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商品説明
ミュージシャンへの夢を捨てきれず怠惰な日々を送る宮路は、演奏に訪れた老人ホームで、神がかったサックスの音を耳にする。吹いていたのは介護士・渡部だった。ホームに通い始めた宮路は…。『小説すばる』連載を加筆・修正。【「TRC MARC」の商品解説】
本屋大賞受賞『そして、バトンは渡された』著者の新たな代表作!
音楽と人が生み出す、たしかな希望の物語。
29歳、無職。
ミュージシャンへの夢を捨てきれないまま、怠惰な日々を送っていた宮路は、ある日、利用者向けの余興に訪れた老人ホームで、神がかったサックスの演奏を耳にする。
音色の主は、ホームの介護士・渡部だった。「神様」に出会った興奮に突き動かされた宮路はホームに通い始め、やがて入居者とも親しくなっていく――。
人生の行き止まりで立ちすくんでいる青年と、人生の最終コーナーに差し掛かった大人たちが奏でる感動長編。
【著者略歴】
瀬尾まいこ
1974年大阪府生まれ。2001年「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年、同作を表題作とする単行本でデビュー。05年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞、08年『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞、13年咲くやこの花賞、19年『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞。『君が夏を走らせる』『傑作はまだ』『夜明けのすべて』など著者多数。
【商品解説】
著者紹介
瀬尾まいこ
- 略歴
- 〈瀬尾まいこ〉1974年大阪府生まれ。「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞しデビュー。「幸福な食卓」で吉川英治文学新人賞、「戸村飯店青春100連発」で坪田譲治文学賞を受賞。
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紙の本
残された時間を考える。
2021/05/03 19:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
無職で親の仕送りで怠惰な生活をしている29歳青年と、老人ホームの老人たちと介護職の青年が織りなす物語。
音楽で世界へ出ることを夢見てた無職が老人たちと交流することで人のために何かをすることの喜びや、人を楽しませることの難しさを知っていきます。
人生の残り時間に余裕がある青年と、残り時間が少ない老人たちの対比や、無為に過ごす人と、仕事にやりがいを持つ人の対比など、コントラストが穏やかなストーリーを際立たせます。
時間を共有したいと感じたとき相手の残り時間がないことに気づき愕然となる瞬間など、考えさせられます。
紙の本
やさしい人たち
2021/04/25 10:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よし美由 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミュージシャンへの夢もぼんやりしてしまい、何をしたいのかもわからず、怠惰な生活を続ける宮路でしたが、慰問に訪れた老人ホームで出会ったサックスの神様と見紛う介護士の渡部や、入居者の老人たちとのふれあいから、彼が本来持っている人を思う気持ちが引き出されていきます。
口は悪いけど宮路に毎週買い物を頼む水木さんはボンヤリとした宮路を心配したのだろうし、言われるままに頼まれた品物を届けたり、本庄さんにウクレレを教える宮路の姿に根はやさしい子なんだな思いました。
ラストの宮路の父親の言葉に暖かさを感じました。
紙の本
大大大大大推薦!!!!!
2021/02/27 12:06
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
しがみついた音楽に酔ったフリして生きる無職の29歳。消化するだけの日々で出会った老人ホームの面々から何気なく与えられる平穏に、燻っていた自分の芯を研ぎ澄ましていく主人公の姿に強いメッセージ性を感じた。立ち上がれと急くのではなく、起き上がる未来を見据えて一緒に立ち止まって、寄り添ってくれる人生を踏み締めてきた熟年者の包容力に、奇跡でない平凡な感動を覚えた
紙の本
大人と子供の違い
2021/08/17 23:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:redder - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も心が温まる物語でした。
ただ、温まるだけでなく「病気」「老い」「別れ」など心が冷える部分が突然押し寄せてくる瞬間もあり、現実そのものであるような気持ちにもさせてもらいました。
「自分以外を中心に置けるか」。それが大人と子供の違いでしょうね。
紙の本
渡部くんずいぶん変わった?
2024/02/02 14:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
「音楽をしたい」といいながら、芽が出ずに29歳まで親からの仕送りで1人暮らしをしている宮路くん。
本当はそこまで音楽の才能も気概もなく、ちゃんと社会に出ないといけないのは分かっているが、なまじ働かずとも生きていけるものだからやる気にならない。
ある時ボランティアで演奏に行った老人ホームで天才的なサックスを奏でる職員の青年に会い、その音を聞きたくてホームを訪れるようになるが…。
「あと少し、もう少し」ですかしてサックス吹いていた渡部君が出てきます。
中学生の頃とはずいぶん変わったので驚きました。
まあ中学生っぽく拗らせてたので、大人になってもそのままだったら困ったものですが。
1番びっくりしたのは「絵をくれた人を好きなんじゃないの」と言われて否定しなかった所でした。
へ、渡部君そうだったの?苦手そうだったのにね。
宮路君は最後、やっとやる気が起きたようですが、またくじけ無い事を祈ります。
紙の本
不安にもなる
2022/07/30 00:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:喜劇から - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいて、えも言わぬ不安を感じた。
きっと、読む人の年代によって感覚がだいぶ違うのだろうなあと思わされる。
紙の本
イライラします。
2021/03/29 11:40
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ohana - この投稿者のレビュー一覧を見る
発売前から話題で、レビューも高評価だったので期待していましたが…
文章が読みにくく、主人公の性格というか、偉そうな態度がとにかく腹立たしいです。
イライラして途中で読むのをやめてしまいました。
私には合わなかったのか、読み進める気にはなれなかっです。
紙の本
甘い
2022/02/16 16:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
瀬尾さんらしい、嫌な感じのない物語。
ただ、今作の主人公は甘すぎる。
親の脛をかじって気ままに暮らしてるだけじゃん。