- 販売開始日: 2020/07/30
- 出版社: 左右社
- ISBN:978-4-86528-256-6
ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険
著者 コーリー・スタンパー , 鴻巣友季子 , 竹内要江 , 木下眞穂 , ラッシャー貴子 , 手嶋由美子 , 井口富美子
アメリカの伝統ある辞書出版社メリアム・ウェブスター社の編纂者が、「英語とは何か」にさまざまな角度から光を当てる14章。“it's”は文法的に「正しい」のか?“nude”は...
ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険
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商品説明
アメリカの伝統ある辞書出版社メリアム・ウェブスター社の編纂者が、「英語とは何か」にさまざまな角度から光を当てる14章。
“it's”は文法的に「正しい」のか?
“nude”は「白人の肌の色」?
“marriage”は同性婚を含むのか?
“bitch”は女性蔑視か?
“OMG”は英語の退化?……
など、辞書編纂を通じて見えてくる英語の謎を、英語にまつわるトリビアや逸話も織り交ぜながら、専門的かつ軽やかな筆致で描き出す。
言葉の常識をひっくり返し、言葉と社会の繋がりを再発見する、普遍的なヒントがちりばめられた一冊。
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外国語だけでなく言語全般に興味がある人すべてにお薦め
2020/08/28 12:08
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
原題が「Word by Word」。ということは、この本のタイトルは日本語版をつくったチームの創案?そう思って読み進めるうちに、この本はまさしく「英語を冒険」するための知的ガイドブックだということがわかる。言葉の意味が変容した文化背景までわかる。「ことば警察」の人々は各国にいるらしい。そんな人々が根拠にするのが辞書。でも、英語辞典の作り手である著者は、辞書に番人の役割を求めるのは「勘違い」という。同意する人は多いはず。抱腹絶倒の失敗談に、白人男性支配の世を射抜く絶妙のユーモア。猥語の「ビッチ」をめぐる章の結びには、いやはや舌を巻く。抗うつ剤よりも効き目がありそうな言葉 (hootamaganzy)を初めて知った。辞書編纂者の生き生きした声まで聞こえてきそう。