスクを広く伝える研究を続けていただきたいです。
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災害多発・激化時代をどう生きる
2016/07/22 19:43
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本は世界に冠たる災害大国だ。2011年の東日本大震災は日本や世界に大きな衝撃を与えたが、これ以降も水害、土砂災害、地震、火山噴火等の災害が相次いで発生している。悲しいことだが、死亡を含む被災者数も多く、日本各地で対応に追われている状況だ。
防災対策、防災技術は時代を経て進歩、発展してきており、世界の中ではトップクラスと言えそうだが、災害の内容は変化し、進化している。だから、現代の人間にとっては災害が発生する度に想定外の連続を経験する。一方では、著者の言われるように、昨年9月の鬼怒川の氾濫、今年の熊本地震などの例をみても、各地の住民や自治体等の対応行動は事前の準備や防災意識が十分だったようにも見えない。
「第8章 縮災、そして防災省の創設」 に著者の防災研究者としての強い想いが込められている。人が命を失うだけでなく、災害対応の拙さを契機に国家や統治体制が崩壊するという危惧を共有したい。
2015年3月仙台市で行われた、国連防災世界会議のあるパブリックフォーラムで著者が講演された内容が記憶に新しい。
災害多発・激化時代をどう生きるか?
知識・情報がいのちを助けてくれる。
自分が必要な知識を取りに行く。
勇気がなければ命を亡くす。
自分一人では安全に生きていけない。
地域コミュニティ単位で共助と互助を!
National Resilience(コミュニティの防災・減災のことで国土強靱化は誤訳)