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紙の本
自然魔術 (講談社学術文庫)
著者 ジャンバッティスタ・デッラ・ポルタ (著),澤井 繁男 (訳)
イタリア・ルネサンス後期の自然魔術師デッラ・ポルタの主著を抄訳。動物・植物の生成変化、磁石の不思議、蒸溜の方法、芳香の作り方、レンズの実験など、自然探究者・技術者としての...
自然魔術 (講談社学術文庫)
自然魔術
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商品説明
イタリア・ルネサンス後期の自然魔術師デッラ・ポルタの主著を抄訳。動物・植物の生成変化、磁石の不思議、蒸溜の方法、芳香の作り方、レンズの実験など、自然探究者・技術者としての知見が満載。【「TRC MARC」の商品解説】
イタリア・ルネサンス後期に活躍した自然探求者・技術者の著作。古代ローマの学者プリニウスの『博物誌』と並び称される。動植物の生成、磁石、女性美、蒸留、芳香、火薬、料理、狩猟、光学など、見聞と著者自身による実験観察をもとにした知識の万華鏡。黒魔術と言われる錬金術についても否定的に言及している。本書は博物誌としての歴史的意義とルネサンスから近代への思想的転換期を現している書物の抄訳。
デッラ・ポルタは16世紀から17世紀、イタリア・ルネサンス後期に活躍した自然探求者・技術者である。自然魔術師とも呼ばれる。その著書『自然魔術』は、古代ローマの学者プリニウスの『博物誌』と並び称される、自然に関する知識と観察・実験の成果をまとあげた書物である。
内容は、当時の自然観が率直に語られる一方で、動植物の生成、磁石、医術、女性美、蒸留、芳香、火薬、料理、狩猟、光学(レンズ研究)などについて、見聞と著者自身による実験観察をもとに詳細に語られている。いわば自然に関する知識の万華鏡とも言える。
デッラ・ポルタの近代科学への貢献は大きいと言われるが、その反面、黒魔術と呼ばれる錬金術についても言及されており、その技術は改良されることによって明るい見通しがつくとしている。ただし、錬金術師たちが吹聴しているようには「金」も「賢者の石」も「不老不死の妙薬」も作り出すことは不可能と断言している。
本書は博物誌としての歴史的意義とルネサンスから近代への思想的転換期を現している書物の抄訳。【商品解説】
目次
- 第一巻 素晴らしい事柄の原因について
- 第二巻 さまざまな動物の生成について
- 第三巻 新しい植物の産出について
- 第四巻 家財を増やすために
- 第五巻 金属を変えることについて
- 第六巻 偽金作りについて
- 第七巻 磁石の不思議について
- 第八巻 驚くべき治療について
- 第九巻 女性を美しくすることについて
- 第十巻 蒸留について
著者紹介
ジャンバッティスタ・デッラ・ポルタ
- 略歴
- 1538年頃生まれ、1615年没。イタリア・ルネサンス後期の自然魔術師。
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電子書籍
自然科学の一歩手前
2022/06/10 12:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藤和 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ自然科学と魔術が渾然としていた時代の本。
自然の解明を自然魔術として、色々検証したり考察したりしている。
今から考えると馬鹿らしいと思える内容もあるけど、こういった思考を辿って現代の科学があるのだなと思うと趣深い。
かなり抜けている部分が有るけれど、これは成立年代を考えると仕方ないかも。
紙の本
中世イタリアのルネサンス期の代表的な科学書の抄訳版です!
2020/03/19 11:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、中世イタリアのちょうどルネサンス期ごろにデッタ・ポルタによって著された同名著作の抄訳版です。ポルタは、『自然魔術』と題しましたが、実は「魔術」について書かれたものではなく、現在でいうところの科学について書かれています。彼自身も「自然探求者」や「技術者」と呼ばれています。原書は全20巻から構成されていますが、それぞれの巻のエッセンスだけを短くまとめられています。例えば、「第1巻 素晴らしい事柄の原因について」、「第2巻 さまざまな動物の生成について」、「第3巻 新しい植物の産出について」、「第4巻 家財を増やすために」、「第5巻 金属を変えることについて」、「第6巻 偽金作りについて」、「第7巻 磁石の不思議について」というように、「第20巻」まで続きます。ルネサンス期の代表的な科学書をこの機会にぜひ、読んでみられては如何でしょうか。