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商品説明
法務官僚の神谷が殺された。警察庁警備局の隼瀬は神谷が日米合同委員会に関わっていたこと、“キンモクセイ”という謎の言葉を残していた事実を探り当てるが…。警察インテリジェンス小説。『週刊朝日』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
【文学/日本文学小説】法務官僚の神谷道雄が殺害された。警察庁警備局の隼瀬は神谷が日米合同委員会に関わっていたこと、キンモクセイという謎の言葉を残していた事実を探り当てるが……。日米関係の闇に挑む、著者初の警察インテリジェンス小説。【商品解説】
キャリア官僚の連続不審死、日米合同委員会と公安組織“ゼロ”の暗躍、そしてコードネーム“キンモクセイ”をつなぐ糸とは?
日米関係の闇に挑む、著者初の警察インテリジェンス小説!
法務官僚の神谷道雄が殺された。警察庁警備局の隼瀬は神谷が日米合同委員会に関わっていたこと、“キンモクセイ”という謎の言葉を残していた事実を探り当てる。神谷殺害事件の専任捜査を極秘に命じられる隼瀬。しかし警視庁は捜査本部を縮小、公安部も手を引くことが決定される。やがて協力者である後輩の岸本行雄の自殺体が発見される……。日米関係の闇に挑む本格的警察インテリジェンス小説。
日米地位協定ってのは、要するに、在日米軍は日本国内で好き勝手やっていいですよっていう協定だ。こんなもん結んでいるのは世界中で日本だけだ――
――共謀罪を含む改正組織犯罪処罰法が施行されたときに、こんなことを言ったやつがいる。俺たち公安はこれでようやく特高に戻れたってな……
国家の秘密というが、国家って何だ? 国民を守るための器が国家なんじゃないのか?【本の内容】
著者紹介
今野敏
- 略歴
- 〈今野敏〉1955年北海道生まれ。「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞受賞。レコード会社勤務を経て作家。「隠蔽捜査」で吉川英治文学新人賞、「果断」で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞受賞。
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紙の本
キンモクセイの
2019/03/01 07:24
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
良い香りを思い出すが、どうやらダイニングメッセージ扱いで季節がらなども関係なさそうだ。
しかしはじめのイメージから変わるオチだったら面白いな。
紙の本
今野敏といったら...的な小説。
2021/02/06 15:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
任侠シリーズも面白いけど、やはり、今野敏といったら、こんな作風と勝手に思っている。正統派の警察小説である。テーマは、中身を知れば知るほど、日本は、アメリカの属国なのだろうか...とすら思えてしまう日米地位協定。フィクション、そしてエンターテインメントのカタチで、リアルの日本社会の問題を提起する内容にはなっている。だだし、対立する政党の描き方とか、警察人事のか、ちょっといろんな設定が雑に感じるかなぁ...。読者の私が不勉強なのかもしれないが...。
紙の本
やや乱暴で粗雑な展開
2020/10/06 21:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今野敏の描く警察小説である。主人公は警察庁警備局警備企画課の課長補佐である。階級は警視である。警備企画課長、理事官2名、そして先任の課長補佐が主たる登場人物である。さらには、同期の他省庁キャリア5名が同期会を頻繁に開いている。出身官庁はばらばらで
そこに法務省のキャリア官僚が殺されるという事件が勃発した。警察庁の主人公が最も情報を持っていそうだが、他省庁のキャリアの方が感覚が鋭いし、反応も迅速であった。どうやら法務省のキャリアは知ってはいけない極秘情報を知ってしまったらしい。
犯人は外国人だという噂が流れる。警備企画課は公安のまとめ役で、実働捜査は警視庁の公安部が行うことになっている。しかし、突然それらの捜査が縮小、中止となってしまった。皆奇妙に感じていたが、中止や縮小の理由が不明である。主人公は先任の課長補佐と内々で捜査を進める。
ある所まで調べが進み、概要が判明してくると、主人公は突然警視庁から指名手配されてしまう。そこからはまるで犯人扱いである。緊迫した逃走シーンはかなり真に迫っている。しかし、主人公が指名手配されるというのは飛躍があり過ぎる。明確な理由がないからである。しかも指名手配された人物は枢要部署の課長補佐である。まずあり得ない話である。
同期の仲間が色々な手助けをしてくれるが、それにしても他省庁はよほどヒマらしい。実際にはあり得ないことであろう。事件の中枢には日米間の思惑の齟齬と、特定秘密保護法、改正組織犯罪処罰法との絡みがありそうであった。さすがにA新聞の出版社である。かなり執拗である。しかも、小説と言うメディアを使うとは。
いずれにしろ、本編は部分部分はよくできていると思うのだが、そのつながりや理由が暴で、ため息が出てしまう。もう少し丁寧に描いてほしいのだが。蛇足ながら、主人公の上司である警備企画課長の転勤先が沖縄県警警備部長とある。これは普通では懲罰人事であろう。局の筆頭課長が県警の警備部長となれば、降格に等しい。
紙の本
これはちょっと...
2019/06/21 21:24
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:てるやん - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の公安警察の総本山、警察庁警備局を舞台にしたストーリーという事で、これは面白そうと飛びついたが...。
警察庁警備局の舞台設定が粗すぎる。警察庁ではなく、警視庁公安部?あるいは地方警察の公安課か?それとも所轄の警備課か?っていうくらい、国家機関の雰囲気が出せてなかった。
また、登場人物のキャラが立っておらず、犯人のヒットマンの使い方が強引過ぎる。何より、満を持して登場した裏の理事官の扱いが雑で雑で、本当にガッカリ。
著者のシリーズものでは、初期のキャラ設定が定まっていないことがよくあるから、続編以降でもっとキャラが立つ事に期待したい。
ただし、一番頂けなかったのが、自民党を想定したと考えられる政府・与党が陰謀の黒幕で、旧民主党を想定したと考えられる野党が正義で民衆の味方という設定!時代錯誤も甚だしい、薄っぺらな思想が前面に出ていて、減なりした。
挙げ句の果てに、鳩山政権が倒れたのは、沖縄米軍基地を県外に移設しようとしたから、日米共同委員会に潰されたって...更に、野党の大物衆議院議員が正義の味方で登場って...、妄想としても酷すぎるので、開いた口が塞がらす、引いてしまった。
著者の他の作品でも、このような自身の思想が散見されたが、これまでは許容できる程度だったが、本作は酷すぎる!出版社の影響か!?
いつもなら、まずは一気読みをして、続けて何回か読んで楽しむのだが、本作は、一回でお腹いっぱいで、ゴチソウサマデス!
駄作とまでは言わないが、今野敏ファンとしては、とても残念な作品だった...