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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
データで見たほうが分かりやすいですね。栄養について勉強になったし、食事にも改めて気をつけようと思いました。
紙の本
データ栄養学
2018/09/23 22:24
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
栄養学も基本は変わらないのかと思いきや、その時々で主流が変わるものなんですね。山ほどあるデータを整理するのは大変そう。
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野菜&果物の総量を多く
玄米はやはり良い。
アメリカ農務省のmyplateや、ハーバードのhealthy eating plate
食塩の総摂取量より、摂取頻度や塩辛いものをたくさん食べたりすることのほうが問題が高いよう。
女性は鉄分が不足がちなので、レバーで補おう。
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野菜摂取で死亡率が減るのは心筋梗塞や脳卒中などが減るため。がんは変わらない。
フルーツ&ベジタブル。日本人に不足しているのはフルーツ。
尿量から食塩摂取量を測る。
全粒食物で、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病が予防できる。玄米ご飯を一日一杯。
トウモロコシにはナイアシンが少ない=ペラグラという皮膚病の原因。
食塩といえば胃がん。総摂取量よりも刺激、摂取頻度のようが関与している。
主食は味が淡泊で食べ飽きないことが条件。これはビタミンやミネラルが不足する。これが副菜が必要な理由。
食べる速さが速いと糖尿病の発生率が高い。野菜を食べると必然的にゆっくり食べることになる。
セカンドミール効果=朝食をたっぷり摂ると昼食、夕食後の血糖値上昇が低くなる。
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人が調査をするとき仮説から基づいて調査をすることが多い。しかし、調査された人間は調査されていることを意識するため行動変容を起こしやすい。その結果がデータに現れることもあるため、食生活での研究では細部まで綿密に検討して調査にあたらないと、出てきた結果に信憑性が薄れてしまう。
卵は1日何個まで?塩分の摂りすぎは血圧を高める?
糖尿病は何に気をつければよい?様々なデータの中から著者が真実を探る。
ちなみに、P222後ろから6行目「化石エネルギー」は「化学エネルギー」の誤植と思われたので出版元に伝えておきました。
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食と健康に関する情報について、「読みやすさ、わかりやすさと科学的な正しさの両立」を見事に実現!本著は素晴らしく、わかりやすく、とても面白かったのですが、それが故に、食に関する情報の「闇」は奥深く「一体何を信じれば、、、」と、途方に暮れる読後感。
書名の「データ栄養学」というのは著者の造語。"事実確認を怠ったまま社会に流される「食と健康の情報」があまりに多いと感じたことへのアンチテーゼ"として、著書が提唱しています。
".本書の執筆にあたって、読みやすさ、分かりやすさと科学的な正しさの両立を目指しました" と前書きに記されている通り、エビデンスをしっかりと提示しつつ、これほどわかりやすい本、なかなか見たことがないなーと。
続きはブログにて!
https://hana-87.jp/2018/10/21/読みやすさと科学的正しさが両立する希少な書「/
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朝ごはんを食べると、太りにくく、糖尿病にもなりにくい!
なぜかというと、朝ごはんを抜くよりも食べた方が、昼食後、夕食後の血糖値の上昇が小さくなるから(セカンドミール効果)。
たとえ朝食を抜くことで1日の摂取エネルギー量が少なくても、朝食を抜くことで昼食後、夕食後の血糖値の上昇が大きくなり、結果的に膵臓への負担が大きくなってしまう。
実際に、朝食を食べる人は食べない人よりも糖尿病の発症リスクが4割少なく、朝食を食べない人は食べる人に比べて体重が1.9㎏余分に増えたという研究結果もある。
まず、朝食をしっかり食べるために、早寝・早起きの習慣をつけること。
そして、夕食中心の食生活から、朝食中心の食生活へシフトさせることが大切!
…朝ごはんの大切さを再認識できました!
朝ごはんを食べなければその分摂取するエネルギーは少なくなるから太らなさそうだけど、そんなに単純な話じゃないんだなってことがよくわかりました。
もし良かれと思って朝ごはんを抜いている人がいたら、朝ごはんは食べた方がいい理由をきちんと伝えたいです。
わたしは夜満腹になるまで食べてしまって朝を迎えることが多いので笑、これからは夜を軽めにして、朝ごはんに重きを置くようにしたいと思います!
朝ごはんの話以外にも、エビデンスに基づいた面白いお話がたくさんなので、食に興味がある人におススメです☺︎
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データに基づいた、食事と健康の科学。
とても面白かった。
テレビでセンセーショナルな話題が、いかにインチキかもわかってしまう。
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パラパラ読むと「回りくどい、結論は何なの?」と言いたくなるかもしれません。しかし、これは事実を段階的に踏まえて考察しているからであり、逆に内容が信頼できる証しと思います。(本書でも言及されていますが、科学者が一般に断定を避けがちなのはこうした理由といえます。)
そしてしばしば読者にも、「この図から読み取れることは何か?」など問いかけをされます。きちんと考えると時間を取りますが、これも巷にあふれる 「○○で✕✕が良くなる!」などの分かりやすい言説に飛び付かず、自分の頭で考えてほしいというメッセージと受けとりました。
かくいう自分もバターコーヒーのような怪しい健康法に乗ってしまったこともあり、反省です。。とにかく、きっちり読めば意識が高まる良書と思います。
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佐々木敏さんの本は2冊目。
「緑茶で痩せるは本当?」「日本人は本当に野菜不足?」など、データに基づいて評価していてて参考になった。
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普通の生活をしていればビタミン不足にはならない。ビタミンよりもミネラル(鉄やカルシウム]に注意。
血糖上昇の観点から、朝食は摂るべき。GI値は期待できるかもしれないレベル。
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栄養疫学という言葉が日本ではまだまだ馴染みがないが、この本を読んで栄養の本質を理解できた気がする。
日本では生活習慣病が問題となっている。生活習慣病は栄養の"過剰摂取"によるものであり、これは先進国に多く見られる問題だ。しかし、世界を見ればビタミンやミネラルの"不足"による欠乏症がまだまだ顕著である。
これらのビタミンやミネラルの歴史から生活習慣の乱れと病気の関係性を研究結果を用いて説明しているのが奥深かった。
研究結果をそのまま受け入れるのではなく、複雑に絡み合っている遺伝的要因・環境的要因や人間の心理面に配慮する必要性がある。
AとBに相関関係があり、BとCに相関関係があるからといってAとCに相関関係があるわけではない。そこには様々な要因が組み込まれているためである。
(逆も然り)
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栄養学の説明を、データに基づいた科学者的立場と、落ち着いた語り口になっているのが好印象だった。
(押し付けでもなく、知っていることをひけらかしているのでもない。それだけで読者の心は助けられるのだ)
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楽しみにしていた1冊です。
一度読んだだけでは理解できません。難しすぎるという意味ではなく、2回目3回目で新たな発見がある深みのある1冊です。
私自身、もともと「人」に興味があり、「人」のすべてを知ろうとするときに、人生は短すぎる、「食」を切り口に「人」に関わり、少しずつ知っていこうと思ってから10年以上。どんどん深みはまっていっています。
佐々木先生の本はその深みの整理を視点を提供してくださり、かつさらなる深みに連れて行ってくれます。
先生がある講義で「1を知ると、10の疑問が生まれる」とおっしゃっていました。
そのような気持ちで、ずっと「人」×「食」に関わっていきたいと再確認できる1冊でした。
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食と健康や栄養学の研究に携わっている人には、是非オススメしたい1冊。読んでよかったです。食の健康情報を鵜呑みにするのではなく、データから「本当にそう言えるか?」考えながら見る、新たな視点を学べました。
「○○は✕✕に良い/悪い」という色々な食の健康情報について、これまでは「ポジティブ/ネガティブ両方の報告があるし、条件や個人差も大きいから、一概には言えない」・「結局はバランスよく食べること、食べ過ぎないことがいちばん」と結論づけていました。
それはそうなんだけれども、佐々木先生は、「結局はバランスよく食べましょう」でまとめてしまうのは勿体ない(世界中で色々研究をやっているのに、まとめ方が雑だ)と論じ、「言えること/断定はできないが傾向が見えること/巷で言われているウワサは誇張されすぎなこと」等を、データに基づいて丁寧に解釈している。掲載されているデータも、誇張されたグラフやチャンピオンデータ、ポジティブデータだけを引っ張るのではなく、複数の研究を参照している。世界中のメタアナリシスのデータも引いているし、必要に応じて元データを加工して自分が検証したいことがより考察しやすい形に図の見せ方を変えている。
専門用語や考え方を、初心者に分かりやすいように噛み砕いて説明しながら。
すごい。本当に、栄養学研究のプロだ。
丁寧に事実を推察していくこの佐々木先生の姿、見習いたい。
この本は、手元に置いておいて、繰り返し読みたい。