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紙の本
狂うひと 「死の棘」の妻・島尾ミホ (新潮文庫)
著者 梯久美子 (著)
【読売文学賞評論・伝記賞(第68回)】【芸術選奨・文部科学大臣賞評論等部門(第67回)】【講談社ノンフィクション賞(第39回)】島尾敏雄の私小説「死の棘」の愛人の正体は?...
狂うひと 「死の棘」の妻・島尾ミホ (新潮文庫)
狂うひと―「死の棘」の妻・島尾ミホ―(新潮文庫)
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商品説明
【読売文学賞評論・伝記賞(第68回)】【芸術選奨・文部科学大臣賞評論等部門(第67回)】【講談社ノンフィクション賞(第39回)】島尾敏雄の私小説「死の棘」の愛人の正体は? 本当に狂っていたのは妻か夫か? 島尾夫妻それぞれの日記や手紙など膨大な資料によって、妻・ミホの生涯を辿り、戦後文学史に残る伝説的夫婦の真実に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
「そのとき私は、けものになりました」情事が記された夫の日記に狂乱する妻。その修羅を描いた『死の棘』。だが膨大な未公開資料を徹底解読し、取材を重ねた著者が辿りついたのは、衝撃の真実だった。消された「愛人」の真相、「書く/書かれる」引き裂かれた関係。本当に狂っていたのは妻か夫か。痛みに満ちたミホの生涯を明らかにし、言葉と存在の相克に迫る文学評伝。読売文学賞他受賞。【商品解説】
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紙の本
『死の棘』の読み方を覆す一冊
2019/10/22 02:43
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『死の棘』『「死の棘」日記』と読み、『死の棘』関連では3冊目。前の2冊を読んで感じたことを吹き飛ばすような記述もあり、また裏付けるような記述もあって、内容にはたいへん満足。今となっては亡くなってしまった関係者への取材や文字資料の読解、時代背景の読み解きなどを通じ、従来の『死の棘』の読み方を覆す力作。買ってよかったと心から思える一冊。
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とも
2019/12/04 17:14
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫化、少しスリムなサイズになって手に取りやすくなったと思う。
巻末の沢木耕太郎との対談も興味深かった。