『日本電産永守重信が社員に言い続けた仕事の勝ち方』
2018/05/07 19:39
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1973年、28歳のときに4人で創業し、2015年3月期には売上高1兆円を突破した世界一のモーターメーカー日本電産
この大企業を育てあげた会長兼CEO永守重信の経営の真髄を100の言葉で解き明かす
《人の能力の差はせいぜい5倍まで。意識の差は100倍まで広がる》
《一流企業と三流企業の差は製品の差ではなく、“社員の品質”の差である》
《業績は良くなったときが一番危ない》
《身銭を切るから信頼される》
《脱皮しない蛇は死ぬ》
そのときどきの現場の実態と永守語録をつきあわせて読むと、組織にとって経営者の“ことば”がいかにたいせつか、実感できる
パワフルな経営者、永守重信氏の仕事術を一挙公開した書です!
2018/01/08 11:22
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、世界一のモーターメーカーである日本電産の創業者であり、会長である永守重信氏の仕事術について詳細に紹介した稀有な書です。彼は、本書の中で「人を動かし、物事を前に進めていくには、普遍の法則のようなものがあり、それは決して難しいことではなく、誰でもできることである」と強調します。本書の内容も、そうした彼の姿勢を反映して、もっともなことが書かれていますが、よく読めば、そこには普通の私たちが気付かない心得のようなものが見えてきます。経営者の方々はもちろん、一般のビジネスマンにも、ぜひ、読んでいただきたい一冊です。
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社員の士気ことが会社の土台である
物事が実現するか否かは、まずそれをやろうとする人ができると信じることから始まる。
自らできると信じた時にその仕事の半分は終了している
自分に勝つこと=成功
いかなる風雪にも耐え得る強い心の持ち主が何人いるかが、もっとも重要だ
創意工夫をする
問題の発見 → 原因分析 → 対策 → 実行 → 検証
コミュニケーションほど重要なものはない
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まあその通りなんでしょう。この手の本を読んでいつも思うのですが、当たり前のことしか書いてないけど大多数の人が徹底してできないことばかり書いてある。尊敬はするけどヒントにはならないなあ。偉人なんだろうなあと思う半面、人生面白いのかなとも感じます。
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間違いなく日本を代表する経営者の一人で、MAをとにかく失敗させたことがない鬼。わりと当たり前のことを徹底してるような感じに読めなくもない(けどそれができない。できるがわけないレベル。たぶん)。それにずっとついて行ってる小部副会長ってのもたぶん化け物、、、
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【感想】
脱「ハードワーク」というテーマの割に、内容は中々ひと昔前のガツガツ感やコテコテ感があったが・・・笑
日本電産にはスマートなイメージがあったが、何かキーエンスみたいなガッツを感じた。
まぁ中々読み応えがあった本。
この本自体永守社長が執筆したのではなく番記者が書いたものだから、話が行ったり来たりでストーリーとしては読み辛かったな・・・
あと、このようなガッツは正直強制されてまでやりたくはない。
てゆーか、必要なら自分でします。笑
「常に問題提起や解決を求めて、模索していく」という姿勢は、日本電産ではなくてもとても大事だと思う。
あと、日本人特有の消極的かつ陰気な受け答えは、自分としても本当にNGだ。
コテコテの会社で強制されるのではちょっと嫌気がさしそうなものだが、この精神は自分も失わないよう、日々過ごす予定ですね。
【本の内容を短文で】
この本で感じた日本電産の社風は、ずばり「昭和の会社」。
【内容まとめ】
1.ハードワークの旗は降ろさず、生産性を上げてより短い時間の中でいかにハードに働くかにシフトを合わせる!
2.社員の士気がすべてを決める、物事はすべてやる気で決まる
3.人の能力の差はせいぜい5倍まで。意識の差は100倍まで広がる。
4.日本人は「暑いですな、やってられませんな。」という消極的な挨拶
アメリカ人は「ファイン」「エクセレント(最高さ)」と答える
積極的で前向きな心持ちでなければ何事も成し遂げれない
5.数字オンチが会社を潰す。数字の裏付けのない机上の理屈は負け犬の遠吠え
6.経営者たる者、円安円高のような短期での変化には影響されない仕組みを作ること
【引用】
個性あふれる独自の経営は、かつてハードワークやガンバリズムの代名詞だった。
しかしそれらの言葉は今、時代遅れになりつつある。
ハードワークの旗は降ろさず、生産性を上げてより短い時間の中でいかにハードに働くかにシフトを合わせる!
p12
・社員の士気がすべてを決める
目標を設定し、具体的なノウハウを教え、やらせてみる。そして成功体験を積ませて、さらにやらせる。
その間、「物事はすべてやる気で決まる」という事を嫌になるほど何度も言い続ける。
p20
・勝負は、まず自分に勝てるかにかかっている。自分に勝てる社員は、いかなるものにも勝てると思う。
p30
「楽を追えば楽は逃げていく、苦から逃げれば苦が追いかけてくる。」
「顔を上に向けないと駄目だ。」
下を向いてばかりいると、いつのまにか気持ちが消極的になり、後ろ向きな動き方になる。
いつも前を向いて積極的に生きることが大事!
p36
「人の能力の差はせいぜい5倍まで。意識の差は100倍まで広がる。」
p43
ハードワーキングこそ成長の原理原則
「24時間は誰にも平等だ。」
ヒト・モノ・カネでハンディはあっても、誰もが持っている24時間を徹底的にうまく使え���大メーカーにも伍していける。
食事や睡眠のために最低8時間は要る。
だがそれ以外の16時間は働ける!
p72
永守の企業再生、経営の最大の特徴はそのスピードの速さである。
ゆっくりしているとコストも重なり、何より意識の低下につながる。
それでは目標を達成することができない。
スピードは最大の価値であることを、忘れてはいけない。
p74
「人生は、チャンスをどう見つけるかという戦いだ。」
p77
日本電産「社員心得7カ条」
1.絶えず「これでいいのか?」を合言葉に、事にあたりましょう。
2.自分のことを考えるのと同時に、相手のこともよく考えましょう。
3.責任ある発言を行ないましょう。
4.実行をもって範を示しましょう。
5.苦しみ・楽しみを分かち合える社員、同志でありましょう。
6.良い事も悪い事も進んで報告、申告できる社員でありましょう。
7.原価意識、損益意識をもてる社員でありましょう。
p94
入社試験で早飯試験、便所掃除、声の大きさなど特殊なものが多い。
「早飯、早便など何事も手早い人間は仕事も早い。リーダーシップを発揮して人を引っ張る人材は、自信があるから声も大きい。試験会場に早く来るのは『先んずれば人を制す』という気持ちがあるから。」
p102
「歩を金にする」
「粘りこそ大事、とにかくやること」
(決して優しいとは言えないが)一人一人を強者にするかが大事という雰囲気がある!
p114・自ら燃える社員をつくる
「EQ(感性指数)値を高めよう。」
「人間としての総合的な感性を豊かにしよう」
「常に楽観的、客観的に物事を見て、自分を励まし、不安や怒りの感情を自ら制御する能力の持ち主になろう。」
p133
日本電産「圧勝の3条件」
1.市場に1番に参入する
2.技術優位性で勝つ
3.低コストである
常に速いスピードで動き、技術とコストで勝つ意識を持つこと。
p137
・上司自身が成長すべし
日曜の夜は翌日の仕事のことを考えて楽しく、月曜の朝はもっとワクワクする。
管理職たる者がそうあれというわけではないが、そのくらい本気なら人はついてくる!
絶対的な積極性をもち、仕事に常に前向きに取り組むから表情は明るくなるし、アイデアも出てくる。
「成功するかしないかは、結局自分に勝てるかどうか。」
管理職は率先して前を向いて走り、部下を引っ張る。大事なのはその心だ。
p143
「部下を課長に育てないと、君は永遠に課長のままだ。」
出世をしたければ、自分の所属する部署の業績を上げ、その組織を大きくするのが1番の近道。
p170
・アイアム ファイン
日本人はとかく「暑いですな、やってられませんな。」など消極的な挨拶をするが、
「ファイン」、いや「エクセレント(最高さ)」と答えられるような、積極的で前向きな心持ちでなければ何事も成し遂げれないと、アメリカの医者から教えられた。
p194
永守は社員・幹部に「努力と情熱と我慢できる力、細心���完成と集中力、そして結果」を求める。
そんな条件を兼ね備えたスーパーマンはまずいない事は分かった上で、持っているものを伸ばし持ってないものを身につけさせる!
p198
・「数字オンチが会社を潰す。数字の裏付けのない机上の理屈は負け犬の遠吠えだ。」
p209
それでも永守は猪突猛進した
p226
「テーマ性に沿った3新(新製品、新マーケット、新顧客)こそが、次なる成長へのミニマム条件である。」
日本電産の社員たるもの、新製品、新マーケット、新顧客という3つの親を常に開拓するよう心掛けるべし。
p230
「円安期待論は滑稽だ。」
円安は確かに輸出拡大の追い風になり、景気を押し上げるといった期待が根強くある。
しかし、経営者たる者、円安円高のような短期での変化には影響されない仕組みを作ることこそが経営だ!
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2014年の日経ビジネスで発表された社長が選ぶベスト社長ランキングで1位となった永守重信さんと日本電産に関する本。
1973年に4人でスタートした会社だが、2015年には売上1兆円を突破。その原動力となっているのは、社員の働きと、永守さんの凄まじい熱意だと感じる。
会社を成長させるために出来ることを考えて、何でも徹底してやる姿勢を貫いている。そのため、「ここまでやっているのだから成長し続けるのは納得」と思えてしまう。
勿論、成長させるために「人材」についてもしっかり考えているし、今の時代に合わせて残業を減らすための効率化も考えている。
モーレツで追いかけるのは大変そうだけれど、ついていきたいと思える方です。
どの経営者が正しいという結論は世の中には無いですが、永守さんはとても参考になる方だと思う。情報を追っていき、視野や知見の拡大に努めていこう。
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永守氏の言葉からは強烈なエネルギーが溢れている。私の悩みなんて、小さなもので、軽く吹き飛んでしまう。読み終えた瞬間から、仕事がしたくなってくるから不思議です^^
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物事が実現するか否かは、まずそれをやろうとする人が、できると信じることから始まる。自らできると信じた時にその仕事の半分を終了している 戦いの場は、まず自分に勝てる日にかかっている。自分に勝てる社員はいかなるものにも勝てると思う 企業の力の差は、社員の意識の差である 人生とは、チャンスをどうを見つけるかと言う戦いだと思う 良い社員、良い会社、良い製品の3Qと、整理、整頓、清掃、清潔、しつけ、作法の6Sで世界のグループ企業を動かしている 永守の最大の特徴は、日本電産裁断精神の1つであるすぐやる、必ずやる、できるまでやるに代表されるあきらめないしぶとさである
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日本電産の永守社長の行動・言動を著者が取材をした上で推察し、
「仕事の勝ち方」としてまとめた本。
書いてあるこはどれも素晴らしく、なんら否定されるものではないが、
やはり本人が書いていない点で、納得感に欠けるのは否めない。
その意味でやや残念。
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日本電産創業者、会社、CEOの永守重信氏が、あらゆる社員(入社1年目から役員)に言い続けた、珠玉の名言録です。
読んだ感想としては、この本を全てのビジネスパーソンに読んでほしい、それに尽きます。
仕事に対する姿勢や前提、基準が非常に高く、とても学びになることがたくさんありました。
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20180622 仕事の仕方というよりは仕事への想いとして受け取る事が多い。好きな事だからできるという安直な話ではなく、夢を持つ事、どうしたら夢を実現できるのか?ということへの一つの答え。若い人には理解できるか不安だけどエッセンスは同じなので自分なりに理解すれば良いと思う。
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管理職になってみてわかること、
自分で燃える人、他人に燃やされる人、燃えない人。がいる。誠に真実ですね。
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圧倒的なカリスマー性で日本電産を発展させ続けている永守さんの神髄が詰まっています。仕事へ取り組む情熱、常人からみたら到達不可能に見える目標に挑む向上心、厳しい要求を課しながらも優しさを兼ね備え部下を成長させる指導力。また、己に厳しくパフォーマンスを上げるために45歳で酒を断った自制心。こんな凄い人が率いているから、日本電産は発展し続けることができるんだと納得させられた一冊。
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日本電産といえば永森さんの「すぐやる・必ずやる・できるまでやる」という語録から、モーレツな仕事を求められる厳しい会社だというイメージがあるが、時代の流れの中で変化をしつつも結果を残せるような会社だということが分かった。
気に入った言葉
・物事の成否はやる気で決まる。無気力でやる気のない社員を歓迎する会社はどこにも存在しないし、存在すれば会社は倒産するか業績悪化するかのどちらかだ。
・必ずやるという信念/できるまでやるという執念/必ず良い結果をもたらすという自信が大事
・担当する仕事の成果が利根に最良の結果で終わる人は自己の仕事に対して常に自分自身で厳しいチェックのできる人である
・楽を追えば楽は逃げていく。苦から逃げれば苦が追いかけてくる
・2番というのは1番に近いかビリに近いかといえばビリに近い。1番以外はみなビリと同じ
・自分の勤める会社と仕事に誇りを持てない社員に立派な実績が上がるとは思えない
・人間のタイプ
自分自身で燃えられる人・他人が燃えたら燃える人・いかなる材料があっても全く燃えない人