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紙の本
我ら荒野の七重奏 (集英社文庫)
著者 加納朋子 (著)
山田陽子は一人息子の陽介を愛するワーキングマザー。中学で吹奏楽部に入部した陽介は部活に勉強にと、青春の日々を送る。一方、陽子を待ち受けていたのは「吹奏楽部親の会」での戦い...
我ら荒野の七重奏 (集英社文庫)
我ら荒野の七重奏
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商品説明
山田陽子は一人息子の陽介を愛するワーキングマザー。中学で吹奏楽部に入部した陽介は部活に勉強にと、青春の日々を送る。一方、陽子を待ち受けていたのは「吹奏楽部親の会」での戦いの日々だった…。「七人の敵がいる」続編。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
独奏 | 7−50 | |
---|---|---|
二重奏 | 51−95 | |
三重奏 | 97−141 |
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紙の本
まさに七重奏
2019/11/27 08:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作『七人の敵がいる』に続く、保護者もの。
前は小学校のPTA、こんどは中学の部活の親の会。
文化部だけど運動部体質の吹奏楽部。
前作からのメンバーに加え、ゴルビーや東京さんなど、
脇役で登場する人たちがそれぞれ持ち味を発揮してきて、
それによって面白くなってくるあたり、
まさに七重奏。
四重奏ぐらいまでは知ってるけど、七重奏ってほんとにあるんだ。
しかも、セプテットって読むなんて知らなかったよ。
ただ、ジェンダー的にいえば、夫の影が薄くないか?
陽子の獅子奮迅に見合う動きがあればなあ、
とは思うけど、そしたら、話はこんなに面白くはなくなる。
東京さんの夫も無理解そうだし、
あとから反省するゴルビーもそうだけど、
そんな男たちへの非難もこめられているのかしら。
紙の本
『七人の敵がいる』、続編だけど・・・。
2019/11/30 13:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
部活をがんばる中学生を支える親たちの物語。
出版社の編集としてバリバリ働く山田陽子は、同時に一人息子の陽介を愛する母親。中学生となり陽介は吹奏楽部に。小学生の時はPTAだ自治会だといろいろ大変だった陽子は、中学校に入れば楽になるだろうと思っていたが、<吹奏楽部親の会>というものが存在して・・・という話。
PTA小説『七人の敵がいる』の続編。
おいおい、ちょっと待て! 陽子の夫はこんなに「いい感じの素敵なダンナさん」ではなかっただろ! ふざけているのかと首根っこつかんで締め上げたくなるような「ダメ系夫の最大公約数」だっただろ、とつい前作『七人の敵がいる』を引っ張り出してちょっと読み返してしまったではないか。ほら、やっぱり。なので序盤はキャラが変わった?、という違和感でいっぱい。夫だけでなく陽子自身も。
その後、夫のダメ振りもあらわれてきたのだが・・・確かにおなじみのメンバーも出てくるのに、微妙に<シリーズもの>感が薄い。前作を読まずとも楽しめるように書かれているからだろうか? キャラクター小説ではなくコンセプトが先にあって、それにキャラクターを当てはめたからだろうか。それとも、彼女たちは成長したのに読者である私は成長してないから?
公立中学校で吹奏楽をやる大変さ、それを支えるための大変さに脚光を当てているのはいいのだが・・・ほんとはもっとあるよね、各方面に気を遣ったためにいまいち踏み込みが足りないような気が。三年間を7章で収めているために、ディテールが少ない感じで物足りない!
まぁ、それは『七人の敵がいる』も同じで、一冊で六年間だから・・・陽子の仕事についても具体的な描写は避けているのが気になったし(そっちを描いてしまったらPTAのほうに集中できないという事情はわかるのだが)。
そう、もっと細かいところまで読みたかったのかもしれない。
もう中学生のときのように繊細でも尖ってもいないですが、でも中学生だったときの気持ちは覚えているから。
紙の本
セプテッド!!
2022/06/04 00:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
母親行進曲。
吹奏楽に目覚めた息子。
の、応援をしたい母親。
が、保護者会で奮闘。
リアルに考えるとホラーじみた。
フィクションとしてはコメディの。
作中のペースが、
中学生を抱えた母親の体感速度を現しているようで
なんとも言えない気持ちになる。
タイトルは「山田陽子物語」でいいんじゃないかと思うくらいキャラが立っていたのだけれど、実際シリーズがあるようなので、前作にあたる「七人の敵がいる」も読みたいです。