- 販売開始日: 2019/03/15
- 出版社: KADOKAWA
- レーベル: HARTA COMIX
- ISBN:978-4-04-735128-8
キツネと熊の王冠(クローネ)
著者 著者:中村 哲也
ドイツビールと民族衣装(ディアンドル)をこよなく愛する作者が、毎巻舞台とキャラクターを変えて執筆を続ける『王冠(クローネ)』シリーズ、第2弾! 大好評の第1弾『ネコと鴎の...
キツネと熊の王冠(クローネ)
商品説明
ドイツビールと民族衣装(ディアンドル)をこよなく愛する作者が、毎巻舞台とキャラクターを変えて執筆を続ける『王冠(クローネ)』シリーズ、第2弾! 大好評の第1弾『ネコと鴎の王冠』と異なり、今回の主人公はすでにビール職人(マイスター)として自分の店を持っている女主人のマヤ。肉体的に優れ、造るビールも天才的な彼女にはひとつの悩みがあった。それは共同経営者のニルスに対して、ずっと片想いをしていること。がさつで男勝りだが、純情を心に秘めた彼女の恋は、果たして…?
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狐の花嫁修業
2019/03/17 15:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:求道半 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルに動物の名前が含まれているので、生き物を擬人化した話ではないか、と勘違いする読者もいるかもしれないが、登場人物は全員、紛れもなく、人間であり、それは主役の男女を象徴する愛称のようなものである。
ドイツに住む日本人の青年が主人公であった第一作の長大な後日譚として、本作を捉える事も可能だが、今回の主役はドイツ人の若い女性であり、小さな醸造所が併設された飲み屋で働く彼女の仕事の内容と日常生活が、二作目では重点的に描かれる。
キツネのような彼女の俊敏さは、接客態度に顕著であり、彼女の多少の狡猾さは、同僚の熊のような男性に抱いた恋心の発露の場面に看取される。
男勝りで粗野なマヤでも、仕事と恋の両立は、力任せに押し通せるような生易しい課題ではなく、仕事中に赤面したり、ニルスに色目を使ったりしても、中々、思い通りの成果は得られない。
ビールの薀蓄を知りたい読者は、ビール以外の話題には興味を示さないかもしれないが、ビールの事を積極的に知りたいとは思わない読者に対しては、本作が連作である強みが作中で遺憾なく発揮される。
ちびりちびり、と酒を味わって飲むように、一冊ずつ、ビールに関連する知識をゆっくりと吸収する行為を、読者は楽しんでもらいたい。
前作と同様に、今作でも、脇役が多数、登場し、酒場でビールを飲んで、料理を食べて、浮かれている。
人前で裸踊りをする人物は一人もいないが、ニルスとマヤの裸は何処かで見られるかもしれない。
冒頭のマヤの姿から結末のマヤの表情を想像するのは困難だが、最後まで読めば、狐と熊亭の常連客が新たに誕生するのは必至である。
マヤとニルスの恋の行方は?
2019/03/17 01:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前回のネコと鴎の王冠に続くビールづくり第二段。 今回の主役は狐と熊亭の二人。
ビール醸造の親方のマヤと社長のニルス、二人の物語。
巻頭の登場人物紹介は前回のヴィンター家が中心ですが、本編にはほとんど出てこないので、作品の登場人物紹介としては何かしっくり来ない。 明確に出ていたのは親方と若い二人に加え、もう一人位か。
良く良く見れば出ているのかも知れませんが、その程度。
姉御肌のマヤと気は優しくて力持ちのニルス。 マヤはニルスのことを想っているが、ニルスは?
二人の恋の物語とビールづくりの物語。
良い感じにまとまっています。
マヤ嬢、ギザッ歯なので歯を見せて笑うと...かなりワイルドに。
見せなければ普通に可愛らしい。
かと思えば、所々にシャワーシーンがあり、サービスしてくれます。
前回の二人、アンナと玖郎も登場。
若い二人は自分達のビールを作るため、相変わらず奮闘中の様子。
マヤ嬢は親方として...
途中、アンナと玖郎、二人のデートが短編になり集録されています。
黒タイツに包まれたアンナの脚は必見?
最後には恒例の夏祭り。
そして、最後に最後には...?
不器用な二人の恋、どうなるのかは見てのお楽しみ。
夏祭りの勝負の行方も。
次はそばかすがチャームポイントの女の子とビール職人の物語?
タイトルはヤギと羊の王冠になるそうで。
当然、今までの登場人物も出てくる?
今回のマヤとニルスのその後も気になりますし。 実に楽しみ。
今回も分厚く読みでがありましたが、なかなか面白かった。
ビール王国
2021/12/15 23:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:来条 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ビール純粋令のあるドイツが舞台のビールと人の物語。
第二弾(物語は独立というか一巻ごとのオムニバス?)。
「好き」という感情がまっすぐで、いい意味での「おらが村の」という感じもいいな。