- 販売開始日: 2019/04/15
- 出版社: KADOKAWA
- レーベル: HARTA COMIX
- ISBN:978-4-04-735541-5
アルテミスの爪紅
著者 著者:犬童 千絵
女たちが歩むのは華麗なる花道か、それとも苛烈なる茨道か。『碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語-』で強く美しく生きる女性の姿を描いた犬童千絵、その原点となる作品集がついに刊...
アルテミスの爪紅
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商品説明
女たちが歩むのは華麗なる花道か、それとも苛烈なる茨道か。『碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語-』で強く美しく生きる女性の姿を描いた犬童千絵、その原点となる作品集がついに刊行! 好奇心旺盛な女子高生がとある館に潜入する『地下室の白日夢』。美女ふたりの闘劇『波紋の虚、魚遊の実』。村の伝承に翻弄される少女の物語『獣人村のあかり』など、十二作品を収録。デビュー作から最新短編までを網羅して、特厚224ページでお贈りします。
●収録作品●
「地下室の白日夢」「宵待草」「野罌粟」「recovering」「AガールBボーイ」「押忍! 武美ちゃん!!」「見つめないで」「清隆の一夏」「トルコのおいしい日」「Bullet Rabbit」「獣人村のあかり」「波紋の虚、魚遊の実」
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ほとばしるバイオレンスと狂気、しかしエロくないよ
2019/05/15 17:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
予想以上だった。
縦横にこだわらない少女漫画的なコマ割り、ここまでは描き込まないだろうという描線、キャラクター造形の濃さもアウトロー・闇社会の危うい雰囲気にうってつけだ。
だがエロくはない。
個人的な印象だと、この種の作家は淡い描線で全体のバランスが悪いか、車両や小道具の描写や扱いが苦手か、あまり中間がないように思う。
その中庸を取って、「エアロゾルアート」(ヒト気のないコンクリ面なんかに描かれた落書きである)に堕しない際どい一線を保っている。
ここまで描けてなぜエロさを感じさせないのかが謎。
筆者の言の通り、粗削りこそ感じさせるが剣術・肉弾戦から暴力的なカットまで、実に躍動感があって完成度も高い。だがエロくはない。
主役・わき役問わず、密にして丁寧に描かれているのも興味深い(大体はモブ、なんて呼んで適当に描いてしまうのだが)。
バイオレンス・アウトローを煮詰めた中、SFあり日常譚あり、ショートギャグコメディあり、ファンタジーから武家の姫君まで中短編なんでもあり。悪く言えば、器用貧乏か!?
この中身でこのペンネームも落差が大きすぎて面白い、エロさを全く感じさせないのもここまでくればある種の才覚かも知れない。
12話の短編集ですが...
2019/04/17 00:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
碧い瞳と一緒に出ていたので購入しましたが...もう一つ。
短編12話の集まりで、短いものは5ページ。
今一つ結末が分からない、納得がいかないもの、スッキリしない終わり方をするものが半分、特に盛り上がらず終わるものが半分。
好きに描いたと言った感じでしょうか。
少なくとも、これは!と思う作品はなかった。 ちょっと残念。