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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/09/26
- 出版社: 小学館
- サイズ:18cm/93p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-09-388644-4
読割 50
紙の本
天国と、とてつもない暇
著者 最果タヒ (著)
優しくなりたいも、強くなりたいも、弱くなりたいも、噓つきでありたいも、このまっしろな今年に預けて、来年へ、とびこんでもいいのかもしれない。(「クリスマスの詩」より) 日本...
天国と、とてつもない暇
天国と、とてつもない暇
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商品説明
優しくなりたいも、強くなりたいも、弱くなりたいも、噓つきでありたいも、このまっしろな今年に預けて、来年へ、とびこんでもいいのかもしれない。(「クリスマスの詩」より) 日本語の可能性を広げる、最果タヒの詩集。【「TRC MARC」の商品解説】
詩の世界に新風を吹き込んだ詩人の最新詩集
現代を生きる若者たちを魅了した詩集三部作(『死んでしまう系のぼくらに』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』『愛の縫い目はここ』)を経て、今、未知の世界がこの詩集から始まる。若き言葉の魔術師が贈る最新詩集、待望の刊行。
《私には本当は私しかいないというそのことを、/季節の境目でだけ、思い出します。/生きていれば幸福より優しさがほしくなる、/この指で与えられるものがひとつずつ、ふえていく、/散りゆく世界、積もる白、私の人生、私の、/私への、果てのない、果てのない優しさ。》――(「自分にご褒美」最後の6行)
《きみはかくじつに誰かに愛されるし、かくじつに一人ではないし/それでも孤独があるという花畑なんだ、ここは。/燃やそう、だから一緒にすべてを燃やそう、次の太陽にみんなでなろう。》―(「冬の濃霧」最後の3行)
《軋むようだ、/骨が軋んだ、その時の音のように、/小さく、みじかく、私にやってくる、感情。/名前をつけて、いつまでも飾ることは、できない、/腐っていくから。/それでも、その瞬間の、小さな音、/それが、私の声をつくる、/身体から旅立つ、声を。/おやすみ。/私は、あなたが懐かしい。》(「声」最終連)
漢字、ひらがな、そして、句読点までもがポエジーを奏でる。
その上、タテ組、ヨコ組、行替え、行間の空白――斬新な詩行の列がポエジーを支える。
【商品解説】
著者紹介
最果タヒ
- 略歴
- 〈最果タヒ〉1986年神戸生まれ。詩人・小説家・エッセイスト。「グッドモーニング」で中原中也賞、「死んでしまう系のぼくらに」で現代詩花椿賞受賞。
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紙の本
開くたび、であい直す
2019/04/10 00:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆぅ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タテ書き、ヨコ書き、2つの目線が入り混じる構成。
毎日気になるところを読む。時には2日続けて同じ詩を読む。読む時々で、いつも出会い直す言葉たちは、私を映す鏡のよう。
紙の本
はじめましての
2021/12/18 09:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
最果タヒさんの詩集読了。
詩自体、ほとんど読んでこなかったのですが、不意に読んでみたくなったのでお名前だけは知っていた、最果タヒさんの作品に触れてみました。
日本人でよかったなぁと思えるような、綺麗で品のある言葉たち。
「どういう意図なんだろう」と首を傾げながら読む部分が多いけれど、他人を理解するのがほぼ不可能であるように、理解しようとしなくてもいいんだろうなと思ったりしました。別の作品も読んでみたいなと思います!
紙の本
すてきな本です。
2021/07/26 20:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
詩そのものがすてきなのは言わずもがなですが、そのフォントやレイアウトもすてきです。
縦書き、横書き、右より、左よりなど、その詩の性格が表現されているのかな、と思うと想像がふくらみます。
電子書籍
新たな風を吹き込む
2020/07/17 17:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
都会であれ地方であれ、自分で選んだ場所で生きる素晴らしさを教えてくれました。リトルモアから出版されている、前3冊の詩集も読んでみたくなります。