ガダルカナルを生き抜いた兵士たち 日本軍が初めて知った対米戦の最前線
著者 土井全二郎
ほとんどの兵隊は死に、運が良かった者は捕虜となった。日本人の戦い方に米軍兵士は怯えた──飢餓と悪疫の戦場から帰還し歴史に埋もれた人々を取材、その肉声で綴った新たな事実。
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今となっては聞けない貴重な肉声
2022/09/16 10:13
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦後50年に刊行された後、2009年に文庫となり、さらに光人社NF文庫の新装版として2019年に出版されたもの。
ガダルカナルで戦い、生還した兵士たちから聞き取った内容がまとめられている。
戦後50年の時点だからこそ、このような肉声が聞けたのだろう。今では鬼籍に入られた方々の貴重な証言に触れることができる。
太平洋での戦闘もさることながら、捕虜となって以降のことなどが知りたくて読んだ。
戦争ものは、今から見るともはや「歴史」として文字面で捉えてしまいがちだが、証言や写真を通して、当時、その場所には、自分たちと同じような普通の人たちが駆り出され、戦っていたのだと再認識できる。豊富な写真や地図も参考になる。