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農業消滅 農政の失敗がまねく国家存亡の危機 (平凡社新書)
著者 鈴木 宣弘 (著)
食と農を犠牲にした貿易の自由化、種子法廃止・種苗法改定…。“農業消滅”が現実のものになろうとしている日本で、食の安全保障を確立することができるのか。農政の実態を明らかにし...
農業消滅 農政の失敗がまねく国家存亡の危機 (平凡社新書)
農業消滅
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商品説明
食と農を犠牲にした貿易の自由化、種子法廃止・種苗法改定…。“農業消滅”が現実のものになろうとしている日本で、食の安全保障を確立することができるのか。農政の実態を明らかにし、未来を守るための展望を記す。【「TRC MARC」の商品解説】
《目次》
はじめに
序 章 飢餓は他人事ではない
第1章 2008年の教訓は生かされない
第2章 種を制するものは世界を制す
第3章 自由化と買い叩きにあう日本の農業
第4章 危ない食料は日本向け
第5章 安全保障の要としての国家戦略の欠如
終 章 日本の未来は守れるか
あとがき
付録:建前→本音の政治・行政用語の変換表
《概要》
徹底した規制緩和で、食料関連の市場規模はこの30年で1・5倍に膨らむ一方、食料自給率は38%まで低下。農家の総収入は13・5兆円から10・5兆円へと減少し、低賃金に、農業従事者の高齢化と慢性的な担い手不足もあいまって、?農業消滅?が現実のものになろうとしている。人口増加による食料需要の増大や気候変動による生産量の減少で、世界的に食料の価格が高騰し、輸出制限が懸念されるなか、日本は食の安全保障を確立することができるのか。農政の実態を明かし、私たちの未来を守るための展望を論じる。
【商品解説】
日本の食糧自給率は37%。もし輸入がストップし穀物価格が暴騰すれば……。日本の農業はいま、どのような危機にあるのかを考える。【本の内容】
目次
- はじめに
- 序 章 飢餓は他人事ではない
- 第1章 2008年の教訓は生かされない
- 第2章 種を制するものは世界を制す
- 第3章 自由化と買い叩きにあう日本の農業
- 第4章 危ない食料は日本向け
- 第5章 安全保障の要としての国家戦略の欠如
- 終 章 日本の未来は守れるか
- あとがき
- 付録:建前→本音の政治・行政用語の変換表
著者紹介
鈴木 宣弘
- 略歴
- 〈鈴木宣弘〉1958年三重県生まれ。東京大学農学部卒業。同大学大学院農学生命科学研究科教授。専門は農業経済学。著書に「悪夢の食卓」「食の戦争」など。
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付録 建前→本音の政治・行政用語の変換表が秀逸
2023/01/12 13:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の農業が危機に瀕している
コロナ禍、ウクライナ危機で食の安全保障に注目が集まっている時代だからこそ、農業がどうあるべきか考えなくてはいけない
付録に本音への変換表があり、大変面白い
国益を守る→ 自分の政治的生命を守る事。アメリカの命令に忠実に従い政権に結び付く企業の利益を守る事で国民の命や暮らしは犠牲にする
自由貿易→アメリカや一部企業が自由に儲けられる貿易
自主的に→グローバル企業の言う通りに
などなど
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食べ物
2021/11/24 21:25
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の農業をめぐる課題について様々論じた一冊。アメリカ産レモンのポストハーベストの問題はだいぶ前に「美味しんぼ」で読んだ記憶があるので事態は全く好転していない様子。巻末の「建前から本音の政治・行政用語の変換表」を見ると、著者の嘆きが感じられます。