太陽の子
著者 著者:灰谷 健次郎
ふうちゃんが六年生になった頃、お父さんが心の病気にかかった。お父さんの病気は、どうやら沖縄と戦争に原因があるらしい。なぜ、お父さんの心の中だけ戦争は続くのだろう? 著者渾...
太陽の子
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商品説明
ふうちゃんが六年生になった頃、お父さんが心の病気にかかった。お父さんの病気は、どうやら沖縄と戦争に原因があるらしい。なぜ、お父さんの心の中だけ戦争は続くのだろう? 著者渾身の長編小説!(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
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いつまでも、ずっと読み継がれていって欲しい
2018/05/23 16:03
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まもり - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学生の時NHKで放送していたドラマに魅了され、原作のハードカバーを母親に買ってもらい、夢中で読みふけったのを思い出す。
今、大人になり読み返してみて、子供の時受けた衝撃以上のものが胸に広がり、読み終えてからずっと考え込んでしまっている。東京で生まれて育った私には沖縄に親戚もおらず、果てしなく遠い存在なのだが、少し前に起こった私の祖父母も経験した戦争の傷跡が少しずつ薄れていく中、改めて国家同士の殺し合い「戦争」について考える機会を得た気がする。
灰谷さん残してくれた素晴らしい「想い」を娘にも伝えたい、と思った。
灰谷健次郎の着眼点に脱帽
2022/01/04 12:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チェリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKのラジオで紹介されていたので手に取ってみた。
昨年『クローズアップ現代』で戦後神経症の特集、『目撃にっぽん』で心を閉ざした戦中世代の父親の話の特集がやっていたが、まさしくふうちゃんのお父さんと同じケースの話なのだろう。
太陽の子ですでに扱われていたことに驚いた。
戦争と沖縄
2002/07/26 16:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みっつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
神戸ですくすくと育つふうちゃんのお父さんが心の病気で苦しんでいる。ふうちゃんのお母さんは、沖縄料理屋さんをやっているのだが、ギッチョンチョンをはじめあたたかい人にかこまれている。
おとうさんの心の病気は、戦争からくるもので、結局お父さんは・・・・。悲しい。でも戦争のこと沖縄のことをもう一度考え直すべきとこのほんはいっているのだろう。
戦争を知らない私たち世代によみつがれていくべき作品だと思う
風呂敷柄バージョン、中身は1998年版と同じ
2023/05/31 16:06
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
不朽の名作。何度でも読みたい一冊であることには変わりない。
さまざまな事情から理論社で初版本が出た後、新潮文庫→角川文庫で読めるわけだが、この風呂敷柄バージョンは、新装で何か新たな要素(解説など)があるかと思いきや、98年版と中身は同じ。98年版角川文庫を持っている人は重複するので注意を。
戦争と現代の子供の苦悩
2016/01/20 20:42
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投稿者:まり - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読んで、戦時中の沖縄の人々の苦しみと、それを知らずに生きる小さな女の子ふうちゃんの苦しみをしりました。
子供がこんなにも色んなことを考え、必死に人のこと心配し、悩んでいる姿を文字を通して想像しました。
大人になるにつれ、どこか子供はあまり深く考えないものだと思っていまいがちだが、感性が強い子供だからこそ他人のことを心配し、悩み、またそれを他人に心配されないよう努力したりするのだろうと思いました。
ふうちゃんが、そうしたように戦争を知らない私たちも、目をつぶりたいような事実だとしても知っていかなければならないのだと思いました。
優しいふうちゃん
2015/09/10 14:41
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:平塚雷鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お父さんとお母さんは沖縄県出身で神戸で琉球料理店を営んでいる。
優しくて、沖縄愛がたくさんある常連さんに囲まれながらのびのびと成長する。
ところが、ふうちゃんが小学6年生の時お父さんが心の病気になり、家族が苦しむようになる。
お父さんの病気の原因を知らなかったふうちゃんはお父さんの病気が沖縄と戦争に関係するということに気づく。