君が代の歴史
著者 山田 孝雄
国粋主義を唱道していた山田孝雄は敗戦の10年後、日本の国歌とされた歌について、真摯な論考を物していた。種々史料を繙き、あくまで歌としての変遷を古代から今代までたどる。古今...
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商品説明
国粋主義を唱道していた山田孝雄は敗戦の10年後、日本の国歌とされた歌について、真摯な論考を物していた。種々史料を繙き、あくまで歌としての変遷を古代から今代までたどる。古今和歌集に「よみ人しらず」として収められた一首が、どう引用され、変形し、受け入れられたのか、そしてあの節がいつどこで乗り、「国歌」となるに至ったのか――元号が改まるいまこそ確かめたい。(原本:宝文館出版、1956年)
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正統を嗣ぐ国語学者が成立過程を真摯に追及する
2019/02/21 15:51
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「君が代」はいかに伝えられ、利用され、国歌とされるに至ったのか。「君」とは誰を指すのか、あの旋律は誰がつけたのか。文献を渉猟し、その沿革をたどる。「最後の国学者」が終戦後10年を経て遺した珠玉の論考。宝文館から1958年に出されたものが講談社学術文庫に収められた。
国歌「君が代」の歴史を丁寧に辿った一冊です!
2020/03/06 10:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、日本の国歌となっている「君が代」について、その歌の歴史を古代から現代まで辿った画期的な一冊です!「君が代」にはこれまでいろいろな議論がありました。例えば、民主主義に反するとか、もともとは恋の歌だったとかといった議論です。同書では、こうした多様な議論を巻き起こした国歌を、あくまでも一つの歌として深く論考したもので、古今和歌集で「よみ人しらず」として収められた一首が、どのように「君が代」に引用されたのか、そしてどのように変形しながら受け入れられてきたのか、といったことを解き明かしてくれる興味深い一冊です!
君が代
2019/05/09 08:33
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
国歌とされているので、何にも考えずに歌っていましたが君が代について初めて知ることばかりで興味深かったですね。