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紙の本
思索紀行 ぼくはこんな旅をしてきた 上 (ちくま文庫)
著者 立花隆 (著)
たぐいまれな観察眼と好奇心をもつジャーナリスト・立花隆が、鋭敏な時代感覚で世界に向き合った知的見聞録。上は、古代遺跡を探訪するほか、無人島でのサバイバル生活、聖地アトス、...
思索紀行 ぼくはこんな旅をしてきた 上 (ちくま文庫)
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商品説明
たぐいまれな観察眼と好奇心をもつジャーナリスト・立花隆が、鋭敏な時代感覚で世界に向き合った知的見聞録。上は、古代遺跡を探訪するほか、無人島でのサバイバル生活、聖地アトス、ヨーロッパ反核無銭旅行などを収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
本ではない。まず旅だ! ジャーナリストならではの鋭敏な感覚で、世界の姿を読者にはっきりとさしだした思想旅行記の名著。【商品解説】
本ではない。まず旅だ! ジャーナリストならではの鋭敏な感覚で、世界の姿を読者にはっきりとさしだした思想旅行記の名著。【本の内容】
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多岐にわたる知的見聞録
2020/06/24 13:45
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投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は、美術・建築・音楽・宗教・思想・歴史・考古学など文化のあらゆる分野に関心を持つ知の巨人である。本書は1982年から1997年に『文藝春秋』、『月間専門料理別冊』、『FMファン』などに掲載の8編の紀行文からなる文庫本である。その紀行文は、無人島生活六日間、モンゴル皆既日食体験、フランスのワイン探訪記、ヨーロッパ・チーズの旅、キリスト教芸術(神のための音楽)、ヨーロッパ反核無銭旅行など、内容は多岐にわたり、著者の知性の一端に触れることができる。著者は、「型にはまった紀行文くらいくだらないものはない」という芭蕉の意見の賛同者である。したがって、紀行文らしい文章は本書には全く登場しない。著者は本書について、「いつも何か考えごとをしていて、いつか何らかの洞察が得られる瞬間と出会えないだろうかと、そればかりを楽しみに生きてきた男の頭の中を、旅をきっかけによぎったいろいろな想いの記録である。それプラス取材旅行的な旅を通して得た情報と、そのような旅をしながら思索した結果を記述した濃厚な報告書の幾つかである。」と記述している。いずれも20年以上前の旅にまつわる作品であり、「神のための音楽」で紹介されているレコードについては、現在入手可能なものについて、編集部注で情報提供されている。これ以外についても紀行文執筆時からの変更点について、必要に応じて情報提供の補足があれば・・・。例えば、「デンマーク乳は長年にわたって品質が世界一高い牛乳という評価を受けてきている。それに対して、世界で一番品質の低いのが日本の牛乳である。」との記述があるが、30年経過後のその状況に変化はないのか?