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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/10/07
- 出版社: 集英社インターナショナル
- サイズ:18cm/221p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7976-8083-6
紙の本
性差の日本史 新書版 (インターナショナル新書)
著者 国立歴史民俗博物館 (監修),「性差の日本史」展示プロジェクト (編)
日本で「男」と「女」という区分はいつ生まれたのか? 日本の社会の中でジェンダーはどのような意味を持ち、どう変化してきたのか? 豊富な資料を通して考える。国立歴史民俗博物館...
性差の日本史 新書版 (インターナショナル新書)
新書版 性差(ジェンダー)の日本史(インターナショナル新書)
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商品説明
日本で「男」と「女」という区分はいつ生まれたのか? 日本の社会の中でジェンダーはどのような意味を持ち、どう変化してきたのか? 豊富な資料を通して考える。国立歴史民俗博物館の展覧会をもとに書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
話題の展覧会がコンパクトな1冊に!――ジェンダーの歴史1800年の旅
2020年秋、国立歴史民俗博物館で開催され、注目を集めた「性差(ジェンダー)の日本史」展の内容をダイジェスト。展示の見所を解説した、読みやすい新書にしました。
古代から現代までのジェンダーを示す貴重な資料130点の図版を掲載。
執筆は第一線で活躍する歴史研究者たちによるものです。
◇◇◇◇◇
無意識のうちに私たちを強く捉えているジェンダー。その歴史は驚きと発見に満ちています。
日本の歴史のなかで「男」と「女」という区分はいつ、どのようにして生まれたのか?
日本の社会のなかでジェンダーがどのような意味を持ち、どう変化してきたのか?
ジェンダーをめぐる悩み・葛藤――歴史のなかに自分をおいてみると、その先がみえてくる!
日本のジェンダー史を知るための必読書!
こんな方におすすめです。
◇最近よく耳にする「ジェンダー」とは何なのかを歴史的に知りたい
◇確かな資料をもとにジェンダーについて考えてみたい
◇なぜ、日本のジェンダー平等が進まないのかを考えてみたい
【本書の目次】
プロローグ 倭王卑弥呼
第1章 古代社会の男女
第2章 中世の政治と男女
第3章 中世の家と宗教
第4章 仕事とくらしのジェンダー ―中世から近世へ―
第5章 分離から排除へ 近世・近代の政治空間とジェンダーの変容
第6章 性の売買と社会
第7章 仕事とくらしのジェンダー ―近代から現代へ―
エピローグ ジェンダーを超えて―村木厚子さんに聞く
監修:国立歴史民俗博物館
千葉県佐倉市の佐倉城址にある、日本の歴史と文化について総合的に展示する博物館。通称、歴博(れきはく)。「大学共同利用機関」として、歴史学・考古学・民俗学と関連諸科学の連携による共同研究を行い、その成果を展示や出版物などで広く公開している。
2020年秋に開催された企画展示「性差(ジェンダー)の日本史」は、2016年から3年間かけて行われた共同研究の成果を発表したもの。
【商品解説】
話題の企画展「性差の日本史」がコンパクトな1冊に。日本のジェンダーの成り立ちと変化を歴史から読み解く。資料約130点を掲載【本の内容】
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展覧会に行きたかった
2021/11/03 18:54
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨年話題になった展覧会の新書版。
見どころが文章と写真で紹介されていて、とても分かりやすく、理解を深められると同時に、やはり展覧会に行きたかったなぁと思わせる。
ジェンダーが歴史の中でどうつくられ、今に至るか。
歴史の一次資料に基づいた分析がなされており、非常に興味深い。
例えば巫女としての卑弥呼は、明治後半近くに成立した新しい解釈だと言う。
巫女と言う部分を強調するのは、古代に女性リーダーがいたとしても実際の統率者は男だ!という先入観に立った近代の見方だと考えられるという。
他にも明治政府が天皇や宮中のあり方を変化させていき、天皇の生活空間で勤務していた女房や奥女中が政治の場から排除されていった様子などがよくわかる。
また性を売ることに関しても歴史的な分析がなされており、我々が性風俗や売春の是非議論で必ず出てくる批判や擁護の背景にある価値観は、いったい何に根ざしているのかなどなど考えさせられて、とても勉強になった。
心に残ったのは、編者が、ジェンダーを物語る特別な歴史資料があるわけではないと言うことがわかってきた、と言っていることだ。
よく知られた資料も新しく発見された資料も、ジェンダーの光を当てることによって初めて、それまでの常識とは異なる新しい歴史像を語り始めるー。
オルタナティブな視点から社会や歴史を見つめ直す。これは私たちに社会に投げかけられたボールではないか。
紙の本
性の売買を取り上げた第六章は必読
2022/02/20 22:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題の展示をコンパクトにまとめた内容。特に、性の売買を取り上げた第六章には力が入っていると感じた。中世以前と近世以後とで女性のあり方が転換しているようだが、その理由について詳しく知りたくなった。古墳時代のところで若干触れられていたが、戦争への関わり方の違いは、ジェンダーを考える重要な視点だと愚考する。
紙の本
図録もほしい
2022/02/10 01:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:redon - この投稿者のレビュー一覧を見る
ケチらずに図録で大きい写真を見ればよかった、という気もするし、これくらいの情報量がちょうどいい、という気もする。両方ほしい。
明治政府の役人が女官を一斉解雇して愉快がった話、苦笑するしかない。いまの弱者男性論なども、こんな風に未来の歴史書に史料として載るのだろうか。