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紙の本
悪党の裔 改版 新装版 上 (中公文庫)
著者 北方 謙三 (著)
おのが手で天下を決したい。軍資金を蓄え兵を鍛えて時を待ち、遂に兵を挙げた。目指すは京。倒幕を掲げた播磨の義軍は一路六波羅へと攻め上る。建武騒乱の行方を決した赤松円心則村の...
悪党の裔 改版 新装版 上 (中公文庫)
悪党の裔(上) 新装版
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- 税込価格:1,518円(13pt)
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商品説明
おのが手で天下を決したい。軍資金を蓄え兵を鍛えて時を待ち、遂に兵を挙げた。目指すは京。倒幕を掲げた播磨の義軍は一路六波羅へと攻め上る。建武騒乱の行方を決した赤松円心則村の生涯を通じ人の生き方を問う。【「TRC MARC」の商品解説】
播磨の悪党の首魁には大きすぎる夢だった。おのが手で天下を決したい――楠木正成と出会った日から、大望が胸に宿った。軍資金を蓄え兵を鍛えて時を待ち、遂に兵を挙げた。目指すは京。倒幕を掲げた播磨の義軍は一路六波羅へと攻め上る。寡兵を率いて敗北を知らず、建武騒乱の行方を決した赤松円心則村を中心に描く、漢たちの軌跡。
第一章 遠い時
第二章 意 地
第三章 妖霊星
第四章 決 起
第五章 原野の風
第六章 遠き六波羅【商品解説】
著者紹介
北方 謙三
- 略歴
- 北方謙三
一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章。『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。
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赤松円心という男
2022/11/21 21:16
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
鎌倉時代末期の赤松円心の物語である。円心その名は、武将としては記憶していたが、どのような行動をとっていたのかは知らなかった。彼に取り、悪党であるということは戦うことをいとわない、変えるべき体制に牙をむくことを虎視眈々と狙う者を示すようだ。鎌倉幕府倒幕へ向けたての経済的な準備、兵の鍛錬など用意周到であるが、自分の力量は見極めておるようで、天下を取ることは望まなかったと思われる。倒幕に至る後編での生き様が楽しみである。