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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/08/30
- 出版社: 東洋経済新報社
- サイズ:20cm/536,15p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-492-65488-0
読割 50
- 国内送料無料
紙の本
MMT現代貨幣理論入門
著者 L・ランダル・レイ (著),中野剛志 (解説),松尾匡 (解説),島倉原 (訳・監修),鈴木正徳 (訳)
MMT(現代貨幣理論)研究の第一人者による「バイブル」。マクロ会計の基礎から主権通貨のための現代貨幣理論までを専門用語を使わず解説する。MMTをいち早く日本に紹介した中野...
MMT現代貨幣理論入門
MMT現代貨幣理論入門
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商品説明
MMT(現代貨幣理論)研究の第一人者による「バイブル」。マクロ会計の基礎から主権通貨のための現代貨幣理論までを専門用語を使わず解説する。MMTをいち早く日本に紹介した中野剛志と“反緊縮の旗手”松尾匡の解説付き。【「TRC MARC」の商品解説】
第一人者による「バイブル」、待望の邦訳!
アメリカで大論争、国会でも議論白熱。
いち早く日本に紹介した中野剛志氏と、「反緊縮の旗手」松尾匡氏によるダブル解説。
貨幣観を一新!
MMTは、イデオロギーでもなく、願望でもなく、現実なのである。
【MMT(現代貨幣理論)の特徴】
●日本や米国のように「通貨主権」を有する政府は、自国通貨建てで支出する能力に制約はなく、デフォルトを強いられるリスクもない。財政赤字や国債残高を気にするのは無意味である。
●政府にとって、税金は財源ではなく、国債は資金調達手段ではない。政府が先に通貨を支出しない限り、民間部門は税金を納めることも、国債を購入することも論理的に不可能である。税金は所得、国債は金利にはたらきかけ、経済を適正水準に調整するための政策手段である。
●政府は「最後の雇い手」として、希望する人々全員に、一定以上の賃金水準で就業する機会を約束することができる。この「就業保証プログラム」は、「完全雇用と物価安定」という公共目的に資する、強力な経済安定装置である。
【内容紹介】
「財政は赤字が正常で黒字のほうが異常、むしろ、どんどん財政拡大すべき」という、これまでの常識を覆すような「現代貨幣理論」(MMT)。MMTでは「就業保証プログラム」により、完全雇用も可能とされている。
アメリカでは、本書著者のL・ランダル・レイをはじめ、次の次の大統領とも言われるオカシオコルテス下院議員やサンダース大統領候補のブレーンを務めたステファニー・ケルトン教授たち「MMT賛成派」と、ノーベル経済学賞受賞の経済学者クルーグマン、元財務長官のサマーズ、FRBのパウエル議長、著名投資家のバフェットたち「MMT批判派」との間で大論争が起こっている。日本でもNHKや新聞などマスコミ報道も増えるなか、日銀の黒田総裁も否定的なコメントを出し、国会では議論が白熱している。
はたして、この理論はいったいどういうものなのか。
MMT研究の第一人者、L・ランダル・レイによる「バイブル」、待望の邦訳。
巻頭と巻末では著書『富国と強兵 地政経済学序説』でMMTをいち早く日本に紹介した中野剛志氏と、「反緊縮」の旗手で「日本のバルファキス」とも言われる松尾匡氏が、理論のポイントやMMTを取り巻く現状や経緯ととともに解説する。【商品解説】
目次
- 【巻頭解説】 「現実」対「虚構」 ~MMTの歴史的意義(中野剛志)
- 【序 論】現代貨幣理論の基礎
- 【第1章】マクロ会計の基礎 ~1つの部門の赤字は、別の部門の黒字に等しい
- 【第2章】自国通貨の発行者による支出 ~租税が貨幣を動かす
- 【第3章】国内の貨幣制度 ~銀行と中央銀行
著者紹介
L・ランダル・レイ
- 略歴
- 〈L.ランダル・レイ〉経済学者。ニューヨークのバード大学教授兼レヴィ経済研究所上級研究員。専門は貨幣理論と金融政策、マクロ経済学、金融不安定性、雇用政策。ポスト・ケインジアンの代表的研究者・論客の一人。
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面白い
2023/05/07 14:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イ! - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代貨幣理論について,非常に長いページを割いて解説されている.MMTに関してはまだ理解できていないが非常に面白いと感じた.
紙の本
これは本当に経済理論なのだろうか。
2021/03/20 21:42
4人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:FA - この投稿者のレビュー一覧を見る
主流派経済学の貨幣論はいわゆる「商品貨幣論」である。私も大学生として勉強してきたし、今も当然だと思っている。
この理論は、人々がお札という単なる紙切れに通貨として価値を見出すのは、その紙切れで税金が払えるからだというのである。MMTは、租税制度の主な目的は通貨を「動かす」ことであると主張する。
本気で言ってのかな。租税をきちんと徴収できている国家が少ないと言われているぐらいなのに。通貨を動いているけど、租税徴収なんて一部だけを表しているだけだと思う。
数学的な理論がない。これは本当に経済理論なのだろうか。
紙の本
マクロ経済の教科書
2019/10/20 01:31
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:へもへものへじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自国通貨建て国債のみを発行している国の政府は、債務不履行には陥らない。
政府の赤字は民間の黒字、政府の黒字は民間の赤字である。
貨幣とは債権であり、債権はただ通帳に記帳したりお札を刷るだけで、発行する事が可能である。
などなど、言われてみれば当たり前なのだが、言われてみないと気付けない事実を丁寧に説明したマクロ経済の入門書である。
紙の本
書いてあることはわかりやすい。でも内容は難しい?
2019/10/15 21:47
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:一読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカはじめ、話題になっている経済・財務理論だったので、興味があり、読んでみました。
日本語自体は読みやすいです。読む前段階として、簿記3級ぐらいの下地があると、負荷が少なく読めると思います。
書いてある内容は、なるほどと思える内容で、素人である自分では間違っているとかおかしいと感じる説明はありません。完全雇用実施のため、公的セクターが労働者を募ることも、最低賃金を上げていくことも、自身が夢想したことがあったので、イメージしやすかったです。
ただ、なぜ租税を徴収するための道具としての貨幣、ということをこれだけ強調するのか、そして、それだけ強調されても自身が腹落ちしないのはなぜなのか。モヤモヤが残っています。単純に、国にはその貨幣を使うことを強制させる力があるから、公共の決済は計算貨幣を使うことが半ば強制されているから、公的セクター以外でも計算貨幣が使われることが疑いないことが個々人疑いない状況を形成できているから、という説明ではダメなのでしょうか。
所得税の累進課税は、貧富の不均衡を是正するのに良い、しかし法人税はよくない、というところも、それだと頭が良い人は法人に純利益を作って、それを無配当で法人にため込んで、その代表者が費用として私用するのではとか思いました。
今の日本だと、公共事業として国土整備や国内サービスセクターに支出するのが良い? 今の量的緩和政策とは仲良く出来ない理論? もう少し勉強が必要だと実感しました。