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商品説明
701年、大宝律令を基軸とした律令国家が誕生。この時から、人が人を「評価」する制度が出来上がった−。藤原京から平城京の時代に、「従五位下」という貴族まで上った下級役人の、悲哀に満ちた歴史小説。【「TRC MARC」の商品解説】
701年、大宝律令を基軸にした律令国家が誕生した。
「位子 雀部朝臣道奥 銭五百文」
この一片の木簡の発見により、人が人を評価するという、現代の多くの企業が採り入れている「人事評価制度」の基本ともいえる律令制度から、一般下級役人の生活実態を垣間見ることができる。
三十位階(最下段)の雀部道奥という下級役人は、なぜ五百文の銭を国に納めなければならなかったのか。そして30年後、なぜ彼が「従五位下」という貴族の位階に達し得たのか。
自分に下される「評価」に翻弄されながらも、彼が辿り着いた終着点を探る。
●【著者から読者へ】
雀部道奥が生きた奈良時代の下級役人たち。
私たちが生きている現代の働き手たち。
その間に流れた1300年余の時を経てもなお、権力を背景に、「事」を押し通そうとする理不尽さは、根付いたままのように思われます。
私自身と周りの仲間たちの受けた口惜しさの数々を思い遣ったとき、少なくとも次世代まで、この理不尽さが引き継がれることのないように念じています。【商品解説】
目次
- 朱雀門の残照
著者紹介
古川 昭一
- 略歴
- 〈古川昭一〉1949年兵庫県生まれ。尼崎東高校卒業。電電公社(NTT)に勤めた。著書に「古代の疼き」がある。
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紙の本
残念
2020/05/31 16:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
やはり奈良時代の下級官吏であった雀部のことについては、タネがなかったと見える。だから彼の出番は少なく大半は有名な事件のなぞりばかり。これではタイトル負けしている。
ただ雀部の真っすぐに生きる。その気持ちはよく理解した。
紙の本
鎮護国家の顛末
2020/06/03 20:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
奈良時代を生きた下級役人の案内(?)で進む物語。
律令と評価体制の時代を下級役人がどのように生きたのか・・・の物語だと思ったが
話の主軸は孝謙(称徳)天皇の寵愛を得た僧道鏡の神託事件だった。
副題の「道奥」の関りはかなり無理やりで「ん?ほぼ関係なくね?」って感じです。
授業で習った道鏡事件の補填くらいの感覚で読むとがっかり感は少なく済むかも。