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とはずがたり (光文社古典新訳文庫)
後深草院の寵愛を受け14歳で後宮に入った二条は、その若さと美貌ゆえ多くの男たちから求められるのだった…。宮中でのなまなましいまでの愛欲の生活と、出家後の遍歴を赤裸々に綴っ...
とはずがたり (光文社古典新訳文庫)
【期間限定価格】とはずがたり
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商品説明
後深草院の寵愛を受け14歳で後宮に入った二条は、その若さと美貌ゆえ多くの男たちから求められるのだった…。宮中でのなまなましいまでの愛欲の生活と、出家後の遍歴を赤裸々に綴った中世文学の傑作。【「TRC MARC」の商品解説】
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写本は1冊しか残っていないらしい
2020/05/13 22:18
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
女流文学では、この作品以降目立った作品が明治期の樋口一葉の作品まで登場しないように思える。「とはずがたり」は訳者の佐々木和歌子によると、この世にたった一冊しか写本が残っていないという。そして、後深草院二条という人は作中に多くの歌を残しているのに勅撰集に名前がなく、系譜にもそれらしき人がないことから実在したかどうかわからないという説もあるという謎の人物なのだ。「問われもしないのに、どうして自分の身の上を書きつづっているのだろう。自分の生きてきた道をひとり心の中で反芻しているのは物足りない。(中略)。その思いを形にしたいと思ったのだ」と作者は語る、だからタイトルは「とはずがたり」、貴族の世ではなくなってしまった鎌倉中期という平安時代の真似事をして暮らすしかなかった時代を疾走した女性の物語を堪能した