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紙の本
江戸の学びと思想家たち (岩波新書 新赤版)
著者 辻本 雅史 (著)
「教育社会」の到来が、個性豊かな江戸思想を生みだした。学校という近代日本のメディアを意識の片隅におきつつ、江戸の思想とそのメディアの多様な姿を追う。〈学び〉と〈メディア〉...
江戸の学びと思想家たち (岩波新書 新赤版)
江戸の学びと思想家たち
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商品説明
「教育社会」の到来が、個性豊かな江戸思想を生みだした。学校という近代日本のメディアを意識の片隅におきつつ、江戸の思想とそのメディアの多様な姿を追う。〈学び〉と〈メディア〉の視点からみわたす江戸思想史入門。【「TRC MARC」の商品解説】
長い戦乱をへて平和がもたらされた近世とは、世代から世代へと〈知〉を文字によって学び伝えてゆく時代の到来であり、そうした「教育社会」こそが、個性豊かな思想家を生みだした。朱子学から、山崎闇斎、伊藤仁斎、荻生徂徠、貝原益軒、心学、そして国学まで、〈学び〉と〈メディア〉の視点から広くみわたす江戸思想史入門。【商品解説】
日本史上初の「教育社会」の到来が、個性豊かな江戸思想を生みだした。〈学び〉と〈メディア〉の思想史。【本の内容】
目次
- 序章 知のつくられかた
- 「型の喪失」/素読世代/近代学校の始まり/学校教育の知/学校教育と教養派知識人/知の身体性/アジアの思想伝統の不在/メディアの視点から
- 第一章 「教育社会」の成立と儒学の学び
- 1 文字の普及と文字文化
- 文字社会の成立/江戸時代の文字使用/都市の発展と商業/手習塾の登場/「書礼」の学習/御家流/文字文化の共通化
- 2 商業出版の登場
- 一七世紀日本のメディア革命/声と文字の交錯/学びのテキスト/和刻本
- 3 儒学の学び
著者紹介
辻本 雅史
- 略歴
- 〈辻本雅史〉1949年愛媛県生まれ。中部大学フェロー、同大学名誉教授、京都大学名誉教授。文学博士(大阪大学)。著書に「近世教育思想史の研究」「「学び」の復権」など。
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養生訓って、いい事、書いてるよね
2022/05/02 18:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
思想史研究家の貝原益軒への評価は、荻生徂徠や伊藤仁斎に比べてはるかに低いらしい(今でも)、それは同時代に生きた儒者でもそうであったらしい、どうも、昔も今もやたらと難解な言語を弄する人が評価され、簡易な文章を書く人が軽んじられるのは変わらないらしい
紙の本
教科書で見た人たちの深堀の入り口
2022/08/15 05:38
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けんけん - この投稿者のレビュー一覧を見る
国学やら朱子学やらさらっと数行で書かれていることが、実は様々なドラマがあり、思想の影響がありとしたことがわかりました。思想史の面白さに気づかされる一冊です。
教員目線で行くと、身体化というキーワードについて、児童生徒の学びにどう生かしていくか、考えさせられる一冊です。
紙の本
多様で活力ある江戸期の学び
2022/05/16 03:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代の教育と学習とを巡る、
思想の流れが、それを担った思想家毎に
整理されて解説されている本です。
現代日本社会における学びの源流が
300年以上前に湧き出ていたということで。
紙の本
今に繋がるもの
2022/02/12 18:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:想井兼人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代の西洋的な教育文化の基礎には、江戸時代の雰囲気が漂っている。
それを支えたのは、江戸時代に開花した出版文化にあるようだ。
そもそも、中世には写本が知を拡散する手段だった。
出版文化が花開き、同一の知が広域に拡散されるようになったのだ。
そんな知の文化を受け継いで今がある、と言えよう。
そして、知を自由に楽しめる今を大切にしたい。
紙の本
江戸時代の「知」を知る
2022/01/18 15:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
世の中が安定してきた江戸時代に知識、思想はどのようにして習得され伝播していったかを著した一冊。知識は武家・公家、一部の上層庶民が漢籍を通して儒学・朱子学を主体に学んでいた。それらの知がどの様にして広がり識字がある層へと伝わったかを江戸時代の著名な思想家を取り上げて述べている。それぞれの思想家は学びの型を造りあげそれを口述や出版の形で広めていった。また難解な漢籍を庶民の役に立つ形に解説し広めていった思想家もいる。基盤には識字と言う習いがあることはもちろんであるが。「知」の学びと広がりを知る上で興味ある一冊。最終章のメディアの変遷で著者がインターネットを取り上げ学びの仕方が大きく変化して従来の学び方が崩れたとしていることについては読者の個々の判断でわかれる部分ではないか。
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スモールステップで読みやすかったです
2021/12/13 11:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代、人々はどう学問をしてきたかについてと、当時の有名な歴史上の人物につて説いた1冊です。
紙幅が薄く、人物1人当たりの文章量が少ないため、難解なテーマをスモールステップで読みやすくしている点に好感を持てました。気軽に読むのに適した1冊です。