- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/03/28
- 出版社: 白水社
- サイズ:20cm/317,23p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-560-09688-8
読割 50
紙の本
貿易戦争の政治経済学 資本主義を再構築する
著者 ダニ・ロドリック (著),岩本正明 (訳)
世界を代表するグローバリゼーションの論客が、近年の国際社会の大きな変化を踏まえながら、国際貿易を中心に、幅広いテーマを政治学と経済学の立場から論じる。一般読者向けに書いた...
貿易戦争の政治経済学 資本主義を再構築する
貿易戦争の政治経済学:資本主義を再構築する
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商品説明
世界を代表するグローバリゼーションの論客が、近年の国際社会の大きな変化を踏まえながら、国際貿易を中心に、幅広いテーマを政治学と経済学の立場から論じる。一般読者向けに書いた論考の中から、人気の高かったものを収録。【「TRC MARC」の商品解説】
自由主義と重商主義の攻防
グローバル経済の行く末は、ますます不透明になってきた。ブレグジットやトランプ大統領の誕生で、米国と欧州は傷ついた巨人としてもがき苦しんでいる。低成長に喘ぐとともに、格差の拡大で社会の足場が大きく腐食されているのだ。
本書の著者、ダニ・ロドリックは『グローバリゼーション・パラドクス』でこうした展開を正確に予測していた。本書は、『グローバリゼーション・パラドクス』以後の世界を展望した最新刊である。
本書によると、米英を中心とした自由主義陣営と中国を中心とした重商主義陣営が相互に共存できる時代がここ数年で終焉したという。先進国においても雇用や輸出が重視され、米国が重商主義に改宗しようとしているのは象徴的だ。
成長の核になる途上国の未来も暗い。グローバリゼーションとテクノロジーの進展は、貧困国に十分な産業化の時間を与えず、「早すぎる脱工業化」が世界を蝕んでいるのだ。
ポピュリズムや「怒りの政治」はこうした事態を栄養源として成長してきた。自由主義と重商主義の攻防にどう向き合うのか? 中道左派はいかに国民の信頼を取り戻すべきなのか? 資本主義を再構築するための新たな提言!【商品解説】
著者紹介
ダニ・ロドリック
- 略歴
- 〈ダニ・ロドリック〉1957年トルコ生まれ。プリンストン大学でPh.D.を取得。ハーバード大学ケネディ・スクール教授。専門は国際経済学、経済成長論、政治経済学。著書に「エコノミクス・ルール」等。
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幻想のグローバル・ガバナンス
2019/07/27 17:17
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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
グローバリゼーションに反発する国民心理を抱え、重商主義経済に舵取りをするポピュリズム政権の国々、テクノロジー先進国との差を縮める後進国の能力の話など、貿易戦争真只中の現代の経済状況を端的に解説している。