「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
魚だって考えているはずだ。でも何を、どのように? トビハゼの機嫌をとり、イイダコをけしかける…。魚が考えていることを知りたい広島大学「こころの生物学」研究室の先生と学生たちの、ローテクだけど情熱あふれる奮戦記。【「TRC MARC」の商品解説】
著者の「こころの生物学」研究室では、
「サカナが何かを考える仕組み」について、生物学の立場から研究をしている。
研究室ではさまざまなサカナたちと同居しながら、実験道具を手づくりし、
必要とあらば実験用のサカナも自分たちで釣ってくる。
実験方法も斬新で、鍵盤を使ってサカナの行動を計測したりする。
サカナを愛してやまない先生と学生たちのユニークな研究の数々と、
国内外の最新の研究成果も盛り込んだ、生物研究の面白さが存分に味わえる一冊。【商品解説】
目次
- まえがき サカナにはサカナの考えがある
- 1 サカナの脳は小さいか
- キンギョvsハト
- ニューロンの数を数える
- 大きければいいってもんじゃない
- 2 サカナは臆病だけど好奇心もある
- ウキは友達
- 体を張った行動観察
著者紹介
吉田 将之
- 略歴
- 〈吉田将之〉1965年茨城県生まれ。広島大学で博士号取得。同大学大学院生物圏科学研究科・准教授。共著に「メジナ釣る?科学する?」など。
関連キーワード
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
面白い
2023/01/12 06:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レムロム - この投稿者のレビュー一覧を見る
丁寧な語り口で、分かりやすく書かれていて良いです。スポットライトが当たることが少ない魚の知能について、見識を深めましょう。
紙の本
研究や指導の苦労がわかる「研究室紹介」。
2017/10/24 16:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
サカナで生物心理学を研究している著者。本書は「どんな研究室か」がわかる一冊。卒研や大学院生としてやってくる学生たちがどんな風に仕事をしているのかがわかりやすい文章で描かれている。
臆病の度合いに魚による差はあるのか。好奇心はあるのか。ヒトが感じているような感情があるのかどうかから調べていくには方法も装置も確立していないものが多い。黙々と行動を手押しのカウンタで記録することもある。装置を手作りすることもある。「無理」と断念して3Dスキャナや3Dプリンタの力を借りる場合もでてくる。どのような形で研究の課題をたて、どんな風にデータを集めるのか。時には装置を作り、時には地道に「若い力」で進めた結論は時には「やっぱり」であり、時には「ほんと?」であったり。研究の過程の苦労、面白さなどがよくわかる。
学生たちにどうやってその仕事を「やってみよう」と思わせるか。そのあたりの「指導教官として」の工夫も垣間見えていて、その辺も「リアルである。
・・・ここで勉強してみようか、と思った方、参考になるかも。