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紙の本
おもいで影法師 (光文社文庫 光文社時代小説文庫 九十九字ふしぎ屋商い中)
著者 霜島 けい (著)
岡っ引きの源次は、かつての上役・菅野の屋敷で、誰もいない場所に伸びる影を見る。まるで針仕事をしているような女の影。菅野は半年前に亡くなった妻だといい…。幽霊が見える娘・る...
おもいで影法師 (光文社文庫 光文社時代小説文庫 九十九字ふしぎ屋商い中)
おもいで影法師~九十九字ふしぎ屋 商い中~
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商品説明
岡っ引きの源次は、かつての上役・菅野の屋敷で、誰もいない場所に伸びる影を見る。まるで針仕事をしているような女の影。菅野は半年前に亡くなった妻だといい…。幽霊が見える娘・るいと「ぬりかべ」の父親らの活躍を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
虫干しの日 | 5−104 | |
---|---|---|
おもいで影法師 | 105−206 | |
もののけ三昧 | 207−270 |
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紙の本
これが1番好きです
2017/11/23 00:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:金柑露 - この投稿者のレビュー一覧を見る
虫干しの日のおとっつぁん、火鉢を抱え込む姿や、鏡の中に入っちゃうおとっつぁんなど、今回も憎めず、可愛らしい。るいの活躍ぶりも面白く、この3冊目が1番好きです。
1冊1冊、泣けるところがありますが、この3冊目の、もののけ三昧の章が良かった。あやかしたちの活躍が気持ちよく、それでも少しせつなく。第4弾も楽しみです。
紙の本
大友克洋を読み返したくなった
2017/11/06 18:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タンポポ旦那 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒロイン「るい」も九十九字屋での暮らしに慣れ、“あやかし譚”と言うよりは、世話物に近い味が出てきた気がするシリーズ三冊目。
収録された三話とも、人の想いに触れて付喪神になったモノたちの、人への“愛”が感じられる好篇揃いだった。中でも、表題作の二話目がベスト。
隠居した元同心の亡き妻への想い、妻の夫に寄せる想い、それに重ねるように「るい」の父母への想いと、ぬりかべとなった父・作蔵の妻への想いが描かれ、温かな気持ちを抱かせてくれた。
テーマは少し異なるけれど、大友克洋の「彼女の想いで…」に似た味わいも感じられ、久し振りに読み返してみたくなった。