私立図書館・黄昏堂の奇跡 持ち出し禁止の名もなき奇書たち
著者 岡本七緒
第8回ネット小説大賞受賞作! 偏屈でぐうたらな館長と苦労人司書、奇妙な来館者が織りなすビブリオファンタジー! 鬱蒼とした雑木林に囲まれた町はずれの私立図書館・黄昏堂《たそ...
私立図書館・黄昏堂の奇跡 持ち出し禁止の名もなき奇書たち
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商品説明
第8回ネット小説大賞受賞作! 偏屈でぐうたらな館長と苦労人司書、奇妙な来館者が織りなすビブリオファンタジー! 鬱蒼とした雑木林に囲まれた町はずれの私立図書館・黄昏堂《たそがれどう》。そこで働く新人司書・湊(みなと)は、膨大な蔵書を有するにもかかわらず、少ない来館者数に嘆いていた。しかし、偏屈な若き館長・空汽(うつろぎ)は「この館に余計な客を増やすつもりはない」とまったくやる気を見せない。怠惰な空汽と彼の飼い猫・クロ、そして数少ない常連客たちに囲まれ、湊は仕事にいそしんでいた。そんなある日、常連客の紹介でとある病に苦しむ大学生が訪れた。しかし彼は湊が目を離した僅かな隙に忽然と姿を消してしまう。「――そろそろ新しい仕事を覚えてもらおうと思っていたんだ」空汽に案内されたのは地下の閉鎖書庫・永劫廻廊。そこに足を踏み入れた湊は、書物に纏わる神々や伝承の存在と出逢い……? 謎を秘めた図書館を舞台に繰り広げられる、新たなビブリオファンタジー。
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解説などが長いが、くどさはなく読み疲れない。
2022/04/04 14:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
もっと「優しい」感じのするファンタジーなのかと思ったら、少し「ダーク」で「バトル要素」もあるファンタジーで、想像と違って戸惑いました。
ただ、面白かった!
セリフの間の解説や描写が長く、一見すると「疲れそう」な気さえするのに、くどさを感じるどころかサラサラと読めるのは、解説や描写の描き方が上手だからなんだろうなと思いました。
あまりくどく解説などが書かれていると、読み飛ばす人も多いと思いますが、そんなことは起こりません。
唯一、読みにくいところを挙げるとすれば、各章のタイトルが、他のセリフなどの字の大きさとフォントサイズが一緒で、そこがわかりにくい…。
私は栞を挟んだりしないタイプなので、電車の中で一度ページを閉じると、どこまで読んだかわからなくなるということが度々ありました。
老眼の人などは、そういうところが疲れるかな?
ストーリー自体は面白く、バトル要素があっても擬音だらけなどということはないので、ちゃんと小説を読みたい人も楽しめます。
それにしても、世の中にはこんなに「奇書」「凶書」があるんだなぁ…。勉強になった…。
面白かったけど、とても読みづらい
2022/06/23 20:05
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
170万を超える蔵書数を誇る私立図書館の司書をしている主人公は、これだけの書籍があるのに月間利用者が2名などという現実を嘆き、館長に集客を訴えていた。
しかし、図書館内で行方不明者が出たことで館長に地下書庫へ案内され、異界へと通じる図書館の秘密と奇書の存在を知らされる。
奇書を通じて過去の出来事とも向き合うことになるビブリオファンタジー。
内容は面白かったのだが、なんでこうなった?という感じにギッチギチの組版が非常に読みにくい。
ノド側読み癖ができてしまうほどガッと開かないと読めないくらい文字詰まってるし、小口側でさえ5mmも空いてないのでは?
開いている指が文字に重なってしまうくらいギリギリまで詰めました!という様子でつらかった。
行数減らしてページ数増やすわけにはいかなかったのだろうか。
続きが出るなら読みたいなぁと思うような面白い世界観と物語だったのだけど、さすがにこの組版が続くなら読みづらすぎてしんどいなぁ。
まぁ続きが出る保証もないけど。