- 販売開始日: 2019/09/11
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-220731-7
悪について誰もが知るべき10の事実
「猟奇殺人から小児性愛まで、リベラル化する現代社会でもっともおぞましいものに『科学』を武器に果敢に切り込んだ」(推薦 橘玲氏)人はなぜ平然と差別、嘲笑、暴力に加担するのか...
悪について誰もが知るべき10の事実
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商品説明
「猟奇殺人から小児性愛まで、リベラル化する現代社会でもっともおぞましいものに『科学』を武器に果敢に切り込んだ」(推薦 橘玲氏)人はなぜ平然と差別、嘲笑、暴力に加担するのか?人間をモンスターに変えるものは何か?ファクトが語る脳と遺伝子のダークサイド。激しい賛否両論を巻き起こす著者の話題書!第1章 あなたの中のサディスト――悪の神経科学第2章 殺すように作られた――殺人願望の心理学第3章 フリークショー――不気味さを解剖する第4章 テクノロジーの光と影――テクノロジーは人をどう変えるか第5章 いかがわしさを探る――性的逸脱の科学第6章 捕食者を捕まえるために――小児性愛者を理解する第7章 スーツを着たヘビ――集団思考の心理学第8章 私は声を上げなかった――服従の科学
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善悪に分けたがることから不幸も始まる
2020/02/24 18:44
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ライサ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本人は特に善悪に分けたがり物事を単純化したがるが、そうした人ほど不幸に埋没し不自由になる。騙されやすくもなる。宗春公の「まぁええがやぁ」ニーチェの「悪く考えることが悪を生み出す」「道徳的な現象はなく、現象に道徳的解釈を加えているだけ」親鸞の「悪人正機」もそうしたことを言い得ている
それでいて悪に対し「わからない、怖い、関わりたくない」で思考停止している
故に必要以上にバッシングしタブー視する上に、悪に共感する人にすら悪のレッテルを貼りたがる
この本に低評価している人もそうしたナイーヴ(単純バカ)な人たちなのだろう。そしてそういう人のが多数派だからマスコミはそのような報道をするし3.11のみならず昨今のコロナでも同じことが繰り返されている。
日本人ほど騙されやすい民族もいないっていうのはまさに「善悪に分けたがる弊害」以外の何物でもないだろう
ヒトラーも普通の人間だったわけで。しかも善悪判断したがる人間を好んだ。没個性、非人間化、反社会的行動(この本の中での定義)。このどれにも当てはまってしまうのが日本人でもある
「しないことによる攻撃」なんてまさに無責任であることを尊重する日本社会に特有の隠れたる悪である。サイコパス、マキャベリズム、ナルシシズム、サディズム
殺意は男性性に起因。不気味さ……男性、相手は感じないだろうと。ルックス、ハロー効果
d+evil特に目に頼る。左右対称すぎる顔も信頼しない。差別を叫ぶ人ですらブサイクは不当に扱っている
顔を細分化して認知。認識による非人間化。空港の荷物検査は意味がない上に害悪。単なる安全劇場。そして今もほとんどの日本人は騙されるのだ
オンラインは機嫌悪くなると嫌な奴になる。少年少女愛は生まれつき決まっているが7割は我慢が可能。でも所詮、我慢の範疇でしかないんよな
売春とポルノ、児童労働と激安商品、家畜と動物虐待はどれも表裏一体。だからこそ肉と動物を分けて考えたがるが本来、分けられるわけもないよね
現代の奴隷制……行動は変えないが考えを変える。世界は公正だと信じると「高学歴の人が貧困になる」ことすら理解できなくなる
狂気が個人に宿ることはまずないが、集団、政党、民族、時代にはいつも存在する、と。私はこれに組織も入れたいがね
社会主義者、労働組合、ユダヤ。何もしないは共犯と同義。
ゲッペルスの元秘書が2016年に曰く「ミルグラム実験は何度も再現されている。責任の拡散と多元的無知、評価に対する恐れから現代人は他人を助けない」「現代人だって軽くナチスに騙される」
米兵によるハラスメント、監獄実験。とはいえここで私も著者には「進化心理学から見るサピエンスを読んでもらいたいとは感じたが
自己批判から使命の重大さへ転換
どんな悪事も行えるからこそ善を行ってもらいたい
「正義」に疲れた人が読むべき本
2020/09/02 11:54
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぼぼぼ - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰もがこんな経験を持っているはずです。「自分は確かに悪いことをした、しかし、その罪もかき消されてしまうほどに責め立てられ、苦痛を与えられた。」
この本はそんな私達の経験に寄り添う本です。正義が人を傷つける社会を見つめ直し、人を正義で傷つけないための本です。
悪は本当に悪なのか。
2020/01/05 11:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なまねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一般的に悪であるとされていることについて(たとえば殺人、サディズム、性的逸脱、小児性愛、テロリズムなど)それは本当に悪という一言で片づけていいものなのかどうか、深く考えさせられる本。もちろん殺人や暴力(性的なものを含め)自体は良いわけがなく、悪いことは悪いのだと思うが、 それは悪だという決めつけによる単なる思考停止ではないのだろうか。考えることを放棄するのはとても楽だし、自分とは違う世界の話だと「悪」という名前をつけて頭から締め出してしまいがちだ。たぶん私を含め人間は生きていく上で日常的に楽な方を選ぶ。しかし、そこで少し立ち止まって考えてみることがとても重要なのだと思う。