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紙の本
プロパガンダゲーム (双葉文庫)
著者 根本 聡一郎 (著)
大手広告代理店の就職試験を勝ち上がった大学生8名。彼らに課された最終選考の課題は、宣伝によって仮想国家の国民を戦争に導けるかどうかを争うゲームだった…。電子書籍「プロパガ...
プロパガンダゲーム (双葉文庫)
プロパガンダゲーム
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商品説明
大手広告代理店の就職試験を勝ち上がった大学生8名。彼らに課された最終選考の課題は、宣伝によって仮想国家の国民を戦争に導けるかどうかを争うゲームだった…。電子書籍「プロパガンダ・ゲーム(16年版)」を全面改稿。【「TRC MARC」の商品解説】
「君たちには、この戦争を正しいと思わせてほしい。そのための手段は問わない」大手広告代理店「電央堂」の就職試験を勝ちあがった大学生8名。彼らに課された最終選考の課題は、宣伝によって仮想国家の国民を戦争に導けるかどうかを競うゲームだった。勝敗の行方やいかに、そしてこの最終選考の真の目的とは?――先の読めないゲーム展開と衝撃のラストが、宣伝広告の本質、ネット社会における民主主義とはなにかを読者に問いかける。アマゾン電子書籍の人気作を大幅改稿した完全版!【本の内容】
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電子書籍
微妙
2018/05/31 15:47
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あらすじを読んで、面白そうだなと思いましたが、なんだか思っていたよりも理屈っぽい感じで若い子向けの作品。
電子書籍
エンタメとして秀逸
2019/05/02 07:58
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りー - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。ゲーム内容も緻密な戦略性や伏線回収というよりは正統派のエンタメなので、凝りに凝った展開を期待すると少し違うかもだけれども帯やあらすじに興味を覚えたなら期待通りに楽しむことができる。キャラクターもきちんと活かされてるし、悪役然とした登場人物も魅力的だし、ただラストはちょっと力業の感が強かったかもしれない。物語の設定など粗探しをしてしまう人にはオススメしない。サプライズは最高。
電子書籍
プロパガンダゲームは面白かった
2022/11/03 18:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:A - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある企業へ採用面接にやってきた学生たちが面接内容の一環として戦争を支持する側と反対する側に分かれて架空の国の国民達に様々な手段でアピールしていくという内容。
表題であるプロパガンダゲーム自体はとてもおもしろいです。
現実の問題も連想させるような領土問題なども組み込まれていて作り込まれているし、学生たちもそれぞれキャラ付けがされていて区別もつけやすいです。
ただプロパガンダゲームが終わってからの展開が失速気味で、そこが残念でした。
プロパガンダゲームにリアリティがあった分、その後の展開があまりに現実離れしているように思えてしまったのかもしれません。
紙の本
広告と報道
2022/07/15 14:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
広告代理店の就職試験として、仮想国家を戦争に導けるかどうかを争うゲームが催される。
なかなか興味をそそられる設定だ。
昔から、戦争には世論操作や情報戦略が欠かせないが、それを就活の学生にシミュレーションさせるという何とも無謀な試験である。
2チームに分かれて対戦するが、次第にゲームということを忘れて熱くなっていく学生たち。
残念ながら、読み手である私は、ここで結構、温度差を感じてしまった。
本書の約9割が、このゲームの描写に使われるわけだが、最後の残り1割で、ガラッと様相が変わってくる。
確かに私も、大手の広告代理店が、こんな非常識な就職試験をするか?という疑問を持ち続けていたので、そのことに言及しているのはいいのだが、如何せん、ちょっと妄想が過ぎてないかと感じてしまう。
ここで再びの温度差を感じてしまった。
最後は、広告代理店に対抗する感じで、どこにも忖度しないマスメディアを目指すみたいな着地になっているが、そもそも真に中立の報道は可能なのだろうか?
いくら報道の時に中立になるよう表現に気を付けていても、それを報道した時点で、数ある事件の中から報道しなかったものとの取捨選択をしているわけである。
この辺はもっと議論をして欲しかったところ。
最後の1割が、あまりにも急ぎすぎの感があった。
とは言え、前半のプロパガンダゲームについては、題材としては面白い。
テレビや映画化などをするのであれば、脚色によっては見応えのあるものになるかもしれない。
紙の本
情報とは
2020/04/30 21:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あおたいがー - この投稿者のレビュー一覧を見る
広告会社の最終試験で学生たちが「政府チーム」と「レジスタンスチーム」に分けられて架空の国の設定で戦争に賛成か反対かを国民に投票してもらうため、それぞれプロパガンダを仕掛け会う話。
堅苦しい話かと思ったけど、中盤以降先が気になって一気にひきつけられた。
ゲーム自体は面白かったけど、その後がいまいち…
情報化社会で正しい情報をつかみとることは難しいことなのだと感じた。
電子書籍
最後が。
2018/05/26 08:54
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:通りすがり - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんなの本当の選考でやったら怖いなと思いながら読み進めていました。テンポがいいので、サクサク読み進められましたが、他の方も書いているように最後が。。。という感じ。
紙の本
よーく考えよう
2018/02/22 10:56
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
尖閣諸島問題を大学生にディベートさせたらこんな風になるんだろうな、といった感じ。『空母いぶき』と併せて読むと、様々な立場の人たちに自分を重ね合わせて考えながら読めるエンターテインメントもの。エリートはその他の人々を統率していればよいのか、それとも理解させる責任をも有するのかも一つのテーマか?
紙の本
【大衆を意図した戦略で、特定の思想へと誘導せよ】
2022/12/17 17:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えびし - この投稿者のレビュー一覧を見る
就活生を集めた思考実験が幕を開ける物語。
喧伝と戦争は本質的に似通っている。
如何に自分達が正義だと認識させるか?
官邸で行われる広告代理店の就職試験に勝利した大学生を集めた、仮想国家を戦争に導くゲーム。
醜聞とデマによる情報操作。
嘘とスパイによる本質の歪曲。
このゲームの本質が垣間見える時、ある種の異変に気付く。
そして、それは波風の様に心に波紋を齎す。
最終投票による暴かれた真実は残酷で、市井の人々は傍観者と化す。
物事には表裏があり、固執した思想だと本質を見失うのだ。