同時期に南極点をめざした二人
2022/01/20 21:01
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投稿者:トリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
20年以上ぶりに読んだ本多氏の本
厳しい、実に厳しい
南極探検も厳しいが、著者も厳しい
これぐらいの厳しさでなければ、探検で散らした命に触れることなどできないだろう
成功する組織と失敗する組織
2022/01/15 12:59
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある程度の年齢以上の層であれば本多勝一氏を知らぬ者はいないであろう。朝日を代表する記者であった著者の文庫新刊が刊行されたとのことで、早速手にするが装丁だけで過ぎ去った青春を思い起こし感慨に浸れる。本書は南極店初踏破を競い、勝者となり無事に帰還したアムンゼンと敗者となり帰還途上で全滅したスコットの勝敗を分けた原因は何だったのか。スコットは目的を明確にできず、外部環境の分析が不十分で、準備もピント外れ。このため些細な不測の事態に対応できず。その積み重ねでの破滅は当然の帰結だと思う。期待以上の面白さだった。
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人類初の南極点到達レースがドキュメント調に描かれています。アムンセン隊とスコット隊の行動が並行して描かれており、思わず続きを読みたくなってしまうような臨場感にあふれていました。
最近再版された本書ですが、大きな困難に打ち勝ちことを成功させる要因は何か、ということが見えてきます。自分が感じたところを、まずは3つ挙げていきたいと思います。
1つ目は、ことを成すにあたっては、心から夢中になれるよう、自分自身の意志からスタートすることが大切だ、ということです。
他人からから依頼されたからやる、という義務感ではなく、自分自身がやりたいからやる、心から自分が没頭できるようなことを自ら進めていく、ということが大事なのではないでしょうか。
では、ことに臨むに当たり、そのような心持ちになるにはどうしたらよいのでしょうか?
答えとしては(逆説的ですが)「夢中になれるような仕事やことを自分自身で選ぶこと」なのではないかと思っています。もちろん、組織に所属していたら、全てにおいてそういったことを選択していくのは難しいでしょうが、仮にそういった自分が夢中になれることを仕事にできる環境を得た場合、それはめったにないチャンスなのですから、そういった機会を逃さず大事にしていくというおとが重要なのではないかと思います。
また、はじめはそうでなくとも「興味を持ち色々と調べること」により夢中になれるような気がします。興味を持って色々と調べれば自然に思考量が増え、それにともない事前準備をし、それがさらに成功に近づき…といった好循環に持っていける。本書に書かれているアムンセン隊のスタッフがどういった心持ちだったかはわかりませんが、アムンセン隊の成功体験からは、そういったことが読み取れるのではないかと考えています。
2つ目は、リーダーとして振舞う場合、メンバーに参加意識を生み出すようなリーダーシップや行動が必要である、ということです。
本書でも、アムンセンは自分なりの答えを持っている問いをあえてスタッフに意見を求めたりしています。また、最終的に南極点に到達したスタッフに対し、リーダーではなく仲間とともに旗を立てよう、と提案したのはこのことを著す象徴的なシーンであるとも思います。
危機管理やプロジェクトの進め方といった本を読み込んでいくと、時々「権威勾配」「権力格差」というワードが出てきますが、こういった困難に打ち勝つような場面では、一人でぐいぐい引っ張ってくリーダーよりも、スタッフの自主性や参画意識を高めていくリーダーの方が良い結果が出せる、ということです。
(本当に時間が無く素早い意思決定が求められる場面ではまた別だとは思いますが)誰も見通しが分からないプロジェクトについては、それぞれの面で優秀なスタッフが集められているはずなので、広く意見を聞いてリーダーが責任をもって決めていく、というやり方が、自身の経験からも経験上も一番良いように思います。
3つ目としては、ファクトをしっかりととらえた合理的な意思決定が必要、ということです。
「自分たちのゴ���ル達成を第一に置き、そのために必要なことを冷徹に、感情論を排して決めていく、という態度が必要である」ということは、頭ではわかっていても、人間ですからなかなか難しいと思います。
本書でも、それまで一緒に旅を続けてきた犬を計画的に処分して食料にするシーンや、極地を目指す人数を行程の負担を減らすために意図的に絞る、といったシーンが出てきます。感情的にはグッとくる場面ですが、改めて「合目的的に行動するとは」ということはこういうことである、と唸らされました。
本書はスコット隊の悲劇的な結末、およびアムンセンのその後の生涯が記載されて終わるわけですが、総じて「目的を達成するということ」および「リーダーのありかた」について改めて考えさせられた良書でした。
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巻末の山口周さんの解説にあるように組織とリーダーシップを学ぶのに最良のケースに思える。
南極点初到達という人類が経験したことのない究極の状況でアムンセンがどのような準備と決断をし勝ったのか。一方でスコットの敗因は何だったのか。組織マネジメント、リーダーシップ、リーダーのパーソナリティという面から読み込んでいくと非常に面白い。
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ほんの些細な決断の違いが大きな結果の違いになる。それを南極点到達という過酷な実例をもって描いていることで、説得力が増している。
探検ものとも言えるし、チームビルディングやマネジメントのケースワークとも言える。
なんにせよ、南極の冒険がらどんなものだったのか、ほんの少しだけイメージできるようになった。
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ここでどのようにしたら次に役立てられるか、次の次を想像しながら今の行動を取ることの重要性が痛いほど結果につながった例と言えるかもしれない。現在の情報化社会とは異なり、比較的複雑でない環境下でも、これだけの違いが出る。自分に必要な情報は何で、その変化や現況値が何を意味するのか、惑わされずに日々観察したい。
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地図や写真資料が豊富。アムンセンとスコットを同時並列的に書くという方法もわかりやすい。山口周さんの解説もいい。
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人類未達の地球の真下である南極点の初到達を競う2カ国の探検隊。
物語の舞台はまだ飛行機もない100年前の南極の物語であり、書籍の原書が発売されたのも30年前のものであるが、宇宙に民間人も行く2022年の時点でも冒険の興奮・焦り・危機感をリアルに感じられた。
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1. 宿命の対決
スコットの出航
オスロのアムンセン
アムンセンの挑戦
スコットの驚き
2. 極地とは
北極と南極
極地の探検史
3. 二人の生いたち
アムンセンの生いたち
すべては極地探検のために
アムンセンの最初の南極探検
北西航路
海軍出身のスコット
スコットの最初の南極探
4. 南極大陸へ
スコット隊テラノバ号の航海
アムンセン隊フラム労の航海
暴風圏―地獄の海
ロス海の大氷壁
スコット隊の基地
アムンセン帯の基地
5. 前哨戦
テラノバ号、フラム号に会う
ムンセンのテラノバ号訪問
スコット隊のデポ作戦
アムンセン隊のデポ作戦
馬か犬か
実力の差
6. 「その前夜」の越冬
スコット隊の越冬生活
アムンセン隊の越冬生活
冬至の夜
「世界最悪の旅」へ
クロージャ岬
皇帝ペンギンの繁殖地
冬の終わり/アムンセン隊、出発して引き返す
スコット隊も活動開始
7. 南極点への旅立ち
アムンセン隊の出発
アムンセン隊、南緯80度着
スコット隊の先陣四人、動カソリで出発
アムンセン隊、南綽81度着
スコット隊の本隊10人、馬で出発
アムンセン隊、南緯82度着
スコット隊の後発二人、犬ゾリで出発
アムンセン隊、南綽85度着
スコット隊、80度32分に全員集合
犬の運命
馬の運命
8. 山岳地帯を越えて
アムンセン隊、クイーン=モード山脈へ
氷河を越えて
24匹の犬を処分
「肉屋さん」デポでの休息
猛吹雪をついて
「悪魔の氷河」を登る
スコット隊も氷河登りへ
犬ゾリも失って人カソリに
9. アムンセンの勝利
シャクルトンの緯度を越える
最後のデポ
その前夜
南極点に立つー1911年12月14日午後3時
成功祝い
極点包囲
さらば南極点
10. スコットの敗北
第一帰遠隊四人が引き返す
水兵エバンズのけが
最後の人選
第二期艦隊三人との別れ
アムンセン隊の足跡を発見
南極点での絶望ー1912年1月17日
「哀れなユニオンジャック」
11. アムンセン隊の大団円
快調の帰り逍
大氷床のオオトウゾクカモメ
基地への凱旋
白瀬隊、クジラ湾上陸
開南丸とフラム号の交歓
いざ故国へ
12. スコット隊の悲劇
第二帰還隊の苦闘
希望なき行進の始まり
燃科の欠乏
ウイルソンの人柄
死線をさまよう五人
エバンズの死
「どうか神助が...... 」
最終的解決の方法
オーツの自殺
全滅
13. 二度目の春
希望なき冬へ
捜索隊による遺体発見
スコットの絶箪
テラノバ号の帰還
スコットの手紙
14. アムンセンの遭難
アムンセン、ふたたび北氷洋へ
飛行艇による探検
日本へ来たアムンセン
飛行船による北極海初横断
アムンセンの遭難
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人類史上初の偉業を果たすべく南極点を目指す2つの隊。
準備から作戦から指揮の執り方まで対象的な2組。結果は、かたや世界的な栄誉を得、かたや全員死亡。
あとがき、解説も含め、興味深く読んだ。
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冒険研究所書店の選書の一冊。
南極点到達をかけ、国を背負って究極のレースに挑んだ二人の探検家。
アムンセンとスコット
片方は全員生還を果たし世界の英雄となり、もう片方は全員遭難死する。
アムンセンは当初北極をめざしていたが、アメリカのピアリーが北極点に到達すると知ると、急遽目標を南極点に変え、スコットを驚かせる。
アムンセンは子供のころから極点到達の冒険家になることを目標にしており、生活のすべてを極点到達に費やしていた。
スコットは英国の英雄として数々の実績を積んでおり、職業探検家として国を背負って南極点に挑む。
本書は両隊の行程を並行して記述しており、章立てはドキュメンタリーを見ているかのように進む。
目標を達成するためにすべてを考え、実行するアムンセンのリーダーシップと信念は素晴らしい。
しかし、私の探検家ナンバーワンはアーネスト・シャクルトンという気持ちに変わりはない。
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2つの隊の行動を同時進行で書いているのが、ワクワクして良い。
組織とリーダーシップを学ぶのに何度か読み直したい。
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2023年の1冊目。昔、小学校か中学校の教科書で、アムンセンとスコットの話を読んだ気がする。本書は同時並行的に二人の南極点への冒険を追いかけるノンフィクション。
用意周到でスムーズに冒険を遂行するアムンセン隊と、やや場当たり的で、次々と想定外の困難に遭遇し、最後は全滅してしまうスコット隊。あまりに対照的な両者の物語は、組織のありかた、リーダーシップなどについて、多くの示唆に富んでいる。中でも、解説で山口周さんが指摘しているように、一生懸命頑張る人(スコット)は、夢中になる人(アムンセン)には勝てないという点が印象的だった。内発的動機(好奇心や衝動。「冒険が好き」)は、外発的動機(評価や賞罰。「軍で抜擢された優秀な隊長」)よりも強いということ。
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アムンゼンとスコットの違いを、具体的なデータ•事実関係の積み上げから考証した労作。「隊員に対してひたすら従順であることを要求」していた可能性のあるスコットに対し、「隊員の自主性を尊重するチームワークで運営した」アムンセン、という巻末解説も説得力がある。
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しあし、権力格差の大小はどのようにしてチームのパフォーマンスに影響を与えるのでしょうか? 南カリフォルニア大学の組織心理学研究者、エリック・アニシックは、過去五〇年分、五六カ国のエヴェレスト登山隊(計三万六二五人)のデータを集め、登山隊の出身国の権力格差と遭難事故の発生率について調査しました。この結果から、権力格差の大きい文化圏の登山隊の方が、他方の登山隊と比較して、死者が出る確率が著しく高いということが明らかになりました。ちなみに単独登山の場合、死亡率と権力格差になんの相関も見られません。これはつまり、死亡率の格差は、国別の登山技術や体格ではなく、純粋に組織的要因によって生まれるということです。
権力格差の大きいチームでは、地位の低いメンバーが発言を封じられることで、彼らの発見、あるいは懸念、あるいはアイデアが共有されず、結果的に意思決定の品質が悪化するのです。これは、想定外のことが次々に起き、リーダーの認知能力・知識・経験が限界に晒されるような環境下では致命的な状況と言えます。
一方で、アシニックの研究で非常に興味深いのは、
想定外のことが起きないような安定的な状況においては、権力格差の大きさは、むしろチームのパフォーマンスを高めることがわかってます。そのような状況では、リーダーの意思決定が上位下達され、一糸乱れず実施される組織の方がパフォーマンスが高いのです。これはつまり、リーダーの認知能力や知識・経験の範囲内で対処が可能な状況においては、権力格差の大きさはチームのパフォーマンスにプラスの影響を与えるということです。
よく「理想的なリーダーシップ」といったことが語られますが、そんなものは存在しません。リーダーシップというのは極めて文脈依存的なもので、どのような状況・環境においても有効に機能するリーダーシップなどというものはあり得ないのです。
アムんセンとスコットの対比に関して言えば、アムんセンによる、権力格差の小さいリーダーシップは、南極点到達という、極めて不確実性の高い営みにおいては有効に機能し、一方のスコットによる、権力格差の大きいリーダーシップは、有効に機能しなかったわけですが、だからといってここから「どのような状況においても権力格差の小さいリーダーシップが有効なのだ」と断ずるのは暴論でしかありません。
この示唆を、現代に生きる私たちに当てはめてみればどのようになるでしょうか? 当時の南極は、前人未到の大地であり、そこがどのような場所であるかはよくわかっていませんでした。それはまさに、現在の我々にとっての「これからやってくるアフターコロナの世界」のようなものです。このような不確実性・不透明性の高い環境において有効なリーダシップとはどのようなものか? について考える題材を本書は与えてくれると思います。
次に「アムンセンとスコットの圧倒的大差を生み出した要因」についての二つ目の点、すなわち「パーソナリティの側面=内発的動機の有無」について述べたいと思います。
内発的動機というのは「好奇心や衝動、内側から湧き出る感情によって喚起された動機」ということです。一方、��いち概念となる外発的動機というのは「評価や賞罰等、外側から与えられた刺激によって喚起された動機」となります。言うまでもなく、本書の文脈で言えば内発的動機の持ち主がアムンセンであり、外発的動機の持ち主がスコットということになります。別の言葉で表現すればアムンセンは「夢中になる人」であるのに対して、スコットは「一生懸命頑張る人」ということになります。そして、これまでになされた数多くの動機に関する研究は「頑張る人は夢中になる人には勝てない」ということを示しています。本書は、この命題を詳細に説明する事例として非常に優れたものだと思います。
アムンセンは、同じノルウェイ出身の探検家フリチョフ・ナンセンによるグリーンランド横断に感動して、十六歳の時に探検家になることを決意しています。その後は、ありとあらゆる探検記を読み耽って成功・失敗の要因を分析する等、知識レベルでの研鑽を積み重ねる一方で、極地の寒さに体を慣らすために真冬に窓を開け放って寝たり、あるいは極地で必須となるスキーや犬ぞりの技術を身につけたりといった身体レベルでの研鑽を積み重ねており、人生のあらゆる活動を「極地探検家として成功する」という目的のために一分の隙もなくプログラムしていきます。
一方、スコットはもとから告知探検に興味を持っていた人物ではありません。スコットはもともと提督になることを夢見て海軍に入隊しています。おそらくは謹厳実直で非常に優秀な人物だったのでしょう、知り合いの有力者から「南極探検の隊長に最適の人物」と推挙され、おそらくは本人もその抜擢が海軍での出世のチャンスになると考えたと思いますが、最終的にこれを引き受けてあむんせんと争うことになります。
このくだりはさらりと読み過ごしてしまいそうな箇所ですが、私は非常に切ないものを感じるのです。というのも、南極探検の太陽を引き受けて欲しいというオファーに対して、二日間これを預かったのちに、引き受ける旨の返事を出しています。この「二日間」という微妙な時間に、スコットという人物の優柔不断さがよく出ていると思います。もとから極地探検のような営みへの志向性を持った人物であればその場でそ即答したことでしょう。
こういった抜擢人事は現在の企業においてもよく見られます。多くの企業において「未踏の領域へと踏み出すイノベーションプロジェクト」のリーダーは、それまで高い実績を出してきた謹厳実直で優秀な人材が抜擢されます。そして、これまでのイノベーションの歴史が明らかにしてくれているように、このようにして抜擢された「頑張る人」は内発的同期に駆動された「夢中になる人」には結局、勝てないことが多いのです。
しかし、なぜ「頑張る人は夢中な人には勝てない」のでしょうか? 本書を読めばその答えはよくわかると思いますが、一言で言えば「夢中な人」と「頑張る人」とでは「累積の思考量が全く違う」のです。特にこのケースの二人を比較してみれば、アムんセンは一〇代からすでに極地探検になるための知識の蓄積・t実地の体験を積み重ねてきたのに対して、スコットは南極探検隊隊長のポジションを打診されてから、言うなれば付け焼き刃的に知識やスキルを詰め込んだに過ぎません。このように比較してみれば、二人の��積思考量の違いには天と地ほどの開きがあったことでしょう。この思考量の違いが最終的に大きなパフォーマンスの違いになって現れるのです。