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紙の本
色仏 (文春文庫)
著者 花房 観音 (著)
江戸末期の京都。僧になるため上京した青年・烏は、ある女に出会い仏の道を捨てる。食うために彼が始めたのは、生身の女のあられもない姿を彫り出すことだった…。男女の情欲と人間の...
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色仏
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商品説明
江戸末期の京都。僧になるため上京した青年・烏は、ある女に出会い仏の道を捨てる。食うために彼が始めたのは、生身の女のあられもない姿を彫り出すことだった…。男女の情欲と人間の業を色濃く描く、官能時代小説。【「TRC MARC」の商品解説】
江戸末期の京都。僧になるため上京した烏(からす)は、ある女に出会い仏の道を捨て、観音像を彫り始める……著者初の時代小説。【本の内容】
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紙の本
欲情と情念により観音像を彫る
2023/06/18 12:38
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸末期の京都を舞台とした、男と女の絡みつくような情念、欲情、執念が練りこめられた物語だった。性と生とが一つの時代の中で、色濃くうごめいていた。仏師ではないが観音菩薩像を彫り上げたい男は、多くの女人の裸体をモデルとして女人像を依頼され彫り上げていたが、目の前にあるものを写し取るならばたやすいが、己の中のものを形にすることは難しいことを気づかされた。もし形作れるとすれば、人を欲情させ、地獄に連れて行くようなものとなっていただろう。