「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/11/18
- 出版社: ウェッジ
- サイズ:19cm/239p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86310-231-6
読割 50
紙の本
ゲノム編集食品が変える食の未来 ADVANCED FOOD
著者 松永 和紀 (著)
ゲノム編集食品が食卓を変える! 気鋭の科学ジャーナリストが、科学的根拠に基づき「食」の技術革新を解説。消費者が誤解・忌避する心理も浮き彫りにしながら、未来の食の行方と日本...
ゲノム編集食品が変える食の未来 ADVANCED FOOD
ゲノム編集食品が変える食の未来
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
ゲノム編集食品が食卓を変える! 気鋭の科学ジャーナリストが、科学的根拠に基づき「食」の技術革新を解説。消費者が誤解・忌避する心理も浮き彫りにしながら、未来の食の行方と日本が果たすべき役割を示す。【「TRC MARC」の商品解説】
◎ノーベル化学賞で注目!ゲノム編集技術「クリスパー・キャス9」
人口増、温暖化、食品ロス…
パンデミックが拍車をかけた「食×SDGs」の実践!
高GABAトマト、肉厚マダイ、収穫量の多い米、茶色くならないレタス…
新品種の開発が次々と進む日本が食の問題解決に貢献。
2050年、世界100億人の「食」を救う最先端技術の全貌と食の未来。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
人口の増加、気候変動などに対応するため、品種改良が重要となり、
第2の緑の革命が世界中で待望されている。
飛躍をもたらす重要なキーテクノロジーは遺伝子組換えとゲノム編集。
ところが、市民・消費者の抵抗感は非常に強く
「遺伝子をいじる」と言われることで感覚的な拒絶反応が生まれている。
さらに、両者の技術的な説明が難解なために、
間違った報道やネット情報が氾濫。
国会議員までもがトンデモ理論を流しているという現状だ。
その結果、市民・消費者は不安を煽られ、踊らされている。
そこで、現在の世界的な食料事情、品種改良への期待、
遺伝子組換えやゲノム編集の技術、日本や海外の開発競争、知財権争い等、
食品分野における遺伝子技術を巡る最新動向を解説。
消費者が両者を忌避する心理等も浮き彫りにし、
未来の食の行方、日本が果たすべき役割を考える。
――「序章」より
2020年10月、スウェーデン王立科学アカデミーはゲノム編集の新技術を開発した2人の女性研究者にノーベル化学賞を授与する、と発表しました。ゲノム編集は、生物のゲノムの特定の場所を人為的に切り遺伝子を変異させる技術です。ゲノム編集自体は従来、別の方法でも行われていたのですが、2人の科学者が開発したゲノムを切る“遺伝子のはさみ”の技術は、ゲノム編集をすばやく簡便、正確にできるようにした、という点で抜きんでていました。2人が2012年に発表すると、瞬く間に世界中でこの技術を用いた研究が広がり20年にはノーベル賞に。そのスピードを見れば、いかにすぐれた技術であるかがわかります。選考にあたったスウェーデン王立アカデミーの委員会は「革命的な基礎科学であるだけでなく、革新的な作物や医療につながるものだ」と称えています。
この本は、そんなゲノム編集技術を用いて品種改良された食品の安全性や意義についてわかりやすく解説するものです。ゲノム編集食品の重要性は今、著しく高まり期待も大きくなっています。なぜか? 新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の地球規模の流行、すなわちパンデミックが今、世界の人々の暮らしを大きく変えつつあるからです。フードセキュリティの危機が迫っています。ゲノム編集食品は、その解決に大きく貢献できる、とみられているのです。
*中略*
本書が将来を見通す目を持つ読者の皆さんの冷静な判断の一助となることを願っています。【商品解説】
目次
- 序 章 ポストコロナを支える新技術・ゲノム編集
- 第1章 誤解だらけのゲノム編集技術
- 第2章 ゲノム編集食品が食卓を変える
- 第3章 ゲノム編集の安全を守る制度
- 第4章 ポストコロナで進む「食」の技術革新
著者紹介
松永 和紀
- 略歴
- 〈松永和紀〉1963年生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了(農芸化学専攻)。フリーの科学ジャーナリスト。「メディア・バイアス」で科学ジャーナリスト賞を受賞。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
ゲノム編集へのイメージが変わる1冊
2021/02/08 15:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゲノム編集された食品は危険、というイメージがありますが、その悪いイメージが当書を読むと一気に変わります。また、ゲノム編集と遺伝子組み換えは科学的に全く異なる作業であることも、しっかり説明されています。
ゲノム編集食品の安全さ、必要さを説いた1冊です。種苗法改正についても取り上げています。
ゲノム編集食品は危険、種苗法改正に断固反対、そう思う方々にも反面教師で読んでほしい1冊です。どう受け止めるかは別ですが、勉強にはなるはずです。