中島みゆきの糸が脳内ループ
2020/05/30 02:11
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Chii - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品を、
『あともうすこし、あともうすこし』
と願いながら読み進めていました。
葵の両親以外は、この物語に出てくる人全員
人間味のある人で、特に“ある人”(ネタバレになるので言いません)がこの世を去ってしまった時はものすごく悲しかった。
少し、話の構成が映画『ハナミズキ』にも似ているなと思いました。
子供の頃、苦しい体験をしながらも
腐らずに大学まで卒業し、自分のやりたいことも叶えていった葵がすごくかっこよかった。
絶対につながるわけがないところで、
つながって、そのつながりが蓮と葵の糸を
繋がるシーンが何度もありました。
そのたびに、
『縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます』
ここのフレーズが浮かびました。
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投稿者:ぱーぷる - この投稿者のレビュー一覧を見る
今度、実写映画化されると知り気になりました。糸というタイトルだけではどのような内容か分からなかったので、楽しみに読みました。時系列が前後したりするので、少し読むのに苦労しました。
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投稿者:トッポギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに出会って、もうお互いが大切にしたい人や場所があるのがなんだかせつない
ふたつの場所をふたりで紡ぐ
2020/05/11 13:28
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
豊かな自然に囲まれた、北海道の風景が思い浮かびます。後半の舞台となる東京の無機質との、コントラストも効果的です。
中島みゆきさんの『糸』から生まれた物語
2021/01/25 07:54
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投稿者:うえありひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中島みゆきさんの『糸』から生まれた物語。
映画の方は見に行けなかったので書籍で楽しみました。
『糸』はたくさんのアーティストがカバーされています。聞いたことがない方は是非一度聞いてから読んでほしいです。
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糸(幻冬舎文庫は36-1)
著作者:林民夫
幻冬舎社
脚本家。映画「永遠の0」で38回日本アカデミー賞優秀脚本賞「空飛ぶタイヤ」で第42回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞。
タイムライン
https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
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・でもその糸はたまにほつれる。切れることもある。
でも、またなにかに繋がる。
いきていれば必ずなにかに繋がる。
そういうふうにできてるんじゃないのかな、世の中って。
・人は、出会うべき時に、出会うべき人に出会うんです。
人との出会いには必ず意味がある。
あたしは今まで出会って来た人を大切に出来ただろうか。。。
すれ違いを重ねる二人がもどかしくて切なくて、絶対映画観たいって思った。
今、自分と一緒にいる人を大切にしないとな。
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202008追加
原作の世界。
ぜひ、知ってほしいです。。。
映画とともに、、、
- - - -
祝 映画化。
『糸』
読む前と読書中にこんなにも差がある小説はどのくらいぶりだろう?
読む前は、表紙や歌詞から柔らかな風が吹く春のイメージでした。
読書中は、真逆でした。
主人公たちが受けるDV、若くして癌を患い命を終えてしまう描写が続きます。
そう、鳴り止まない雨風の中、かろうじて立っていることができる、そんな印象です。
ひとことでいえば、読みつづけるのがつらい、時折りページを畳んで仰いでしまう小説です。
いま、ちょうど物語の真ん中です。
果たして、僕は読みおえる勇気を持てるのか?
それとも、悲しみが堪えきれず諦めてしまうのか?
夜更けにふと思うのでした。
そして、それから1時間と少し。
僕は、読了しました。
少しまえの哀しみはいつのまにか遠ざかり、安堵の表情をもって最後のページを下ろしたのでした。
平成生まれの男の子と女の子の物語。
最初の出会いから18年の歳月が流れても忘れぬ想い。
ほつれたようで繋がっていた糸。
この物語に出会えてよかったです。
たぶん、映像みたら、僕はしばらく出口まで進めないかもしれません。
だから、物語の世界を堪能し、ありがとうございました!で締めとします。
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糸の歌詞に擬えた物語。
人の出会いによって、人の希望になる。
出会いにそのものが誰かを温めるものになる。
それが巡り合わせということ。
きゅっと切なく、でもぎゅっと温かく応援したくなる…そんな物語でした。
映画も合わせて見たい!
https://utaten.com/specialArticle/index/1449
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〝人は、出会うべき時に、出会うべき人に出会う″
という言葉がとても素敵だった。
本当にそうかもしれないなぁ。。
菅田将暉×小松菜奈のW主演で映画化するみたい。
2人共好きな俳優さんだから嬉しい♩
他の俳優さん達も超豪華!
早く観たいな〜。
2020年読了、6冊目
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出逢うべき人とは出逢うべき時に出逢うって、言葉がとても印象的でした。今出逢ってる人の事。これから出逢う人。人との出逢いは運命でそれはかけがえのないもの。今出逢ってる人に感謝を感じ、、これから出逢う人を心待ちにしたくなる作品でした。
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どこにいたの。生きてきたの。遠い空の下、二つの物語。
人間、1人ひとりの人生にはいろんな出来事があって、いろんな人に出会いながら生きてる。
もし、あの時、ああしてたら…今とは違う人生があったんだろう。後悔はしないけど、よくそう考える。
そんな運命みたいなことを、糸に例えた中島みゆきの歌詞がまずすごい。そしてそこから物語をさらに編み込んでいったこの本は、名作。
もっと純恋愛だとおもってあまり期待していなかったけど、途中何度も涙堪えた。自分が平成3年生まれで北海道というのが勘定移入に最適だったということもある。
戦う君の唄を戦わない奴らが笑うだろう。
自分の人生がやっぱりこれでよかったと思えた。
いまできることを信じて普通に生きていこうと思った。人の力ではなんともならないものがあるから。
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すごく、心が温まるお話し。
人は、出会うべき時に、出会うべき人に出会う
すごい素敵な言葉。
舞台の一つが北海道ってこともあって親近感が湧きました。
香が強くて‥素敵な女性
映画、絶対観たい!
最悪な母親だったけど、周りはいい人ばかりで救われた。
水島もすごく味のある奴。
水島を演じる俳優さんの演技が興味深い。
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映画化されるということで購入。
二人の物語を中心に様々な出会いと別れを繰り返しながら、長い時を経て、再び逢うという物語。
時系列が過去に戻ったり、急に○年後になったりと登場人物の視点が変わるごとに時間が右往左往していくので、初めの方はついていくのに一苦労しました。
一つの出来事が、視点が変わることによって、解釈が異なるし、隠された事実も垣間見えてくるので、ちょっとした面白みがありました。
自分のイメージよりも再び出逢うまでの過程が壮大で、これ本当に出逢えるの?と思ってしまいました。
人生、どんなことが起きるのかわかりません。どんな人に出会うのかもわかりません。その積み重ねが、自分を形成していきます。良いも悪いも出会うことに感謝しないといけないなと思いました。改めて小説を読んでから、中島みゆきさんの「糸」を読んでいくと、深すぎるなと思いました。より中島さんは素晴らしいなと思ってしまいました。
また、最後のシーンは、拍手をおくりたくなりました。そのラストにあの曲のイントロが流れると、ジーンと一気に温かみが広がり、感動がこみあげてきます。映画がどんな感じになるのか楽しみです。
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中島みゆきの糸と言う歌が好きになったのは3年くらい前。「逢うべき糸に出逢えることを人は仕合わせと呼びます」と言う「仕合わせ」を知ったから。固執する幸せではなく、いい事も悪い事も合わさって運命的巡り合わせがある、その仕合わせ。この歌が映画化され4月公開されるので、その前に脚本家が書いた小説を読んでみた。視点を変えて内面を読み取るあたりは映画をより深く見ることができそう。
作中の村田節子のインタビューシーンの言葉が印象深い。物語は運命的過ぎる印象もあるけど、運命なんだから「過ぎる」って思わないで映画化を楽しみに待ちます。
平成の時代に逢うべき糸に出逢った人は必読(^^
映画を観に行って逢うべき糸に出逢えるかな?今のご時世、新型コロナウイルスに出逢っても困るけど、4/24の公開日(結婚記念日!)までにはおさまってもらわなくっちゃね。