電子書籍
なんじゃこれ
2020/06/29 07:16
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
美味しそうなお料理のお話を書く原田さんが、こんな感じのお話も描くとはw しかし、おもしろそうな物語で、こちらもハマッてしまいそう!
紙の本
マンション建て替えの難しさ
2022/10/29 05:37
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投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今は亡き有名建築家の建てた歴史的マンション
その斬新なデザインゆえに「おっぱいマンション」と揶揄される事もある
デザイン優先の為に樋がなく、住民はカビ等に悩まされていた。
老朽化に伴う建て替え問題
住民、建築家の娘、建築家の事務所の後継者
それぞれの思惑があり、建て替え問題は入り乱れていく
マンションの建て替え問題を軽く読める読み物に仕上げてある
紙の本
建て替え問題で揺れる
2022/08/01 03:45
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
老朽化著しいデザイナーズマンションを、引退した舞台女優の奥村宗子に重ねてしまいます。揉めに揉めた末に明かされるマンションの秘密に驚きつつ、アスベストから建築基準法まで楽しく学べました。
紙の本
…習作?
2019/07/19 14:38
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投稿者:ぷりしら - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルのインパクト、そして一癖二癖ある登場人物が何人も配置され
これは面白くなりそう、という予感。
しかし、どの登場人物のエピソードもとことんまでは掘り下げられず
中途半端に終わってしまった感じ。
習作と言うか、小説の第一稿のような。
本来なら、ここから膨らませたり掘り下げたりして
改稿すべきじゃないの、という思いが拭えず。
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読み終えるまで難儀しました。いつから面白くなるのだろうと・・・。原田ひ香さんの作品、タイトルも「おっぱい○○」(2019.4発行)ですから。でも、読了後も「?」の気持ちが続きました。
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有名建築家が設計した奇抜なマンション。老朽化してきて建て替えるか、文化財として保護するがもめる住人たち。亡くなった建築家の娘や住人たちの目線で描く・・・
タイトルがキャッチーだけれど、胸部と中身は関係ない。たまたまそういうデザインだっただけで、「ゴキブリマンション」でも別に構わないだろう。
すごく面白いというわけでもなく、つまらないというわけでもなかった。ストーリーよりも登場人物の内面に重きを置いているようだった。
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短編連作。マンション。家族。仕事。建築。結婚。見栄。
男と女の輪。アスベスト。コルビジェ。
建替えの後ろ盾(コンサル。住民→中国人、民泊)
小宮山みどり→小林聡美さんのイメージで読んだ。
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おっぱいなどと呼ばれているが、芸術的デザインのマンションが古くなり住むのに不具合が生じてきた。
残すのか、立て直すのか、争議が起きる。
残したいというよりも、残さざるを得ない理由が存在するが公表出来ない。さて、どうなるか。
それぞれの思惑に屈折したものを感じ、現実的にも通じるものがあるのなぁとの読後感。
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中銀カプセルタワーを思わせるような奇抜なマンション。その設計を行ったカリスマ建築家とその周囲の人々の人間模様が描かれている。カリスマがなぜカリスマでいられるのか、周囲の人間はなぜカリスマを崇めてしまうのかといった人間の心の綾をはっきりと見せてくれるところが新鮮。
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いまは亡き天才建築家が設計した、通称「おっぱいマンション」。立地もデザインも抜群、できた当時はあこがれの住居、いまでは、終の住処として、人気を保ち続けていた。だが、重大な問題が発覚!勃発した改修騒ぎは、建築家の娘、学生運動あがりの引退した教師、秘密を抱えた元女優、天才の右腕たちの人生を、秘密を、理想を呑み込んで―。建て替えるべきか、残すべきか。正義の審判の行方は?人生最大のお買い物は、人生最悪のドラマを生む!?
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タイトルから想像するのは、住人たちのコミカルな騒動だが、実際はもっとずっと深刻な物語である。住人それぞれが終の棲家として購入し、現在も日々を過ごしているかつて最先端だったマンション。そこには住人の数だけ腎性があり、決して途中で投げ出せるものではない。そして、建築した側の関係者やその家族にもそれぞれの思いがあり、それぞれの人生があるのである。そんな中で起こった改修話は、登場人物たちそれぞれにこれまでとこれからの自分のことを考えるきっかけを与えたのではないだろうか。思い入れ、利害、諦めや希望、いろんな気持ちが絡まりあって、改修争議は混迷を深めるのだった。ものがなしく、切なく、他人事であればくすりと笑ってしまいもする一冊である。
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区分所有マンション法が制定され、建設が始まって後60年にもなろうとするならば、あちこちで老朽化による改修や建替え争議が起こっているんでしょう。一棟のマンション内には購入時期の異なる様々な住人がいて、階層によって不動産価値も大きく異なり、外国人による投機的な所有もあるわけだから、いやはや様々な思惑の他人様と管理組合で円満にコトが運ぶとはおよそ考えられませんな。我がまちにも未だにょきにょきと建設が続いており、まあA工務店も建て続けんと倒産だものね。それにしても、こんな奇妙な「おっぱいマンション」ってどうなのよ。タイプは違えど結局は自分ファーストの父娘と、献身が過ぎるカバン持ち。そのほか、どいつもこいつも。
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「おっぱいマンション改修争議」
これは衝撃的な内容な気はする。
タイトル惹かれにより、手に取ってみた。きっとコメディ、それもどたばたタイプに違いない。住人達であれやこれや揉めまくり(それも些細なネタ)、きっとお転婆な女子(若い管理人?)が、どうしたもんや?になるかと。しかし、違った。
「おっぱいマンション」は、メタボマンション(これがおっぱいマンション)の建て替えで、住民達がわちゃわちゃするかと思いきやの、デザイナーみどりと父との確執からの感動ありな短編である。みどりも父も登場し、締めからしても、ポジティブな展開の物語が続くと思っていた。
思っていたが、違った。「おっぱい革命」から雲行きが俄然怪しくなって来るのだ。全てはおっぱいマンションの創始者・小宮山を中心に回っている。彼は既に死んでしまっているのだが、誰もが彼に捕らわれている。どうにかしてその呪縛を壊したいと願っている。
呪縛と言うと、小宮山だけが癖のある人物に見えるが、そうではない。小宮山も傲慢不遜だったり、デザインを盗むだったり、みどりと揉めていたりと癖はある。しかし、おっぱいマンションに住む住人達も十分に癖がある。見栄を張り、他人を嘲り、過去には小宮山と揉めたことから、執念を燃やすものまでいる。皆が皆、十分な高齢でありながらも、成長感を感じない。みどりにしたって、父とのいざこざは分かるが、もう十分に時は経ったはずなのだ。少しは大人になっていただきたい。
さて、紛糾するおっぱいマンション建て替え問題は決着するのか。自分ならば、老後をゆっくり過ごしたいと言うならば、水漏れや老化が激しいマンションは建て替えるべき!となるのだが、色々各人狙いがあるようで。タイトルに騙されてはいけない一冊だ。
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バブル期に建築家小宮山によって建てられた通称おっぱいマンション。
老朽化が進み、住人からの発案で建て替え騒動が巻き起こる。
タイトルと表紙から、コメディを連想していましたが、いやいやなかなかに重い話。
おっぱいマンションの内部を想像すると、決して今の私なら選ばないと思うものですが、当時だったら人気になったのかな?
実際にも似たような建物があるようですし。
ラストは曖昧なまま終わってしまいましたが、解体することになったら、夜を震撼させる一大事になる予感がします。
岸田はいなくなってしまったし、みどりさん、どうする?
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おっぱいマンションのようにデザイナーズマンションじゃなくても、改修は揉めそう。
たくさんの人がみんな同じ意見になるってないよね〜。どこを着地点にするか、難しい。
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この題名を見て 人前では 読めないなと感じて
読んでしまいました。
いつもの 原田ワールド。
何人かを通して 小説は 進んでいく。
どうして 取り壊しては いけないのか。
ぜひ 考えながら 読んでください。