レイテ戦記(一)
著者 大岡昇平 著
戦争は勝ったか、負けたかというチャンバラではなく、その全体にわれわれの社会と同じような原理が働いている――。太平洋戦争の天王山・レイテ島での死闘を、厖大な資料を駆使して再...
レイテ戦記(一)
商品説明
戦争は勝ったか、負けたかというチャンバラではなく、その全体にわれわれの社会と同じような原理が働いている――。太平洋戦争の天王山・レイテ島での死闘を、厖大な資料を駆使して再現した戦記文学の金字塔。毎日芸術賞受賞作。巻末に講演「『レイテ戦記』の意図」を付す。
(目次より)
第一巻
一 第十六師団 昭和十九年四月五日
二 ゲリラ
三 マッカーサー
四 海軍
五 陸軍
六 上陸 十月十七日―二十日
七 第三十五軍
八 抵抗 十月二十一日―二十五日
九 海戦 十月二十四日―二十六日
十 神風
十一 カリガラまで 十月二十六日―十一月二日
巻末付録 講演「『レイテ戦記』の意図」
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大正から昭和に活躍された大岡昇平氏の傑作です。毎日芸術賞を受賞された作品です!
2020/08/11 09:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『俘虜記』、『野火』、『花影』、『中原中也』など傑作で知られる大正から昭和にかけて活躍された大岡昇平氏の作品です。同書では、「戦争は勝ったか、負けたかというチャンバラではなく、その全体にわれわれの社会と同じような原理が働いている」と述べられ、太平洋戦争の天王山・レイテ島での死闘を、厖大な資料を駆使して再現した戦記文学の金字塔と言われる作品です中公文庫からは全4巻シリーズで刊行されており、同書は毎日芸術賞を受賞した傑作です。同書の構成は、「1 第十六師団」、「2 ゲリラ」、「3 マッカーサー」、「4 海軍」、「5 陸軍」、「6 上陸」、「7 第35軍」、「8 抵抗」、「9 海戦」、「10 神風」、「11 カリガラまで」、「講演『レイテ戦記』の意図」となっています。
美化できない現実
2024/08/19 15:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
「俘虜記」「野火」などで知られる、大岡昇平氏が、自らの従軍体験を基に、膨大な資料をひもとき、書き上げた(再現した)戦記文学。
書かれているのは、戦争の歴史なので、今では聞き慣れない言葉も多く、心して集中して読まなくては頭に入らない。しかし一巻の末尾には、大岡氏の講演「『レイテ戦記』の意図」が収められており、さらに大江健三郎氏による解説もあるので理解を助ける。
レイテ戦記1~4を読了
2021/02/26 11:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yakiimo - この投稿者のレビュー一覧を見る
レイテ戦記1~4を読了しました。作者自身は俘虜となり、この戦いにはさんかしてないが、豊富な資料をもとに日本軍の戦いを描いています。ノモンハン戦争やインパール戦争と同様、問題点がよく描かれていると思いました。