紙の本
サイコー
2019/08/03 16:49
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投稿者:アルテミス - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドキドキハラハラな展開に加えて、人間関係が複雑で引っかかるところが多い。でも、だんだんと中身がわかっていくにつれて面白みが増していき、最後の展開は涙を流せるものである
電子書籍
2018年本屋大賞ノミネート
2018/09/23 03:03
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投稿者:Takashi - この投稿者のレビュー一覧を見る
各々脳と心に傷を負った患者と研修医。二人の恋愛物かと思いきや、ミステリー要素が満載。様々な伏線回収が中盤に展開されるがそれが想像を超える展開に。衝撃のラストは涙゜゜(´O`)°゜
「それなら、今日を僕と一緒に生きてください」
素敵な言葉。
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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
脳の中に爆弾ができてしまった女性と、その担当医師のお話である。お互いの苦悩をいやし合う展開は、感動させられるし、一気に読みたくなってしまう。
紙の本
美しい描写
2018/11/07 23:16
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投稿者:まりな - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中まさかのどんでん返し。予想がつく内容だと思っていましたが結末は予想外でした。美しい描写が印象に残りました。
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+++
広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。外の世界に怯えるユカリと、過去に苛まれる碓氷。心に傷をもつふたりは次第に心を通わせていく。実習を終え広島に帰った碓氷に、ユカリの死の知らせが届く。彼女はなぜ死んだのか?幻だったのか?ユカリの足跡を追い、碓氷は横浜山手を彷徨う。そして、明かされる衝撃の真実!?希代のトリックメーカーが描く、今世紀最高の恋愛ミステリー。
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タイトルから、認知症を扱ったものかと思ったが、さにあらず。どちらかというと、崩れるというよりは、爆発すると言った方が当たっている気はする。だが、人生の最期を過ごすには、とても恵まれた病院だということは間違いないだろう。患者の希望はたいてい叶えてもらえるのだから。ラストのどんでん返しには、途中でうっすら気づいたが、それでも、碓氷が手掛かりを手繰っていく過程は興味深く読めた。閉塞感と開放感、愛しさと切なさが入り交じった一冊である。
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脳外科医を目指し、終末医療の病院へ研修にやってきた碓氷は、そこで脳に腫瘍を抱えた女性と出会う。
莫大な遺産のために命を狙われる彼女と、大きな負債のために医者として成功を夢見る彼は、交流するうちにお互いの人生を変える大きな謎へと踏み込んでいく。
医療、ミステリ、恋愛、どれもが中途半端で、設定もちょっとありえなさすぎて、個人的には物足りない感がすごかった。
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昨年、妻が55日間のホスピス病棟で世話になったこともあり、ホスピスが舞台だとどうしても意識がそちらに行きます。「爆弾」は爆発してしまったけど1日1日有意義だった55日間だったなあ。それはそれとして、この本は、食わず嫌いで、最初は苦手かなと思ったのですが、読んでみたら読みやすかったし、集中して読み切ることができました。それくらいテンポいい感じでした。ところどころ「あれ?読み飛ばしたかな」って引っかかる部分がありましたが、実はそれは読み飛ばしではなく後の伏線になっていたというものありました(いきなりその部活か(^^;)。主人公の同期の「冴子」って女性が魅力的です。
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苦手な系統の本。だけどこの方の書くものなら、と読んだらやはり面白かった。普段なら苦痛な逢瀬のパートも楽しく読めました。最後の方に出てきたゴールデンレトリバーに、もしや!!と心踊りました。結局、そんな明るい未来ではないのかもしれないけれど、どう生きるのが幸せか、人それぞれだし難しい。彼らは幸せなのだから、それでいいんだろうと思う。
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研修医としてホスピスにきた主人公。
そこで、脳腫瘍で先が短い女性に出会います。
ホスピスを舞台にした恋愛&お仕事小説かと思いきや、だんだんと色々な謎が増えていき、いつしか推理小説みたいになり……。
でも、それがまたよかったりしました。(1つの分野で終わらず、しかもごちゃごちゃしていない)
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半分くらいまで恋愛系のお話なので、どのあたりがミステリーなんだろうと思っていると、後半でようやくそれらしい感じになったけど、やっぱり恋愛要素が強いかも。それほど驚かない展開ではありました。
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末期の脳腫瘍を抱える金持ちの患者と過去にとらわれている研修医碓氷との恋愛ミステリー。碓氷の父親との最後の言葉を思い出した話はよかった。ユカリが死に遺言書をめぐる弁護士とのやりとり。横浜の港の見える丘公園、外人墓地あたりは行ったことがあるので情景が浮かんでグイグイ頁をめくる手が止まらなかった。ユカリと呼んでというところから伏線だったとは。二転三転する展開はおもしろかった。ただ、葉山の岬病院のあり方に違和感があるのと冴子があまりにも男に都合よすぎなのが気になった。
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面白かった!
何度も予想を裏切られながら物語を読んだのは久しぶりかも。
恋愛小説の主人公が不治の病に侵されていると
大体読む前にがっかりしてしまうのだけれど
この本は大丈夫。
死を泣かせる小道具としてではなく
ちゃんと生と同じだけの重さで描いています。
作者の方、現役の医師なんですね(納得)
本を読みなれている人も、普段あまり読まない人にも
楽しめる物語だと思います。
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途中までは面白かった。ページを繰るのも止まらず読んだ。
しかし、最後まで読んで不完全燃焼感。これは年齢のせいでヒネてきてしまったのか、冷めてしまっていて、病気が絡んだ泣くことを想定している話をなかなか楽しめなくなってきた気がする。
なのにいつも今度こそはと思って期待して読んでしまう…。
二十代で読んだなら完全燃焼で楽しめたと思う。
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「神様のカルテ」みたいで、恋愛絡めてって感じかと思ったら、後半はミステリーとして、上手く纏めている気がする。ちょっと出来すぎな感じもしないではないが、サクサク読めるし、読後はちょっとホッコリした。
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プロローグの謎の文章、第1章でのユカリさんとの日々と父親の最後の言葉の謎解き、第2章での彼女の死の真相と事件の真相が解けた時プロローグの謎も解ける。そして、エピローグ。
二転三転するストーリーの意外性が楽しい。でも、遺言書の在り処については、なぜ素直に弁護士に託さなかったのか、もう一つ納得できなかった。
脳に爆弾をかかえ、限られた命を生きる意味。あらゆる器官が互いに影響を与えながら働き、その絶妙なバランスの上に生きている人間という存在の意味。神の恩寵とも思える環境があって、生かされている意味を思った。
18-91