孤拳伝(五) 新装版
著者 今野敏 著
剃髪の剣豪、高松孝道に自分の脆さを指摘された剛は、迷いを振り払うべく真剣の孝道に勝負を挑む。その頃、剛を巡る松任組と劉栄徳の対立は松原弘一と宋陵元の決闘に発展。経験の乏し...
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商品説明
剃髪の剣豪、高松孝道に自分の脆さを指摘された剛は、迷いを振り払うべく真剣の孝道に勝負を挑む。その頃、剛を巡る松任組と劉栄徳の対立は松原弘一と宋陵元の決闘に発展。経験の乏しい弘一の勝算は如何に……。一方、孝道の元を辞し沖縄に向かった剛は、偶然出会った強靱な老空手家とのやりとりの中で、大事な何かを掴み取る。時は満ちた。横浜では劉栄徳との再戦が待つ! シリーズ完結。
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中身が濃く、格闘小説というにはもったいない。
2020/04/14 10:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の武道観、武術観が最後になって繰り広げられた。緋田と蜂須賀のやりとりの中で、競技武道・スポーツ武道と本来の武道・武術との違いがしっかりと著されていた。賛否両論あるだろうが、私自身そうおもっていたので拍手したい気持ちで読んだ。
沖縄の古い空手も出てきて、著者自身が道場をもって指導していることもあり、内容も表現も豊かだった。
最後には合い抜けまで登場し、はるか上の世界も示したことで奥行きのあるクライマックスとなった。
読み応え十分、いや十二分。
やはり、今野版宮本武蔵。吉川英治の宮本武蔵もよいが、こちらもよい。
一読で本棚に飾っておくのはもったいない。時々は読み返したい小説になった。