紙の本
枡野さんらしい禅の教えに癒される。
2018/07/09 05:46
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
99の禅の教えにそれぞれの枡野さんの解説。
思わず心がふわっと軽くなる。
悩んでいたことが、そもそも悩むこと自体に間違いがあったと
ハッとさせられる。
自分の人生というものをもっと幸福なものだと認めることが
大事だと教えられる。
人生、不幸を探すよりも幸せの数をかぞえた方がいい。
本書の教えである。
紙の本
優しい語り掛け
2023/08/29 23:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の根幹は、『常ならず(無常)、絶え間無く』です。この観が全てに亘っています。
本書の構成は右ページにテーマのワン・センテンスが記述され、左ページにその論述があるという形式をとっています。且つその左ページで論述は完結しています。よって非常に纏まっていて読み易く、解り易いです。
『人から受けた恩は石に刻み、人に与えた恩は水に流せ』が本書にありました。有名な句ですが、以前読了した『杉原千畝』で、ハルピン学院の校訓のようなものに『人のお世話にならぬよう、人のお世話をするよう、そして報いを求めぬよう』とあった事を思い出しました。
『常ならず(無常)、絶え間無く』は、確かに私自身思う処なので、日々の心に通底するようにしていきます。
電子書籍
読んで清々しい気持ちになれる。
2022/11/27 23:00
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投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
枡野さんの本は何冊か読んでいる。
もちろん同じことが重複して書かれていることも少なくないが、
読む本読む本読み終えて清々しい気持ちになれる。
色々と考えすぎて悩むことよりも目の前のことを一生懸命打ち込むことこそ
大事で素晴らしいことだと素直に思えるようになる。
悩みを抱えている人に是非読んでいただきたい。
電子書籍
考えかた
2020/05/02 15:19
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投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
考え方のものなのかな。と思いました。わかりやすいですし、悟りというものを、もっと身近に感じられました。
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投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
悟りというと少し、難しいような印象があるかなと思いますが、この本に書かれている悟りは前向きな考え方になれるような本です。
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迷った時にどう考えるか、のヒントになる1冊。
なるほどな、と思うところ、
共感しにくかったところが勿論あるので
こういう考え方が出来たらいいな、
これなら出来そうだな、と気づく。
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1章 人生に迷ったら―「無常」を生きるキーワードにする(まず、「無常」を深く受け入れる;絶対、無理をしない ほか)
2章 人間関係に悩んだら―禅的に「関わり方」を変えてみる(人はみな「生かされている」;日々を感謝で埋め尽くす)
3章 仕事で困ったら―「ご縁」にしたがうと、すべてが好転する(「あれも、これも」をやめる;“一人舞台”から降りる)
4章 老いを感じたら―変化に逆らわない、変化を受け入れる(ムダな抵抗はやめる;「体力をつける」より「元気を保つ」)
5章 将来が不安なら―「いま」できることだけに、集中する(やれるだけのことを、やる;目先のことだけに対処する)
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シンプルな思考をわかりやすい言葉で、短かく書かれています。
読む事で、今の自分がどう考えて行動しているかを振り返る事が出来ます。
99個も小さな悟りが書かれていますが、サラサラ読めます。忘れた頃に目次だけ開いて気になるところだけ読み返すのも良さそうです。
幸せは「考える」ものではなく「感じる」もの。
が、ハッとしました。
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右のページに短いお言葉があり、左のページにその言葉についてのお話、という構成。
とてもシンプルで、当たり前のことなのだけれど、どうしてかそれが日々の中では埋もれて見失ってしまう。
人生には小さな悟り、小さな答えがあればいい。
何か余計で不要な大きなものに心が振り回されてばかりいるから疲れるのだなぁとしみじみ思いました。
お坊さんの法話のような読みやすい本です。
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自分は、白黒はっきりつけたいし、人の目も気になるし、すぐ不安にかられる性格。
そんなとき、これを読むとそっかーと思えました。
ものの考え方を変えてみようかなと思えました。
よみやすいです!
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人生は思い通りにならないものって思うだけでも肩の力が抜ける感じがしました。やるせなさや怒り、不安を感じた時に読みたい一冊。
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大事なこと
書いてある内容はどれも大事なことで、いいなと思ったことは日常生活に取り入れていきたいなと思いました。
枡野さんの本は他にも読んだことがあるのですが、内容が重複しているところが多かったので評価は3にさせていただきました。
今回参考になったところは人間関係は合わせ鏡というところです。
嫌いと思っていると相手から嫌われるし、好きと思っていると好意を持っていただけるというところはすごく共感できました。
苦手な相手でもいいところはあるはずなので、そこはいいなと思って接していきたいです。
定期的に人生の考え方が書いてある本を読むと自分の考えをアップデートできる気がしてとても良い機会になっています。
また人生の役に立つ知恵のような本があれば読んでみたいと思いました。
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(個人的に考えたこと)
いくつか禅の本を読んでいると、結局、「諦めなさい」「現世とは苦しいものだ」「知足」「いまある幸せに目を向ける」そんなニュアンスを感じる
それって、自分の意識次第で納得して幸せと思えるようになる、素晴らしい考え方だけど、穿った見方をすれば、それ言い出すと元も子もないという感じも否めない。。というモヤモヤを抱えていた。
幸せって、本人がそう感じているか、だから、どんな状況でも本人が幸せと思えば幸せになれてしまう。。
あるときふと思ったのは、その考え方を、自分のために人生を良い気持ちで生きるのに使うのは素晴らしい。
ただ、禅の教えを根拠に我慢しすぎたり他人に利用されるのは違う、ということ。それがモヤモヤの正体かもしれない。
(程度の問題だけど、だから嫌なことでもやりなさい、とか、悪意のある他者に利用される口実になっては絶対いけない。自分から進んで・選んで人を助けるのはもちろん良いけど)
(気になった箇所の抜粋)##########################
過去に心を注がない
いまにひたすら集中する。
ポイントは、潔く忘れる こと。
将来を決めるのは、過去の積み重ねではなく、いまの積み重ね。つまり、いまに集中して生きていくこと。
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シンプルに考え、行動する。
人生に「特別な意味」など必要ない
損得勘定が、人生をややこしくする。
損得のためにムリをするのではなく、自分にできることは何かを考え、行動することに意味がある。
損得を考え始めると、結果、なんのために生きているのかわからなくなり、人生がややこしくなる。
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自分探し なんてやめる
「いま、ここ」にいる自分がすべて
自分など、探しに行かなくても、いまここにあるあなた。
埋蔵金伝説のように、探してみようかなとおもったら最後、とことん探したくなる、はまってしまう。
自分探しも、埋蔵金と同じくらい見つからないもの。
私は何をするべき人間なのか と考え始めると、目の前にある本来やるべきことが見えなくなってしまう。
ますます自分を見失う。
それより大事なのは「自分磨き」
どんな玉でも磨けば光る
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地道にやる
夢、目標をもつことは大事だが、壮大過ぎて現実との乖離が大きいと、何から始めて
良いかわからなくなる。
夢、目標はあくまでも方向性を決めるためのもの。
あとは足下をみつめて、いまやるべきことをコツコツとやっていくのみ。
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自分にないものを探さない。
ないものねだりより、「あるもの磨き」
苦手なことはいくら頑張っても上達しない
あるもの磨き のほうが、楽しく生きられるし、結果も出せる
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自分を偽らない
そのほうが、人から信頼される
相手を傷つけないように、という気遣いは大事だが、「相手に気に入られよう」とするのと混同しないように��意が必要
自分をよく見せようと、相手に合わせて自分を変えていたら、疲れる。
そして結果的に、自分をころころ変えることになるので、本心がわからない、信用ならない人だ と見られてしまう。
私の人生の主人公は私である。
主人公とはもともとは禅の言葉。
心の中の本来の自分。その主人公こそが、自分の行動を決めるものさし。
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世間に照らし合わせない。
自分の価値観に従って生きる
もともと実体のない世間というものの平均を表した数字に、どれほどの意味もない。
自分の感じる豊かさや幸せは、そういった平均値とは無縁。
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上機嫌でいる
人望のある人は、顔が違う。
何があっても笑顔を心がける。そういう人のまわりに、「人の花」が咲く
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「忙しい?それは素晴らしい」
やるべきことがある という幸福
自分の力をふるえる場所があるのは非常に幸せなこと。
仕事は自分から追いかけるほど楽しくなる。
追われている という感覚で仕事をしていると、幸福を感じるゆとりがなくなる。
目の前の仕事を追いかける というふうに捉える方が良い。
自分が主体になる分、喜んでやる 気が満ちてくる。
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お金の奴隷にならない
生活に必要な以上は、儲けても変わらない。
もっとお金がほしいという気持ちを加速させ、自分を苦しめる。
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失うものなどなにもない。
本来無一物 という禅の教え
みんな、手ぶらで産まれてくる。
あるのは命と、その命の宿る肉体だけ。心も、知識も、人間関係も、まっさら。
生きるとは、このゼロのうえにさまざまなものを増やしていくこと。
ただ死ぬときはまた、手ぶらで旅立っていく。
その真理のうえにたてば、なくすと困るものは命以外に何もない。
だから、何かを失うことを恐れたり、心配する意味はない。
この小さな悟りほど、人間を強くするものはない。
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人生も命も、すべてレンタル
最期はそれをお返しする。
ご先祖様からご縁をいただいてお預かりしているのが命。
その命が営む人生で得たものは、なにひとつ自分のものではない。
日々の修行によってきれいに磨き上げ、お返ししなければならない。
人から借りたものを大切に扱うのを同じように、
命も、いつかはお返しすることを念頭において、少しでも輝くように大切にしていくのが本来のあり方。
自分の人生は、「お返しする命の営み」であることを思えば、心配事にいちいち煩わされている場合ではない。日々を大切に生ききりましょう。
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個人的に社会問題をお題とした心が沈むような内容の本を選択しがちなので、今回は違う本!という印象で読み始めました。
枡野さんの前向きな物事の捉え方と、心の持ちようは詳しくは読んでもらいたいのですが、シンプルで分かりやすく無理がないように感じました。生きるってそういうことなのかなぁ、無理がないように、が大切なのかなぁ。うん。
本屋さんで枡野さんの本が目に入ってから、少し間が空きましたが図書館で借りました。
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枡野住職の「放っておく力」を読んで感銘を受けたため、他の本も読んでみたいと思い購入しました。
本書では、日常においてシンプルに考え行動するための「小さな悟り」について99個ものヒントが書かれています。先述した「放っておく力」や他の著書に書かれている内容と重複する部分もありましたが、心が前向きになれる内容でした。
個人的に「人はみな生かされいる」については改めて生きるということを考えさせられました。仏教の「諸法無我」という考え方において、仕事やプライベートで関わる人や自分が身に着ける服など、様々な関係性の中で自分は生かされています。
故に、周りの支えあっての当たり前の日常というものに、より一層感謝の気持ちを持って生活をしていきたいと感じました。