ユキヒョウの獣愛 （Ｂ−ＢＯＹ ＮＯＶＥＬＳ）

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投稿者：夏みかん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

櫛野先生の獣人シリーズのひとつです。ユキヒョウの獣人と獣人になれないサーベルタイガーの獣人とのお話。獣人シリーズは受けが人間と言うケースが多いのですがこちらはなんと2人とも獣人です！ストーリーの勢い的には比較的に穏やかに流れていきますが、安定のハッピーエンドなのでストレスなく読み進められます。他の獣人シリーズ同様好きな作品のひとつです。

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投稿者：名無し　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレありです

謎の熱病に侵された母親の為に薬草を求めて旅に出た受けが、攻めの一行に同行することになり、その道中で距離が近づいていく。たどり着いた攻めの国で薬草と族長の座を巡る御家騒動に巻き込まれ……というあらすじ。

受けの母親の病気は本人だけじゃなく獣人全体にとってかなり深刻なものだと思うんだがあまり取沙汰されないのは何でだろう。探しにいく薬草も言うなれば『最強の熱冷まし』なので対症療法でしかないが…まぁ、旅の理由と、受けが獣姿になれない理由付けが必要だっただけかな？

受けは獣の姿を取れないというハンデ(武強国なので地味に辛い。イジメなどはないです)がありながら、守られるだけの立場に甘んじないのが良かった。気ばかり逸って暴走したり足を引っ張ったりもせず、邪魔にならず役に立てることをちゃんと考えてます。今回は受けも獣人ということで、オラーンサランどうなるの？と気にしてましたが、ちゃんと獣人してました。翌朝の恥じらいぶりが可愛かったです。

攻めは為政者としては甘すぎるな～と思いながら読んでたので、受けや自分の身の安全よりも山を焼き払うことを選んだのは好感持てました。自分たちを犠牲にするんじゃなくて受けを絶対守るという気概もあっての決断なんだろうな。

今回もネコ科なのでもふもふ天国でしたが、ユキヒョウが尻尾噛むとか、サーベルタイガー一族が相手の牙を舐める意味とか、獣人ならではの萌えがあって良かったです。

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「サーベルタイガーの獣愛」のサーベルタイガーの獣人一族のティタとユキヒョウの獣人の長・ジュストのお話。
サーベルタイガーの獣人一族なのに幼い子から人間姿になれないティタが、高熱に侵された母親のために極寒の地へ薬草を取りに向かうが途中でユキヒョウの一行と出会う。始めは人間と誤解され冷たくされていたが誤解が解けてからはユキヒョウの獣人・ジュストは優しくかいがいしい。
やっとサーベルタイガーの一族の住む地へ着いたがそこで長の座を狙う陰謀に巻き込まれ…。

前作「サーベルタイガーの獣愛」のディオルクとルシュカも登場。基本的に一部の悪人以外獣人は愛情深く周囲にも優しいのでほのぼの優しい気持ちで読めるが、ティタは「ケダモノ」らしいのでそのシーンは激しい。

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

「サーベルタイガーの獣愛」と同じ世界の話
「サーベルタイガーの獣愛」の登場人物も出てきますが、
読んでなくてもこれ単品で楽しめる作品になっております。
（ディオルグとルシュカが仲良くやっているのを見て微笑ましくは思うし、
あの軟膏はティタが作ったのかーと思ったりできるのですけれど
必須っていうわけではありません）

作品自体は獣人が小さきモノを溺愛するパターンです。
（このシリーズの王道路線ですね）
そして、このレーベルの特徴なのか
表紙裏のあらすじに筋のかなりのところが書かれていて
最大のネタバレになっている。
まあ、それがわかっても楽しめるような王道ルート作品なのですけれど。
そういうものが嗜好ど真ん中な方はたまらんのではないでしょうか。
（プラスもふもふ系獣人好きならばさらにたまらないと思う）

小さき可愛いものはサーベルタイガーの獣人でありながら獣人の姿になれないティタ
（実年齢は50歳だけど！）
そして小さき可愛いものを甘やかして溺愛する獣人はユキヒョウのジュスト
ジェストの改心と行動の変化が激しくて…（涙舐めに抱っこに添い寝）
いや、基本獣人は「小さく可愛いもの」好きって知っているので
「可愛い」って思ったら止まらないのでしょうけれどねぇ
赤い月についてはティタも獣人だったので、
その理解については問題なかったようで…

そして、アリーシャ姫最強ですよね
姫至上主義のカミラさんもいることだし、
（ロウはこれからも苦労が絶えなさそうだけど）
いっそ女王様にとかふらふら考えてしまったりね。
叔父のイゴールも策謀は稚拙（しかも人望がない）ですが
まあまあな感じでした。

気になるのはティタ家族だけかかる病の謎…
どういう病なのかまったくわからないままなのが…気にかかって仕方ない。
潜伏期間が長いのか…
他に理由があるのか
胎児の時にかかったら、ティタのような子がとか
どうしてティタ家族にだけなのか
考え出すとぐるぐるしてしまいます。
後は、人間化したジェストの挿絵はちょっとイメージ違ったですけれど

因みに私が一番萌えたのは寝ている時のしっぽ吸いです。
あまりのことにもふもふ萌えがないのに悶えてしまいました。
それと、獣人たちの耳・尻尾は素直ですよね～
感情だだもれ。
（ケモミミもふもふにあまり萌えはないのですが
竜人シリーズが好みなので同じ世界を手を広げて読んでしまってます）

☆3.5評価の4です。

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投稿者：チーズケーキ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

長かったです。すごく良いお話なのですが後半で疲れてきてしまい。内容はてんこ盛りです。モフモフ溺愛最高でした。

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投稿者：フー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

時間的に『サーベルタイガーの獣愛』の後の話で、ディオルクとルシュカも登場します。未読でも読めるようになってると思いますが、両方読むのがおススメですね。
受けは獣人姿になれない獣人族なのですが、中途半端さに悩みながらもちゃんと獣人です。今回は初めても合意なのでその点は安心です。