世界を救った日本の薬 画期的新薬はいかにして生まれたのか?
著者 塚崎朝子
がん治療に革命をもたらす「免疫チェックポイント阻害薬」、新型インフルエンザやエボラ出血熱に対抗できる抗ウイルス薬、がん治療の「魔法の弾丸」ともいえる分子標的治療薬など、日...
世界を救った日本の薬 画期的新薬はいかにして生まれたのか?
08/15まで通常1,188円
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商品説明
がん治療に革命をもたらす「免疫チェックポイント阻害薬」、新型インフルエンザやエボラ出血熱に対抗できる抗ウイルス薬、がん治療の「魔法の弾丸」ともいえる分子標的治療薬など、日本人研究者が関与した「画期的新薬」が続々と誕生している。彼らはなぜ偉業を成すことができたのか。地を這うような苦闘の末に舞い降りた幸運の物語
目次
- 第1章 世界を変えた日本の薬
- 第2章 世界を救った薬
- イベルメクチン
- ファビピラビル
- 第3章 がんを薬で治す時代へ
- ニボルマブ
- クリゾチニブ
- トラメチニブ
- モガムリズマブ
- 第4章 生活習慣病を押さえ込め
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日本人による新薬開発の舞台裏を教えてくれる画期的で興味深い書です!
2020/02/10 12:23
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、21世紀に入って日本人が関与している新薬が次々に生み出され、世界で病気に苦しんでいる人々の救済に繋がっているという状況を踏まえ、日本人がなぜ、このような偉業を達成することができたのか、その苦難と努力の末にたどり着いた成功の道を物語風に紹介した画期的な書です。同書では、免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」を開発した京都大学教授の本庶佑博士や肺がん治療の「魔法の弾丸」といわれる分子標的薬「ザーコリ」の開発に貢献した国立がんセンターの間野博理事などへの取材を通して、わかった新薬開発の舞台裏を詳細に教示してくれる興味深い一冊となっています。薬学部の学生や製薬会社の研究員などにはたまらない一冊ではないでしょうか!
日本の誇る創薬研究の一端に触れる
2019/01/24 15:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:野間丸男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
創薬(医学、生物工学および薬学において薬剤を発見したり設計したりするプロセス)における
日本の研究者の研究動機・目的、追求過程の転機・工夫・苦労を紹介
2018年ノーベル賞の本庶佑や2015年ノーベル賞の大村智の研究も載っているが、
まだ一般に知られていない日本の研究者の紹介が、数多く掲載されている。
この中からも、ノーベル賞をとる研究者が出てくることが期待できる。
内容は、難しい用語が出てきて難解であるが、工夫・努力の過程は味わえる。
若い研究者の指針となるべき提案が、そこにはある。
日本の研究も捨てたものじゃない!
セレンディピティーのご加護を!