気高き愚王と野卑なる賢王 （ラルーナ文庫）

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

真実を知らされずに閉鎖された中で偏った教育を受けて育った受けは、懐の深い攻めのお陰もあり最終的に幸せになった
しかし今も世界の中では偏った教育のせいで、偏った思想を持ち銃や爆弾を手にしている人(子ども)たちがいると言うテレビ番組を見たことを思い出し、妙にシリアスな気分になってしまった

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投稿者：こよ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

不憫で不幸（最初は自覚なし）な受けが攻めのおかげで知識を得て自我を得て未来を得る安定の王道モノなのですが、受けの気性が荒めで大立ち回りとかする、健気なんだけどそれだけじゃない受けなので面白く読みました。

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投稿者：KoLe　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

敵同士モノは萌えなので、本作も、大嫌いが大好きに変わっていく過程が楽しかったです。ちょこっとハラハラする場面もありますが、この甘々の挿絵だもの、悪いようにはなりません。日本のような中国のような、想像しやすい世界が上手に描かれていて話の中にすんなり入っていけます。
BLですが読後の感想は、萌よりも「プロパガンダ」でした。自分の信じてきたことが全くの嘘だったら？　虚偽の情報が多いご時世ですし、真実を見極めるためにもっと勉強せねば！と思いました。

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投稿者：さなにょろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

面白かった。
他国の人質になった受け。
次の王として育ったので、卑屈になることもない。

敵国人質になっても凛としてるう受け。
受けの育てられ方には裏があるのですが、それを支えるのが相手国の王である攻め。

受けと攻めの会話にテンポがあって面白かった。

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投稿者：そらまめたろう　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

とても面白かったです。
二人とも王なので、高貴かつ男前なのがよかったです。姫っぽいのは苦手なので…。
あらすじにもある通り身分違いの恋、そして溺愛系が好きだと満足できると思います。
アジア系ファンタジー物によくあるとっつきにくい表記に慣れてないため冒頭不安になりましたが、野原先生のぶれない筆致に読み進めるとしっかり没頭できました。
本当に素敵な二人だったので、欲を言えばぜひ甘さ増やしたSSを電子で読みたかったです。

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投稿者：ミケ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

大人のキレ者賢王の瑞龍は２８歳、片や即位ホヤホヤの王族の意識は高い秀瑛は２０歳に満たずに、真実を知らない(お馬鹿さんではないけど)愚王と言われても仕方がない身。
オーラがないけど根は素直な秀瑛は、マヌールネコもどきに警戒されずにちょっと懐かれたり、案外人たらしだったり等、結構可愛い。
そんな彼に惹かれてしまった瑞龍が、市場で自分の縁談の噂に拗ねてしまった秀瑛の機嫌を取るシーンが微笑ましい。
サラッと読めて面白かった。