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読割 50
紙の本
鬼憑き十兵衛 (新潮文庫)
著者 大塚 已愛 (著)
【日本ファンタジーノベル大賞(2018)】父の仇を討つ。それが俺のすべてだ−。復讐に燃える若武者と、彼に取り憑いた超絶美形の「鬼」。立ちはだかるは、人外の妖。仇を求めて流...
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商品説明
【日本ファンタジーノベル大賞(2018)】父の仇を討つ。それが俺のすべてだ−。復讐に燃える若武者と、彼に取り憑いた超絶美形の「鬼」。立ちはだかるは、人外の妖。仇を求めて流離う、奇妙な2人の道行きや、いかに…。【「TRC MARC」の商品解説】
寛永十二年、熊本藩主・細川忠利の剣術指南役を務める松山主水(もんど)大吉が暗殺された。主水の隠し子・十兵衛は父を襲った十五人の刺客を続けざまに斬り裂く。二階堂平法秘伝の技〈心(しん)の一方〉によって。僧形の鬼・大悲(だいひ)を連れ、父の暗殺を企てた者への復讐を誓う十兵衛。だが、金色の髪に深い海のような瞳をもつ少女と出会い……。時代伝奇小説の新たな傑作! 日本ファンタジーノベル大賞2018受賞作。【商品解説】
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電子書籍
とても出来のいいライトノベル(でも所詮はライトノベル)
2021/12/06 09:09
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:納豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
新人作家さんの受賞作とのことで、他レビューなども評判がとても良かったので読んでみました。
普通に面白かったです。
簡単にまとめると、戦国時代、親を謎の集団に殺された少年が、鬼(めっちゃ美形)手を組んで、刀振り回して謎の相手をつきとめて復讐しようとする時代劇アクション。途中で美少女を拾って、守ってあげることになりますが、この美少女も化け物。
あらすじ見たら、どろろみたいな話に見えるんですが、そのまんまですね。
目新しいネタでもなければ、アッと驚く展開でもないし、抉り取るような心理描写もない。予想以上でも予想以下でもない。普通に面白いけど、めちゃくちゃ心惹かれる強烈なインパクトや個性もなく、普通。
ただし、大きく『しでかす』こともない。
ここをどうとるかで、評価が変わってくる気がします。
あと、ちょっと点が辛いんですが、この話は背景が戦国時代で島原の乱あたりをベースにして実在の人物も出てくるんですが、所作や風習や道具などの時代考証がめちゃくちゃです。
その道具、その習慣、戦国時代にはないからね?ってのがパラパラ散見されます。時代がハッキリしているだけに、細かくひっかかってくる。要は、下調べと知識が圧倒的に足りない。
時代小説ではなく、刀妖怪ドロドロアクションなので、そこまで気にしなきゃいいだけではあるんですが、プロの仕事としてはやや浅い。
もっと想像のついて資料も多く調べやすい江戸中期~明治大正とか、完全に和風ファンタジーにしちゃったほうが、かえって良かったのでは。
逆に、素晴らしかったのは、文章と話運び。
凡なストーリーを、痒いところに手が届き、くどくなくそれでいて明瞭に世界を開き、飽きることないように盛り上げて、スピード感をもって面白く魅せてくれる力量があるように感じました。
この作家さんの年齢は存じ上げませんが、新人でまだ若いのなら、作品を重ねるごとに良いものを見られそうな予感がします。
期待も込めて、★4つ。
電子書籍
おもしろい
2023/08/25 17:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hamu - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫化されるのを待っていました。賞ももらった作品だということで期待して読みましたが、期待通り面白かったです。