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紙の本
信長を生んだ男 (新潮文庫)
著者 霧島兵庫 (著)
うつけと蔑む兄・織田信長に、英邁な弟・信行は覇者の資質を見た。しかし、そこに潜むひと筋の弱さを見出した時、信行は身命を賭した大勝負に出る−。織田信長の弟・信行の激しく孤独...
信長を生んだ男 (新潮文庫)
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商品説明
うつけと蔑む兄・織田信長に、英邁な弟・信行は覇者の資質を見た。しかし、そこに潜むひと筋の弱さを見出した時、信行は身命を賭した大勝負に出る−。織田信長の弟・信行の激しく孤独な戦いを描く、長編歴史小説。【「TRC MARC」の商品解説】
兄が猛虎になるなら、己は支える龍となる──。大うつけと蔑まれる信長のなかに、弟信行が見出した比類なき強者の資質と、猛虎の意志。だが真の覇者となるには、何かが決定的に欠けていた。兄の弱さに気づいた信行は、密かに身命を賭けた策に出る。すべては兄のために。信長の正室帰蝶を巻き込んで、信行最後の大勝負が始まった……。定説を覆し、誰も描かなかった歴史の真実を摑む傑作。【商品解説】
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紙の本
素晴らしい目のつけどころ
2021/11/20 20:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本、この作者については書きたいことが多くて。まずは作者。とにかく素晴らしい。まず目のつけどころ。このタイトルから何を想像するか?全く分かりませんでした。これは信長の弟の信行が主人公。信長を題材にした小説が多い中、尾張統一前の若き信長の時代で、かつ信行が主人公というものは極めて珍しい。謀反を起こすことになる信行。前半は信長に敵対する信行、後半は必死で支えようとする信行、そんな信行がなぜ謀反を起こすことになったのか。そして最期を前にした信行の決意と覚悟には感動の一言!一気に信行ファンになりました。それにしても霧島兵庫の作品は熱くて面白い。さすがです。もっともっと書きたいことはありますが、歴史小説好きの人には是非オススメの一冊です!