紙の本
部屋が広ければなあ………
2022/07/10 09:13
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投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
斎藤先生の著書はわかりやすくて好きです。しかし短時間でこれほどたくさんの作品を世に出されるパワーや知識には敬服いたします。
私は定年を過ぎ、嘱託で勤務を続けていますが、現役時代にはあまり読書ができませんでしたので、責任が軽くなった嘱託になり読書を楽しんでいます。しかし読んでもあまり身についていない気がして本書に出会いました。
先生は本そのものを三色ボールペンなどで読書ノートにして保存しておくのがお勧め、と仰っています。ただ私のように経済的にも保存するスペースにも余裕が少ない者にとっては現実的には難しく、なるべく汚さぬようにきれいに読み、直接記入せず付箋を使用、定期券で行ける範囲内にあるブックオフに持ち込み、単純に捨てるという罪悪感を薄め、『次の人に読んでもらってください』などど偽善者ぶって、新刊本を発行する出版会社に疎まれる行為を続けています。すみません。
紙の本
「パッション」が 生じてしまう 本だった
2023/02/03 22:38
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投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.内容
『声に出して読みたい日本語』(草思社、2001)などの著作や、テレビのコメンテーターでおなじみの、明治大学教授の齋藤孝が、自らが提唱した3色ボールペンを用いる方法など、齋藤の方法をふんだんに詰めた読書法の本。速読、精読、アウトプットなど、本を読んで、どう生かすかを書いている。特別講義や終章では本を紹介している。
2.評価
筆者は、前述した3色ボールペンを用いる方法など、齋藤の方法論に興味があり、用いることもあるが、そういう人であれば満足のいく本だと思う。主に新書の読み方を題材にした第2章が一番役に立ちそうであり、音読のすすめとも言える第3章は、齋藤の本のタイトルにもある「パッション」(『最終指令ミッション! パッション! ハイテンション!!』(PHP研究所、2005))が生じる内容である(p.147にある『坊っちゃん』(夏目漱石)の「音読マラソン」を、しんどいとわかっているのにやってみようという気になってしまった(ただし、やっていない))。ただ、いちいち記さないが、ところどころ根拠がわからないところが散見されたので、1点減らして4点とする。
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イマイチでした。
2022/05/07 18:40
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
読書家なら誰もが実践していると思われる内容でした。
特別な 「 技術 」 が書いてあると嬉しいな!と思って読みましたが、そういうことはほとんどありませんでした。
内容はこんな感じです。
1) 新書は、三、四章から最終章に肝心要が書いてあるので、最初から読まなくてよい。
2) 読んだ部分を要約し、頭の中で整理できているからこそ、文章の次の構成の予測が可能となり、読むスピードが加速される。
3) キーワードや引用したくなる文章を探しながら読む。
欧米では、シェークスピアや聖書を引用できないと致命的である。( 日本で同様に引用に値する著者や著書は? 枕草子? 徒然草? 多くの作家が似たようなことを書いているが、だいたい例として挙げるのはシェークスピアですが、、、 )
4) 読んだ本の内容を誰かに説明することを目的にすると、速読力だけでなく精読力も身につく。その際、引用を交えて話すことを心掛けながら読むようにする。
5) 多くの本を読むことで知性的な言葉づかいを身につけ話題を増やしていく。
6) 江戸時代の多くの日本人は、本を読んでいて、それが明治以降になっても続いたことが、日本の近代化に繋がった。
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0 どんな本?
読書の重要性、効率的な読書、読書で養える能力
おすすめ本等を教えてくれる本。キーポイントは読
書の重要性。他の読書の本とよりもビジネスに必要
な能力を重点的に説いてると感じた。
1 なんで読んだの?
(1) 読書での成長効率を上げたかった。
(2) 選書の材料と効率的な読書方法を知りたかった
(3) 具体的に読書の方法が変わった状態になりたい。
2 構 成
全6章構成で読書の重要性から始まり、おススメ
本で終わる。漫画も紹介している。
3 著者の問題提起
情報過多の時代に成長をするには読書が有効で
あるが、ネット等に偏り読書をしない人が多い。
また、電子書籍の発達で読書の在り方が変わってき
ている。
4 命題に至った理由
大学教授としての経験、研究者としての問題意
識、読書家としての熱い想い。
5 著者の解
精読と速読を読む本に応じて使い分け効率的な読
書に努める。幅広いカテゴリーの本を読む。それを
行動に落とし込んで成長を続ける。
6 重要な語句
(1) 速 読
時間設定、目的設定、目次で何を得るか決める。
(2) 逆算読書法(速読法)
終わりを読んでから必要な箇所を読む
(3) デザインシート(企画するときの要素)
対象、タイトル(テーマ)、狙い(何のために)、
テキスト(材料は?)、段取り、仕込み(準備は?)
7 感 想
読んでいて速読に挑戦したくなった。一番刺さっ
た箇所は速読。深く知りたい事はデザインシート。
人に勧めるなら読書の重要性。究極と言うタイトルは
言い過ぎだが、とても為になった良書
8 todo
(1) 一冊速読をしてみる。
(2) お勧め本の登録
(3) デザインシートを利用した企画
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たまたま書店で積まれていたので手に取ってみた。今まで読書習慣のない自分を恥じたくなるような内容だった。
もともと読書が苦手な私にとっては、読書習慣をつけるためのテクニックが体系的にまとまっていて参考になった。それよりも、読書をしないことによって知識が枯渇している人が多いことへの筆者の危機感がひしひしと伝わってきたことが印象的だった。
以下、忘れたくない内容。
・速読のポイントはとにかく読書量を増やすこと。本は知識で読んでいるようなものなので、基礎知識が多ければ多いほど理解力も上がり読むスピードが上がる。
・精読の基本は音読。声に出して読むことによって忘れにくくなる。
・本に直接線をひいたり書き込むことによって自分のものにできる。
・とにかく読んだら誰かに話す。
・好きなジャンルだけでなく、いろいろな領域のものを読むことによって、知性のネットワークが広がり、あらゆる問題に対処できるようになる。
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・速読する読書と精読する読書を分ける
・速読のポイントは、コンサルプロジェクトと同じ
ー目的設定と時間設定(週末に読まなければならない。2時間。この情報)
ー目的設定とは他の人に説明できるということ
ー飛ばし読みしつつ、気になったところはじっくり読む、を組み合わせる
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齋藤先生がこれまでに出版された書籍をまとめたような1冊になっているのではないかと思いました。
過去に著者の書籍を読んだことがない方にはためになる1冊だとおもいます。
著書は、読書の仕方のコツも述べられていますが、読書をしないと思考や行動がどうなるか、それに伴ってどのような社会的評価をされやすいかのほうが多く述べられている感じがしました。
よく1年に何百冊も読んでいるかたは、飛ばし読みやピックアップ読みをされていると聞きます。たしかにそれだと何百冊も読むことができるかと思いますが、自分はまだまだ全部読みたいと思うタイプなので、冊数は多くならないです。
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「東大読書」で読書のノウハウを学ぶことが、読書人生でとても大切な気がしたので読みました
読書時のノウハウだけではなく、読書の意義や「本棚を置こう」「本を語れる友人をつくろう」などのライフスタイルについても書かれています
また、読む本のジャンルによって異なる意義や読み方も教えてくれるので、いろんなジャンルを読みたい私にとってはありがたかったです
・ハウツー本は気になるところだけ、時間を決めて素早く読む。
・文学は時間を決めずにその世界観にどっぷり浸かる
・古典派普遍的な真理を学べる基礎教養
この本を読んで「読書マイルール」と「読書目標」を決めました
●読書目標
・年間100冊
・毎月①ハウツー本②小説③古典④学術本は必ず読む
●マイルール
・読む目的をあらかじめ考え、それに適した読み方をする
・メモをとる
・感想をブクログに投稿する
毎回実践できているわけではないですが、この本を2月に読んでから7月までに40冊読めました。
100冊は厳しいペースですが人生でこんなに読書が習慣化しているのは初めだし、いろんなことを知れているのでよしとしています笑
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毎日本屋へ行け!とにかく読め!読みながらメモ・印をつけていけ!音読に暗唱、読書ノートやブックリストetc...普段から読書をしている人にはあまり参考にならないかも?
これから読書を習慣化していきたい人や読書のコツが分からなくて迷子になっている方にはおすすめ出来る本。
文中の引用が面白くて、読みたい本がすっごく増えちゃったじゃん!とウハウハです。
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「ビジネスマンは競争に負けないように読書したほうがいいで〜」という趣旨の本。
著者の齋藤孝氏は「世界一受けたい授業」とか「脱力タイムズ」とかによく出てるから見たことある人もいるかも。
読書の方法論だけでなく、そもそもの読書の意義についてネット検索や映像作品等と比較しながら丁寧に解説しているので、「これからはちょっと読書してみようかなぁ、でもだりいなぁ」と考えている人にはオススメ。特に社会人。
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本を読むという習慣が日常生活の中で全くなかったので、意識変革の為購入しました。
読書を習慣付ける事で、思考力や語彙力といった社会で生きていく上で必要不可欠なスキルを鍛えれる他、結果的にそれが人生を豊かにしていくという事を気付かされました。
中でも、著者の「読書は、人生という果てしない大海原を進む為の羅針盤を手に入れる為の作業である」という言葉は非常に印象的でした。
人生100年時代。これから多くの苦難や壁にぶつかる思いますが、多くの本を読み続ける事で、その壁を乗り越えるヒントに繋がる気がします。三日坊主で終わらず、引き続き多くの本を手に取り、その本に詰まっているエッセンスを自分の中に取り込んでいきたいと思います。
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役に立つ読書というより快楽のための読書かな。ただただ読んで、その場では記憶に残らないけど、あとでふいに脳から飛び出してきたり関連に気づくとか。これまで2000冊以上読んできたけど、罪悪感があって2割読みなどは1%満たない気がするけど、もっと考え方を変えてやってみようかな。(図書館本なんだし)
192冊目読了。
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太めの本だけど、読みやすかった。
齋藤先生が本をどうやって読んでるのかがなんとなく知れて、すごく読書を大切にしてるのかがわかった。特に難しいことは書いておらず、どれか一つでも実践してみようかなと思えたら行動におとしこめそう。読書習慣のつくりかたや、速読の技術、精読の技術、本選びの技術、アウトプットの技術などで構成されている。
ただ、速読でいうと目的と締切を同時に決める、一字一句読まず大事なところだけ読む、買ってすぐ読むなどひとつひとつ見ていくとちょっと味は薄口。
買ってきたらすぐ本をさばいておく(さささっと要約できるレベルにまずは大枠つかむ)ということは実践したい。
速読の力をつけることに少しこだわっていたけど、精読と速読をちゃんと使い分けようという気持ちになれた。
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読みたい本はたくさんあるのに読む時間が足りない
集中して読めないから読み終えても内容が残らない
こんな悩みを持ちながら、読み方をや向き合い方を模索していたところ、何かのヒントになればと手にした本です。
文量もあるようで、かなり厚みがあり
ヒントを得るために読むにしては時間がかかるかもと思いましたがそれはすぐに期待に変わりました。
おわりにという最終章になやみの全てが要約された一節がありました。
「点と点をつなぐ」「未来のための点」
読書で得たものは点であり、その点がいつつながるか、どの点とどの点がつながるか
現時点ではわからないけれど大きな可能性を秘めたものが読書だと言う。
身になったのか…すぐに忘却しているけど…なんて心配するよりは、いくつかに注意しながら読書を続けて行きたいと思えました。
読書の方法もいくつかに分けてと言う提案があります。小説でもビジネス書でも同じ読み方をしてはダメ。コスパを考えてみてと言えのはハッとさせられました。
読書についても良いヒントがありますが、リーダー論のような部分もあります。
一を聞いて十を知る、コメント力、デザインシート。
このようなことを念頭に日々の仕事をしていきたい…そう思いました。
タイトルは読書ですが、後半はビジネス・チーム・リーダー…社会で役立つヒントがたくさんありました。
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読書の意義、速読と精読の使い分け、読書の活用についてかなり詳しく書かれている。
ハウツー本は多読して意見の偏りを減らす必要がある。一方で、古典は読み続けられてきただけあり、いつ・どこでも通用する普遍の真理が書かれていると言い、古典は基礎教養とも言っている。
学生時代以来古典を読んでいなかったが、さまざまなジャンルで幅を広げることも大切だと書かれていたので、読んでみようと思った。
精読では音読を推奨しており、これまでの読書法では出会わなかった方法だが、学生時代の物語の暗唱を思い出すと、文章を深く理解する、自分の内側に取り入れるという筆者の理屈もわかる気がした。
早速気になったところ、難しいと感じたところは音読してみた。
読書の活用というのはアウトプットのことだが、アウトプットを意識した読書が大切であるのは自明である。その上で、概念の言語化・変換を考え続けることで、自分のものとして応用して、人に提案できるようになると説かれていた。