紙の本
非常に面白かった
2022/06/24 16:39
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投稿者:やま - この投稿者のレビュー一覧を見る
頭から新しく知ることばかりでとても興味を惹かれた。ただし、どうしてもポリコレの本質に迫るためには歴史的観点から捉える必要があるため、やや硬い内容になってしまっている部分がかなりある。あくまでポリコレの外面だけを学んでおきたいなら、さっと読みが有効だろう。
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ポリコレとは、「政治的な正しさ」のこと
2022/05/06 13:22
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ポリコレというのは、「ポリティカル・コレクトネス」の略で、「政治的な正しさ」のことを言うのだそうだ。例えば、2020東京五輪前の「森やめろ」の大合唱、あの程度のことで連日連夜、マスコミや世論はいきりたって老人を吊るしあげたのか、全く同感
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
思っていた以上に事態は深刻で不可逆な感じがしました。結局、言ったもの勝ちなのか、トイレの男女別を廃止するのが正しいことなのか、しかしきちんと判断する方法が無いかも。一度「ダメ」となったら復活の芽も詰まれていそうなのが不安。
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ポリコレ=ポリティカルコレクトネス
アメリカでは、メリークリスマスといえない。ハッピーホリデーズといしか言えない。
アメリカのコロンビア大学では、「すべての白人男性は植民地主義者の末裔、人種差別主義者で性差別主義者」という前提に立っている。
新左翼運動の父ヘルベルト・マルクーゼの主張から成り立っている。
重量挙げのローレル・ハバートは、オリンピック史上初のトランスジェンダー女子選手。
アメリカの大学は極左に近いリベラルに占められている。LGBTは聖域。保守派の人たちは講演もできない。
トランプ大統領は、ポリコレのらぶーを破った大統領。そのため、ネガティブキャンペーンの標的になった。
アメリカはかつてはメルティングポット=人種のるつぼ=民族人種が溶け合って新たな民族人種が生まれた。
今はサラダボウルに似ている。まじりあってはいない。多文化主義。
ポリコレは1990年代以降に広まった。
ジョージブッシュ(父ブッシュ)は「ポリコレはオーウェル的なやり方で、多様性の名のもとに多様性をつぶしている=全体主義の悪夢のようなやり方。
安易にLGBT法案を可決すると新たな問題や犯罪が出る可能性がある。=犯罪目的で女子トイレに入る、女子刑務所でレイプ事件を起こす、など。
お茶の水女子大などは、自らの性自認が女性であるトランスジェンダーには入学を認める方針。本人の性自認だけで十分。性自認が揺れているのはダメ。
異論を認めないポリコレは、真の民主主義を圧殺する。
https://www.fair-space.info/
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私が子供の頃に憧れたアメリカは、もう存在しないのだと実感した一冊。
某ストリーミングサービスが会員数を大きく減らし、株価も急落しているとニュースになっていたが、ポリコレを意識するあまり、面白いコンテンツが少なくなっているからではないのだろうか。要するに、ポリコレを支持していても、対外的に装っている人が多いのではないか。
また、BLMについても書かれているが、思い出すのが米国ドラマ『24』の台詞。
どのシーズンだったか忘れてしまったが、駐車場でのシーンだったと思う。
デニス・ヘイスバート演じるデビッド・パーマーが自身と同じ人種の若者へ向けた言葉で、「自分ではなんの努力もせず、全てを肌の色や世の中のせいにするな」みたいな台詞だったと思う。(はっきりと思えていない…汗。また観てみようかな。)
自分は、一生懸命努力をして政治家になり、大統領を目指しているわけだから納得。
そして、これは人種関係なく、全ての人にも云えることだなとも感じた。
デビッド・パーマーというキャラクターは、高潔な人物として描かれており、後に大統領になるのだが、こんな政治家が日本にも居てくれたらと思ったくらいだ。
今後、どうなっていくのは予測は不可能。世界中がポリコレに飲み込まれていくような気がする。既にそうなってしまっているのかな?
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根拠に乏しく、いかがわしい。自分の意見に都合のいいことを述べる人物を1人探してきて、あたかも当事者全員がその考えだと書いていて問題がある。例えば「ゲイのAさんは『自分は差別されていない』と言っているので、LGBT+の当事者自身は差別されていないと考えていることが証明された。マスコミや活動家が『LGBT+たちは差別されている』と騒ぐのも、LGBT+のために支援する政策を行うのも間違っている」といった内容。「ポリコレすべてが悪いとは言わないが」と冒頭で書いて免罪符にしようとしているが、PC運動の悪い面のみを取り上げて「差別是正運動は悪である」というテーゼを展開している。「あえて社会の流れに反抗する自分ってかっこいい」という著者の自己満足が透けて見える。
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ポリティカルコレクトネス=政治的正しさの名の下に、行き過ぎた言葉狩りや差別主義者のレッテル貼りが行われるのを目にするにつけ、何かおかしいと思っているのは私だけじゃないだろう。
ちょっとした言葉尻を捉え、しかも故意に切り取られた言葉をあげつらって、まるで集団ヒステリーのように対象者を社会的に抹殺せんとする勢いで追い詰める人々。
彼らを扇動するものの正体を論じたこの本が、様々な違和感やモヤモヤを明らかにしてくれた。
行きすぎたポリコレに毒された今のアメリカの恐るべき姿に暗澹たる思いとなり、日本は遅れている、アメリカを見習えとばかりにポリコレを煽る勢力に決して踊らされないようにしようとつくづく思う。
多様性という言葉をやたらと使う人たちが、反対意見を頑なに封殺する現状を見れば、自ずと彼らの胡散臭さはわかるもの。まだ間に合う。どうか日本は踏みとどまって欲しい。
マイノリティでないというだけで迫害される、そんなディストピアにならないで欲しい。
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右よりだけど、これを読んで思ったのは、メディアが以下に1次情報を切り取って報道しているか、また、当事者を一部の人や他人が過度にサポートしなくてはならない社会風潮が出来上がりつつあるということ。
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非常に面白かった。内容が恣意的に操作されている疑いがあるが、それでも面白いと思える。
ポリコレ ポリティカルコレクトネス、政治的な正しさ、の略。
東京オリンピックでトランスジェンダーの重量挙げ選手が女子選手として出場し、話題となったことを覚えている人がいると思う。そして同じ重量挙げ選手のトランスジェンダーではない女子選手が「フェアではない」という意見を述べていたことも記憶にあった。
本書で書かれている2020年にSNSであげられたセリーナ・ソウルさんの動画で彼女が女子短距離選手として奨学金を得る機会を失ったことが印象に残った。彼女がその機会を失ったのは二人のトランスジェンダーの選手がタイトルを制覇したことによる。アメリカの金メダリスト アリソン・フェリックス(著書ではフェニックスだけど間違いだと思う)の記録でさえ、彼女の記録を上回る男子高校生は300人近くいるという。
アメリカではマイノリティのみが優遇される社会なのか?マジョリティを犠牲にして?
大坂なおみのマスクで話題になった、アメリカで起きた警察官の行き過ぎた逮捕業務執行による黒人の死。この本を読んだ限りではアメリカの警察官の行為が行き過ぎ、とは思えなかった。しかし本書だけでなくネットの情報を見ると、本書は多分、本書の主張に都合のいい情報を切り取っている。例えそうだとしても、警察官による逮捕行為自体が違法、とは思えなかった。本書で取り上げられている「ジョージ・フロイド事件」のフロイドは犯罪歴多数で、偽札を使用した容疑で警察を呼ばれている。無抵抗だったのか、そうでなかったのか、は本書とネットの記事で全く違っている。警察官のボディーカメラの映像のところから違っているのでなんとも言いようがない。抵抗が本当であったのなら、まあ、拘束されるだろう。無抵抗だったのなら、行き過ぎた逮捕行為だろう。本書によれば、フロイドは薬物を使用していたという。どっちなのだろう。
この事件をきっかけに起こった暴動で25人が死亡したとされる。本当に多くの店舗が略奪、放火に合っている。
BLM活動(black lives matter)の創始者の方の言論も、自分や家族の犯した個人的な犯罪さえ、反省や悔恨がなく、全て人種差別に起因するという自己正当化がある。
持たざるものが行う全ての略奪や犯罪は帳消しになる、富の再分配などと暴徒が主張しているのは恐怖でしかない。この略奪を受けた店主には黒人の個人店主もいて、保険もきかず、一切を失った人もいる。この個人店主たちはmatterである、blackではないのか?
またBLM活動創始者の方が豪邸を建てたこと、中国系の資金を得ていることを本書では指摘している。
1955年 ローザ・パークスの逮捕から始まった、公共バスの不乗車による公民権運動は私も子供向けの絵本で読んだことがある。
差別される黒人を示す例としてあげられる数値として警官に殺される黒人は白人の2.5~3倍というのがあるらしい。しかし、黒人の犠牲者の割合は事実として、黒人の犯罪率から見れば低いという。
また、警察官による黒人の死亡として、ファー��ソン事件を本書では取り上げられていた。この亡くなった少年が193センチ132キロと書かれており、彼が向かってきたら警察官が恐怖を覚えても仕方がない、と述べていたが、調べてみたら、警官も190センチ以上だった。これは意図的な感じがする。ただ検視により警察官側の主張正しいだろうということが亡くなった少年の銃創から分かっている。
BLMは白人に殺された黒人だけを問題にするが、黒人による黒人の殺害の方が遙かに問題という話が本書に出てくるが、これはそうだろうなあ。そっちの方が圧倒的に多いから。事件に巻き込まれて殺される黒人の90パーセント以上は黒人によって殺されるそう。しかし、黒人の犯罪率がなぜ、高いのかについての言及も欲しい。
BLMもLGBTもマイノリティが最大限に尊重されて、それに少しでも異を唱えたらたちまち、バッシングが起こるという動きがあるらしい。被害者ビジネスっぽい。
「弱者」を盾にして人を黙らせる風潮に対して、政治家も言論陣もみな臆病になっている、と本書の中で書いている言論者がいたが、まさしくそうだと思う。
だからこそ、ちょっとめんどくさい人、というイメージがついてしまうのかな、と思う。しかも当事者だったらまだしも、このイメージをつけているのが、活動家だったら、やりきれない気持ちになるのではないだろうか。
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日本の女性は、ジェンダーギャップ指数が大きいのに、幸福度は男性より高い。この背景には、男性が働くことを前提とした人生で、選択肢が少ないのに対し、女性は専業主婦など多様なライフプランがあり、人生の選択肢が多いからだとされる。
LGBTという私的領分に、国(政治)はどこまで介入するのか?小川榮太郎「私的領分という尊厳を権力に売り渡すことである。」「政治は生きづらさの主観を救えない。」
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虎ノ門ニュースで紹介されて話題、ポリコレについて考察された一冊。ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)という言葉を基に、新しい正義が謳われて、もしその正義の基準に沿わないものは、全メディア総出で社会的に抹殺するまで叩かれる、SNS全盛の時代必見の内容。過去に問題になった森喜朗さんの「女性がたくさん入っている会議は時間かかる」発言や、「LGBT」の表現を巡って廃刊となった雑誌「新潮45」について深く考察される。言葉狩りによる全体主義への傾倒…ポリコレについて深く知りたい人にオススメの一冊。
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ポリコレという言葉を、高橋源一郎「飛ぶ教室」で初めて知る。
???の頭で、本を探すとこの本が見つかった。
ポリコレなる意味は理解したものの、まだまだ勉強が必要である。
とはいえ、最近のなんだか気持ち悪い世の中に、この言葉がしっくりと当てはまる。
この本でいうと、同調できることと出来なこともあり、もう少しいろいろな本や記事を紐解く必要がありそうだ。
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かなりいかがわしい言葉「ポリコレ」や「BLM」。こんなのに騙されないように生きていくために必須な本だ。
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死ぬほどおもろい。
なんとなく今の世の中に不信感がある人こそ読んでみて欲しい。謎が解けてスッキリする。
自分の答えを出す手助けになる。
正義は振りかざすものじゃなくて、ただ存在してるだけのものなんだよ。